佐藤屋七日町店2020.7.3オープンしました!
かねてよりオープン予定をお知らせしておりました
「佐藤屋 七日町店」を開店いたしました。
時節柄、大々的に告知して、皆様にお集まりをいただくのは
はばかられまして、店頭での告知のみにて開店。
当日は、旧大沼の破産閉店後初の旧大沼テナントの街なか出店、
しかもテナントだったもの同士がタッグを組んでの出店と
いう事で、県内全局のテレビに新聞にとどまらず、宮城からも
取材をいただきカメラではからずも密になってしまっての
開店となりました。
開店直後から、街なか出店の際などにお馴染みのお客様に
沢山にお運びをいただきまして、沢山の応援のお言葉を
賜りましたし、オープン限定で萬屋さんのリクエストで
作らせていただきました生菓子もお昼過ぎには売切れと
大変に好調なスタートを切らせていただきました。
何故にこの場所に店を出すのか?
七日町店は、萬屋薬局さんの運営するPINUSと言う
コミュニティスペースなる場所の中に、販売場所を
お借りしての営業となります。
PINUSは、七日町大通りのバス停の目の前に位置し、
中にはご自由にお使いをいただける椅子とテーブルも設置。
これで暑い日や雨の日、雪の日に野ざらしでバスを
待たなくっても良くなります。
なんなら、お求めいただいたお菓子を召し上がって
いただいたり、萬屋さんがカフェでテイクアウトでお出しに
なってるハーブティーや珈琲を飲みながらお待ちを
いただくこともできたりします!
公共交通機関で街中に出かけて、病院行くのは勿論、
お買い物したり、お食事したり、公民館で趣味の
集まりして、その後ちょっとお茶したり。
特に、ご高齢の方にとってはコンパクトな街の中で
一日を過ごせるって凄く良い事だと思うのです。
我が行く道だと思いますし。
自分たちの未来を考えて、自分たちの現場からできる
事をイメージした時、ここでの出店を決めた感じです。
実際、オープンから二日間ほど店頭に立ちまして、
バス待ちの人生の先輩方に「中でバス待てっから~っす」
と声をかけますと、沢山の方から「良いことだ!ありがとう」
とお声をかけていただき、入店をいただきました。
夢は将来、リタイアした自分が店に行き、コミュニティスペースで
菓子を食べながら、ちょっと大きい顔をさせてもらうこと。
まだまだ開店したばかりな七日町店ですが、皆様の応援で
育てていただけたら嬉しいです~
なお、今後はコミュニティスペースでの和菓子体験や、
萬屋さんのカフェとのコラボ企画としての佐藤屋八代目のカキ氷
なども実施予定です!とんがりビルさんでやって以来の
生菓子実演だけでなく、その場で提供の菓子実演もできるかも?!
もちろん、統括されます萬屋さん次第ではありますが、
ぜひこれからにもご注目くださいませ~
なお、お車でお越しの際には、ビルの西側薬局さん前に
少し駐車スペースがございます。
でもせっかくでしたら、七日町商店街の大型駐車場N-GATEに
駐車をば!佐藤屋で1500円以上のお買い物で、1時間の無料券を
お出ししますし、もしかしたら久しぶりかもな街なかそぞろ歩きも
楽しいものだと思いますので~
せっかくご縁をいただきましたし、これから街中に多様な面白いことが
生まれていくきっかけの一つとなれたら最高だな~と思っています!
旧大沼百貨店について一言。
ここのところ、明日15日からの旧大沼百貨店さんの感謝閉店セールに
ついてよく聞かれます。
有志の社員さんが集まってのお客様への御礼を込めた売り尽くしとの
ことですが、佐藤屋の参加出品は一切ございません。
ある日突然の閉店と破産の同時宣言。クリスマスにお歳暮、初売りに初市と
頑張ってくれた職人の作った菓子を、頑張って売ってくれた店の皆。
そのお代についての未払い分については一切話が進んでおらず、
その件に大きく責任を持つはずの経営陣は面子そのまま。社長さんだけが
いなくなり、新しいスポンサーさんを見つけたら「いざ再生!」では
禊が済んだとは言えないと考えております。
新スポンサー「やまき」さんの再生にかける想いについては、
本気であるならば街の仲間として応援したいと本気で思います。
老舗百貨店を新しい形に生まれ変わらせ、街中に明るいニュースと
多様性を生もうとされるのであれば、一緒に楽しい未来を作りたいと
本気で思います。
ただ、現行の形。変わらない上役と、破産に至るまでの経営についての
精算が済んでいない状態。そして競売にかけられたままの物件で、
これがどうなるかもわからない状態では、街の未来のためにもあまりに
不安です。
ある日突然、明日から無職と告げられ、この半年道を模索してきた
元大沼の皆さまの正直な気持ち。テナントとして最後まで何とか
していこうと思っていた未来を断ち切られ、かつ年間最大の売上の
ある時期の支払いも0円でコロナ禍に突入した業者の気持ち。
そこを考えるに、土地建物の所有権を綺麗にし、破産にまつわる
一切のことを綺麗にし、その上で新たな動きのための指針を示す
経営陣を一新することこそ最善と私は思うのです。
こどもの頃の楽しい思い出のたくさんある旧大沼。
閉店破産するまでの10年間、限定商品の開発や実演スペースの
設置の希望など提案して実現しなかった事がたくさんあります。
(実際それらは、県外の高島屋さんや三越さんでその後実現し
大変にご高評をいただいてしまうのですから皮肉なものです)
だからこそ、その最後であろう再スタートは、皆が
納得して応援できる、これからの山形市内を引っ張っていく
様なスタイルのものを切に願います。
「大沼」と言う店への思い入れを、悪い意味で利用する
様な形では決してありません様に。
大人は、子どもたちに「楽しさと面白さ」を提供できる
街でありたいと思います。
後ろめたい気持ちは絶対に持たずに商いがしたい。
ちょっと熱くなり過ぎで余計な発言かもしれませんが、
書かずにはいられませんでした。
七日町店ともども、街中を皆様宜しくお願いします。