最中もちょっと自由に「つごもり」グラノーラとイチジクの佐藤屋流最中です~

佐藤屋製、和菓子のアンの師匠の最中「つごもり」

【和菓子をちょっと自由に】
ここ最近、伝統の菓子を受け継ぎつつ、新たな菓子の楽しみ方を提案する佐藤屋の「今」のスタイルを表す言葉です。
野放図ではなく、伝統の技を受け継ぐ中で、それを新しい形でも見てもらう。
その上で、間口を広げて奥行きも見てもらえたらと願う八代目が考えました。

そんな「ちょっと自由な」和菓子がまた一つ。
ラム酒のあんとイチジクをバターを塗った最中(もなか)皮に蕎麦の実とクルミのグラノーラと共に乗せた一品です。
グラノーラの香ばしさとバターのコク、イチジクの酸味が織りなす味わいが楽しい一品。

もともとは「和菓子のアン」の中に登場する「師匠」が言及した、最中にドライフルーツやクリームチーズなんかも合うという言葉からイメージした菓子。

和菓子と酒のペアリングにも取り組む八代目は、ウイスキーのお湯割りなんかと
一緒にゆったりした時間を楽しむのをおススメいたします。
最中の皮をパリッとさせるためにも、少しトースターで炙ってあげると良い感じ。

最中の皮はもともとお餅。すこし炙るとパリッと香ばしくなったり、バターとの相性も良かったり。名だたる最中の名店はあれど、なかなか見直す機会のない最中を、こんな菓子を機に山形の皆さまにも見直していただきたくおススメいたします~

お一つ300円(本体)にて、佐藤屋各店にて販売中です!(本町店のみ予約限定)
佐藤屋でど~ぞ~

追)年賀状の時期には、封書として郵送できる「乃し梅~る」おススメです!
140円の切手を貼って、写真やなんか合せて100gまで!アレンジ次第で楽しいメッセージが銘菓「乃し梅」と一緒に送れます!

にほんブログ村 スイーツブログ 和菓子へ


【和菓子のアン】【アンと青春】の和菓子が現実に!銀座三越「本和菓衆」にて

佐藤屋製「和菓子のアン」コラボ生菓子三種。

11/7~11/13、銀座三越にて開催の「本和菓衆」にて、
デパ地下の和菓子屋「みつ屋」を舞台に繰り広げられる物語で
ベストセラーとなった「和菓子のアン」「アンと青春」の
「みつ屋」の菓子を再現する企画を開催いたします~
光文社文庫さんのwebでのご案内もいただいております!

師匠の最中つごもり

佐藤屋は、和菓子のアンの大ファンである八代目が、作品の中から作りたかった
菓子を再現!
主人公がみつ屋ではたらくきっかけになった「薯蕷饅頭」、初夏の「あじさい」、
作品の中で乃し梅入りとあって驚き喜んだ「光琳菊」。
その際立ったキャラクターで異彩をはなつ師匠の菓子「未開紅」や、今回の新たな
取り組みとして、自由な和菓子を提案する師匠の「最中」を現地製造!
作品のファンのみならず、和菓子好きがきっちり満足できる品ぞろえでまいります!

本和菓衆メンバーの生菓子チームが作る作中の菓子いろいろも楽しみな、本和菓衆!
今後各社からも続々とご案内あるかと思いますが、光文社さん、三越さんのご案内も
あわせてお楽しみにどうぞ~

新刊アンと青春も大好評!第70回全国銘菓展「和菓子のアン」

とは言え、それでもなかなか情報って拡散には限界があるもの・・・
皆様のご協力も不可欠です!
佐藤屋のSNS,このブログ、それぞれのご案内。
どんな方法でもかまいませんから、ぜひ拡散にご協力をお願いいたします~
以前2016年にも実施したこのコラボですが、「知らなかった!」と残念がられる
こともすっごく多かったのが一番悔しかったので!

特に作品のファンの皆様とともに、本当になった「デパ地下のみつ屋」の
菓子を目の前にして語り合うのを楽しみにしております~!

にほんブログ村 スイーツブログ 和菓子へ


佐藤屋秋の感謝祭10/25(木)~/28(日)開催です~

佐藤屋秋の感謝祭2018

毎年皆さまからご高評をいただきます秋の感謝祭10/25(木)より28(日)までの
4日間にて今年も開催いたします~
本店・本町・東原・北の4店舗にて!
期間中はチラシの様に、定番から限定品までを特価にてお送りします!
佐藤屋一同頑張ってまいりますので、ぜひお運びくださいませ~!

今回の品物の中では新作「キャラメルバナナどら焼き」がお気に入り。
かなり洋菓子風のクリームは、バナナの香りとキャラメルの香ばしさが
たまらない感じで、珈琲と一緒に楽しんでいただけたら面白いです!

また、定番の乃し梅は、原材料価格の高騰もあり、品質を保つためにも
11月からの値上げを決定いたしましたもので、お日持ちもいたしますから
コアな乃し梅ファンの皆様はお買い置きをおすすめいたします~

毎度のことながら、相変わらずの新聞折り込み(山形新聞さん)中心の
告知でございますので、「知らなかった!」のお声をいただきます。
このブログなどシェアいただきまして、皆様のお知り合いで佐藤屋の菓子が
お好きそうな方に情報お届けいただけましたら幸いです~

 

にほんブログ村 スイーツブログ 和菓子へ


モンテディオ山形を応援したい!しかも和菓子の力で@9/30NDソフトスタジアム

佐藤屋は、全力でモンテディオ山形を応援しています!

ああ、この写真の頃から何年が経ったのでしょうか。腕の太さはずいぶんと細くなってきましたが、未だに一般の方よりはかろうじてマッチョでおります八代目です。

上の写真を作ったのは、モンテディオ山形を応援する菓子「頂」を作った時。
1000円の販売額から実に200円を寄付することをお約束する商品と言う事で、
「一部が支援に」とか言われて「いくら位なんだろう?」と釈然としないものを
感じておられたサポーターの皆さまから、大変な反響をいただきまして、ここ数年はマグネットリボン募金と合わせますと、なかなかの支援ができました。
(2017:74200円、2016:114600円)

2015年の頂の販売開始の頃の文は熱だけがあふれ出てますが参考にどうぞ!?

そして本年、また継続での頂の販売はしておりますが、現時点で325本=65000円。
年々下がっている・・・ 新鮮さが無くなってきてるんだと思います。
昨年はマッチデープレゼントとかもあったし、露出も多かったとか。
一昨年は初市でデビューにあたり、いきなり完売のスタートダッシュあったとか。
色んな要因はある、あるのはわかってます。けどやっぱり、飽きられる、マンネリ。

2018.9.30モンテディオ山形対松本山雅での佐藤屋生菓子セット

そんな中でいただいた「山形市民応援デー」での出店のお誘い。
そう、もう明日9/30に迫った松本山雅との試合での出店です!
その場で、佐藤屋の中小企業的スポンサード活動の本年度のアピールをしたいと思います!

【和菓子セット1000円の販売額から500円を応援に!】

通常販売する頂が募金として使うのが2割に対して、今回の試合会場限定の生菓子セット(箱の中身は写真のものの中からランダムになります)は何と5割!!!
限定数が100箱なので、完売した場合には2016年と同じ100000円オーバーの応援が可能です!(実に賛助会員2口分です、佐藤屋は正会員1口と賛助会員2口分程度加入してるのと同じくらいになるわけですね)

僕らの様な規模の企業では、おっきな会社と違ってお付き合いのためにある程度用意をしているお金と言うのが、なかなか用意ができません。
物が売れてはじめて、支援と言うのができる様になる。
毎年それが繰り返されていきます。
そんな中でここ数年は正会員としてスポンサードをしてきていますが、やはりモンテディオ山形を支援する事にはメリットがあるぞ!と思わせる成果を出して、他の今は賛助だったり、何も支援しておられない企業さんなどにアピールしたい~と思うのが、「サポーターからスポンサーになった企業主」としての想いです。

チームの成績に左右されるスポンサーではなく、クラブの環境に好影響を
与え、そこから恩恵を受けられるスポンサーでありたい。

「モンテを応援するために使う」お金を、モンテを応援する皆様が喜んでくださるお菓子で生み出す。和菓子屋の現場からできる応援の、正しい流れはこれかと思います。

今回、松本山雅戦は「負ければ昇格戦線離脱?!」なでっかい一戦。
菓子は「青白」のものにこだわり詰め合わせます。青白はクラブの色。
そして白い丸の菓子は「白星」です!
ぜひ、気持ち切らさず最後まで応援していきましょう~!
皆様にお会いできるのを、楽しみにしております!

 

にほんブログ村 スイーツブログ 和菓子へ


花笠まつりだけのコラボイートイン!佐藤屋と本町金六さんのコラボのお知らせ!

昨年、自分たちが食べたいものをお出しできる場所をつくりたいな~、できればお祭見ながら、と言う動機でいきなり始めましたイートインスペース@丸京ゆうき(佐藤屋本町店南側)
今年はさらにパワーアップをいたしまして、昨日の初日から開催しております(お知らせ遅いのは毎度申し訳ございません。現場至上主義って言い訳・・・)

今年の目玉は上の写真の「乃し梅カクテルティー」500円!
乃し梅シロップの可能性を探る中で、紅茶のワークショップなども開催されます金六さんの奥様が考案されたノンアルコールカクテルですが、これが良い!
世に数あるフレーバーティーの中でも、夏にこれは最高です間違いない!
花笠期間だけの限定かもしれないので、ぜひこのチャンスを逃さずどうぞ~

そして、昨年も大好評だったガーベルさんのソーセージの盛り合わせ!
店内からお運びしますプレミアムビール「熟撰」との相性もバッチリです!
何より、付け合わせにズッキーニのマリネソテーとか、紫キャベツと紫タマネギのマリネが付くところが、とにかく良い!
屋台的なメニューで付け合わせまで考えてくれるところはないですよ、あんまり。
野菜にこだわりある店主の主張がビシビシくるメニュー!

そして、そんな野菜へのこだわりがビシビシくるメニューのもう一つがこれ!
チキンボールのトマト煮込みです!
こちらはマリネしたパスタと一緒に出てくるのですが、これがまた美味しい!
トマトソースと一緒になると、すんごく味わいが深くなってたまりません。
ちなみに八代目一家の晩御飯はこれでした(笑)

お祭の重心が、どんどんと北側の市役所と文翔館の方に行ってしまう中、ささやかな抵抗と、新しい名物スポット作ってやるぜ~みたいな気合で始まった、地元で商いする面子のイートインスペース。

昨晩は、モンテディオの連の皆さんを、雨にもかかわらず集ってくださった同志と、
通りにいてしまったために風船渡されて巻き込まれてくださった皆さまと一緒に応援したり、独自の盛り上がりを見せております?!

「この日、この時、この場所にしかない」そんな時間を目指して。
今日も仲間と一緒に楽しんでお待ちしております。
花笠まつりも、佐藤屋でど~ぞ~(かき氷もちゃんとやってますから!)

にほんブログ村 スイーツブログ 和菓子へ


IWC2018山形チャリティ試飲会【大盛況に感謝申し上げます】

IWC2018山形市長と八代目

IWC2018山形開催記念、文翔館でのチャリティ試飲会においでの皆さま、御礼が遅くなりましたが、本当にありがとうございました!
会場は11時のスタートを待たずに長蛇の列、こんなにたくさんの人が集まる「日本酒」の力まざまざでしたね。
佐藤屋は和菓子屋ですが、朝一開店前から覗きに来てくださる方が多く、最後まで待たずに完売!和菓子と酒に高い評価をいただき、感激でした!

当日の朝は、9時台には静かな感じの街でしたが、10時を超えるとなんだかざわざわと人が増え始め、開始30分前となる頃には、IWC出品酒も県産酒もどちらもが行列に!県産酒のコーナーの前にあった佐藤屋ブースですが、湯殿山神社方向への行列の後ろが見えず驚きました。

なお、当日のシステムなどについての説明を探し、このブログをご覧いただいた方が相当数いらっしゃった様で、朝一から「ジェットストリームアタック!」とか声をかけていただく事が多かったのにびっくりでした(笑)

その理由は、前回のご案内の記事でもご紹介いたしましたこの「黒い三連星」!
和菓子と酒のペアリングに取り組んできた中で、特に面白がってもらえそうな菓子を選んでみたところ「どれも黒メイン」であったことから考案した名前ですが、実は高さも階段状にしたりして「飛び越える役と踏み台役」を菓子にも設定した細かさもウケた様です(真剣な話)。
黒い三連星のパッケージ佐藤屋

なお、パッケージに貼ったラベルの星は三連星。
もちろん赤いのはモノアイをイメージしております。この辺は、お近くでガンダムがお好きな方におたずねくださいませ。

IWC2018山形チャリティ試飲会の佐藤屋ブース当日の佐藤屋店頭は、潔いこの三点!
黒い三連星、乃し梅のシロップ、シロップのソーダ割。
おとなりではメンチカツ(呼び込み凄かった~ギャル曽根さん絶賛だったらしい一品)、芋煮(盛の具合について佐藤屋に訴えてこられる方いらっしゃいましたがどうにも・・・)、牛串などのいわゆる「しょっぱい系」で、当然ながら甘いものは無し!
唯一と言って良かった糖のものは天童のカキ氷でしたが、逆サイドだったのでどんな様子か見えずでした~(泣

開店時には冒頭の写真の様に山形市長様にも視察をいただき、ついでに乃し梅のシロップを試飲していただきました。
甘いものと酒?と疑問をお持ちだった様ですが、ここに「爽やかな酸味」が加わることで、「良いかもしれない?!」とおっしゃってただけに、当日お酒とともにお召し上がりいただけなかったのが残念!次回に期待しましょう(いつになるやら)

イベント開始後は、行列をしておられた方が、少量ずつの日本酒の試飲で喉が渇いた、と「や和らぎ水」をお求めいただく事が多く、そこで美味しさに気づいていただきましての「乃し梅のシロップ」のお求めにつながりました!

なお、黒い三連星はきっぱり二手に分かれる結果に!
美味しいvsまずい、ではなく「ガンダム好き」と「好奇心強い酒好き」で。
まったくもって公式商品でもないわけで、あくまで名だけを見て「これください」ってガンダム好きな同志の皆さまには、そっちのネタでお返ししておきました(笑)
好奇心強い酒好きの皆さまは、実際にすぐにお酒と合わせてくださいまして、中には「この会場のアテの中でダントツ!」と何度もお求めいただき、周りにも宣伝してくださる方も!

次回にでも書こうかと思っておりますアフターパーティー「あとのまつり」でも提供をしようとしていた三連星は、かくして11時から16時までと言う限られた時間のイベントの、早い時間に売り切れたのでした。

(怒涛の勢いと長い行列、爽やかな青空に恵まれたお昼編はここまで!次回は夜編に!)
ここでお知らせです!
5/30(水)より6/5(火)までの7日間、横浜高島屋さんでの「山形展」に佐藤屋が出店いたします~!横浜、年に一回かもな登場です。お近くの方はぜひ!
たまゆら、乃し梅のシロップなどもお持ちします!
なお、実演がございませんので私が乗り込むかは未定です~

にほんブログ村 スイーツブログ 和菓子へ


こどもの日「はたらく車大集合」山形市中心街の歩行者天国イベントです!佐藤屋も勿論もりあげますよ~

はたらく車大集合の佐藤屋本町店前

5/5(土)のこどもの日。佐藤屋本町店のございます中心街は歩行者天国「はたらく車大集合」が今年も開催でございます!
もちろん佐藤屋では今年も「柏餅」がメインでございますが、高評いただきます「みみシリーズ」や、今年初の「自家製シロップのカキ氷」も実施いたします!

もちろんメインははたらく車の展示や試乗に体験ですが、案外とお子さまが何かを
召し上がる場所がなかったりいたしますもので、佐藤屋本町店の前につくる出店は、ここ数年でかなり認知度もあがり、なかなか盛況でございますことに感謝!

柏餅にしましても、鯉のぼりの形の箱に詰めて、沿道あるく皆様にアピールをし始めましてから、毎年たのしみにお子さん連れの方がお求めくださいます。
行事ごとが薄れていく中で、このタイミングでイベントのある街でいてくれることに感謝!

佐藤屋前でのかき氷機用意

数年間から、まだ肌寒いかな~とか言いながら始めたカキ氷は、年々みなさまのごく表により、名物への道を歩みまして、昨年までには何度もかき氷専門誌(マニアの方の熱がすごいです)に掲載をいただく様に!
ちょっとお天気が心配ではありますが、もちろん今年初なので元気よく行きます!!!

今年も「乃し梅・いちご・愛媛れもん」の本物の果実とお砂糖だけで作る、自家製シロップとふわふわの氷の取合せをお楽しみくださいませ!
ちなみにこのイベントはお子さま中心になりますのでお酒の提供はございません悪しからず(笑)

佐藤屋の乃し梅シロップ

そしてなんとこのカキ氷から生まれ、お土産に待望のお声をいただいていた乃し梅のシロップがついに登場!限定40本1000円でのテスト販売となります!
現在は賞味期限の実験中でして、保証できる期間が1か月ですもので、あくまでテストと銘打ってのものになりますが、中身はいつもの本物!

ご家庭で炭酸で割ったり、ウイスキーや焼酎で乃し梅ハイボールに乃し梅チューハイなんてのも楽しめますし、お醤油で半分に割り、生姜を足したらばお肉との相性も最高な万能調味料です!

想えば「自家製シロップ全面禁止」のお達しで、一時は休止に追い込まれそうだった、佐藤屋の自家製シロップかき氷を諦めずに応援してくださいます皆様にお応えしようと、必死で資料を提出し検査や相談を受け、カキ氷のみに限り認可を得た数年前。

そこからの盛り上がりでもって、今度は山形県からの正式なプロジェクトとして、このシロップが販売できる様になるなんて、ものすごく感慨深いものがございます!
メディアでのご紹介もインパクトあったのか、かなりのお問合せをいただきますのに、心苦しく思っておりましたが、ついにですよ皆様!

2016はたらく車大集合、佐藤屋前の行列!

今年のお天気は、現時点では微妙ですし、基本的にははたらく車を見においでのご家族連れの中心なイベント。
毎度大人気の「みみシリーズ」への行列がどれくらいなのかは予想がつきませんが、皆様でゆずりあって、楽しくお買い物をいただき、連休のイベントを街中で過ごすきっかけや、山形を訪れていただくきっかけの一つに「佐藤屋」の菓子がなれたなら、私たちにとって、これ以上の幸せはございません!
皆様のお越しを「本町店」でお待ちしてます!

追:もちろんのこと佐藤屋各店は営業しております!並ばずに「柏餅」などをお求めになる場合には「お電話などでご予約」の上で佐藤屋各店でどうぞ~
おまちしております~

にほんブログ村 スイーツブログ 和菓子へ


新作ラッシュ気味「和菓子をちょっと自由に」佐藤屋でど~ぞ~

なんとなく春めいた光の射し込む日の多い山形ですね~
佐藤屋では春の新作、限定品が登場してきました。
あいかわらず「和菓子をちょっと自由に」とスタイル全開でいこうとする八代目とその職人仲間が考え出し、店の仲間からあ~だこ~だとダメだしされたりしながらワイワイと登場する新作たちです?!

まずはお彼岸の限定となります「八代目流春彼岸餅」!
聞いてエスニック、食べたら和、なホクホクのひよこ豆。
ザクザクくるみをまぶしたラム酒と黒糖餡。
真ん中にイチジクのラム酒煮を忍ばせた黒糖餡。
この三種類を詰めた京風の細かな道明寺の牡丹餅になります。

本店だけの限定になりますが、お彼岸期間で中日くらいまではお出しできるかと!
三個で800円となりますが、お試しいただく価値ある品かと思います!?

また、洋菓子の女性職人が「自分が食べたい一品」を実現しました「ひなた」は、
杏の果肉、ゼリー、ムース。キャラメリゼしたクルミ。クリームチーズの三層仕立。
こちらはTwitterなどSNSにアップしたところ反響大きく、佐藤屋各店にて販売をさせていただいておりますが、大好評です!

特にキャラメリゼしたクルミのほろ苦さの具合が良い!
これまでの佐藤屋には無いテイストと、どことなく和を感じる「たまゆら」的な雰囲気が良い感じです。

どっちかと言うと八代目のキャラと感覚を全開にして走ってきた、ここんとこの佐藤屋でしたが、ここに来てその感覚を共有してくれる職人仲間や店の仲間のアイディアから生まれてくれるものに加速感が出てきた気がします(あくまで個人の体感ですw)

これまで培ってきた仕事を、少しずつもっと良くしていく仕事をする職人。
新しく生まれた菓子を、年々良くしていく職人。
これからの感覚をもって何かを生み出す職人。
自分たちも「好き」と言える菓子をお客様に届けようとしてくれる店の仲間。

これからも「和菓子をちょっと自由に」を体現し、自分たちにとって面白い店を「面白いでしょう?!」とお客様に伝えられるような店になれるよに走ります!

にほんブログ村 スイーツブログ 和菓子へ


 

山形の商家に伝わる年末年始の行事もすまし、新年の仕事スタート!【山形十日初市のご案内含めて】

山形、佐藤屋の上生菓子「酉」の「とりどり」

新年あけましておめでとうございます!
旧年中は、特に佐藤屋190余年の歴史の中でも、色々と新たな事にとりくみましたが、沢山の皆様からの応援をいただき、本当にありがとうございました。

新年も、これまで培い、受け継いでまいりました技をもって、新たな若い感性を加えました和菓子でもって「和菓子をちょっと自由に」、山形を楽しんでまいりますので、応援とご指導の程、宜しくお願いいたします~

さて、昨年に十字屋山形店のテナントを閉店いたしまして、何年ぶりかわかりませんが「全店休み」となりました元旦。
八代目は、大晦日・元旦ともに、家族とのんびり公園で遊ぶ以外には、お年取りに新年と、家に伝わります行事風習を行っておりました。

山形、佐藤屋に伝わるお年取りの宴

佐藤家では毎年、風の神様をお招きし、お膳を並べて、お年取りの宴を催します。
神様の分のお膳も当然ご用意し、四つ角まで灯りをともし、当主と跡取りらがお迎えに上がります。
皆で家族の無事を感謝し、大晦日の一時を過ごし、最後にはまた四つ角まで、折詰を用意して、神様をお送りいたしまして、一年を締めくくります。
これに先立って、店の中の本神棚・歳徳神(恵方巻で有名になった?その年をつかさどる神様)・恵比寿さんに大国さん・かまどの神様・お稲荷さんにもお供えをし、一年の無事を感謝してお詣りをして回ります。

そして元旦も、同じく店の中の神様につきたての餅をお供えし、お詣りしてまわりましてから、新年の席に入ります。
その後、お稲荷さんの祀られております山形市の千歳山までお供えをしに、家族皆で登りましてお詣りもいたします。

佐藤屋の稲荷さんは千歳山に(山形市)
千歳山稲荷の本殿前。電灯は何と、佐藤松兵衛寄進。

最近では周りの商家でも、あまりこの様な風習を行うところも少なくなったようでして、あまり周りに聞きましても、話が合う事はございませんが、伝えてきたことを、また次に伝えていくというのは、止める事は簡単で、続ける事は難しく、それだけでもう価値があるのかな、と思います。

こうして、お休みまでもが一風変わった感じになってしまいます老舗の暮らしですが、合間には公園で遊びまわったりなんだりもしてますのでご安心を?!

で、大晦日と元旦をお休みいただきましての新年2日の初売りは、お正月の数日だけ一旦登場をいたします「桜餅」「うぐいす餅」や、すっかり定番となりました「はなびら餅」を中心にして、朝はゆったりと、そしてお昼に一気に、たくさんのお客様においでをいただきました。

特にお安く、いわゆる初売りセール的なもののございません佐藤屋の初売りです。
それでも、この時だけしかない菓子は登場しますので、それをお目当てに、お土産をお求めに、お客様がお運びくださいますのは、本当にありがたいことでございます。

本年の初売りの感想ですが、ずいぶんと「上生菓子」をお求めいただくお客様が増えたな~と。
昨年もたくさんのワークショップや実演の機会をいただき、また事あるごとに限定のものをご提案いたしましたことで、ぐっと身近なものになったのかと、喜んでおります!

山形、佐藤屋の干支の生菓子「ここでひとこえ」

初売りでは、冒頭の感じに色々な姿で表しました「酉」のねりきりを中心として、菅原道真公の「飛び梅」をイメージしましたねりきりに、光琳の梅を模し、中に梅羊羹の角切りをしのばせたういろうや、山芋の餡の酉のキントンを詰めた「ここでひとこえ」と名付けましたセットが、大変に好評でした。

生菓子は、店の中で最もお値段も割高ですが、銘に姿に味にと、奥深く面白いものの詰まった菓子です。
これをお求めのお客様が増えているかも、なんて「菓子の楽しみ方」をより深めてらっしゃる方が多いのかな~と嬉しくなっております。

「可愛い」が入り口となってお求めをいただき、他も共にお召し上がりを頂く際に、箱と共にお渡しをいたしました「しおり」に書かれた「銘」やその姿や味の意味をお読みいただいて、ファンになったと仰っていただいた事も何度かあります。

なんだかまとまらなくなってきましたが、伝統の行事も技も受け継ぎながら、それでいて囚われずに走り回る「若い老舗」を実現すべく、今年も職人仲間・店の仲間と共に、周りをすこ~しずつ巻き込みつつ走ります!

応援とご指導、宜しくお願いいたします!
あ、ご案内を忘れてました!【1/10(火)は山形十日初市です!】
恒例の売り出しは、佐藤屋 本町店の前の特設出店にて10:00スタート!
お見逃しなく~!

にほんブログ村 スイーツブログ 和菓子へ

山形でも当然?!「和菓子のアン」の菓子、佐藤屋にあります!

佐藤屋製「和菓子のアン」コラボ生菓子三種。

東京は日本橋三越さんにて、二回に渡り行いまして、
大変に御好評をいただきました、小説「和菓子のアン」「アンと青春」と
佐藤屋八代目も加えていただいております「本和菓衆」とのコラボ企画。
作中に登場する生菓子は、ファンの皆様が「一度は!」と思っておられる
ものが、それぞれにございまして、「山形でも!」とのお声を沢山に
いただき、ついに実現をいたしました!

【「和菓子のアン」「アンと青春」作中の生菓子】
販売店舗 佐藤屋本店・本町店・東原店・北店
販売品目 「はじまりのかがやき・みつ屋のお饅頭・光琳菊の三個入」

まずは上記の形でスタートです。
もちろん、それ以外の菓子も作中に登場いたしますし、自分でも作って
みたもの、やってみたいものがございます。少しずつ内容を変えながら、
山形の皆様にも、作品も併せて楽しんでいただける様にと思っておりますので、
ぜひ店頭にてご覧くださいませ!

和菓子のアン「光琳菊」佐藤屋製

なお、第一弾で登場しております菓子について少々。

【光琳菊】
作中で「のし梅を遊び心で入れてある」との記述に、八代目の興奮度マックスになった思い出のある菓子です。
外側はういろう(米粉の多い餅っぽい生地)製で、中は白餡で梅羹を包んだもの。
「エッジが効いてて梅に見えない、まるでスマイルマークみたい」と主人公が思うこの形は、江戸期の絵師、尾形光琳によるもので、実はけっこうな伝統の意匠。
和菓子屋さんだと楕円の丸に真ん中をくぼませて黄色い丸をつけることが多いですが、作中ままの不思議な形で。

 

 

和菓子のアン「はじまりのかがやき」佐藤屋製

【はじまりのかがやき】
「和菓子のアン」の続編、「アンと青春」に登場し、後半の話のカギを握る菓子。
作中の主人公になったつもりで、こちらも作中に登場する「師匠」(先日コスプレ姿を披露してお馴染み?!)の感想からイメージし、形にしました。
作者の坂木先生からもおほめをいただき、すごく嬉しかった一品(直筆コメントまでいただきました!)

動かない水、濃い青、うっすら透ける銀杏など、キーワードから組み立てて作った菓子は、
中にひそませた栗の存在も嬉しい、半錦玉(餡を少し混ぜた寒天)と上南羹(餅を粉にしたものをまぜた寒天)のかさねたもの。
もっちりとした食感が楽しい菓子です。

これに加えて、本の表紙にもなっている「みつ屋」の焼き印の入ったお饅頭をセットにしました。
このお饅頭は、主人公が作中の「みつ屋」でアルバイトをするきっかけになった菓子でもありますので、絶対に外せないな、と(笑)

佐藤屋秋の感謝祭にあわせて、各店の店頭にお出しをしたのですが、やはりファンの方はお待ちだった様でして、なかなかに好評で品切れの際もございます。
ふだんの菓子も作りながらとなりますし、生菓子でもございます。品切れもなんとかご容赦をいただきまして、どうしてもの方はご予約をいただきながら、少しずつ楽しみながらお出しをしていけたら、と。

何よりも、八代目自身が本当に好きで、菓子職人になってからは「いつか作りたい」と思っていた菓子の数々。
本の中の情報から菓子を仕上げていく、という試みは刺激的で、いつもの自分とは違う菓子が登場していきます。
そんな「ちょっと違うぞ」な部分も含めて、ご一緒に作品と菓子を楽しんでいただけましたら幸いです!

にほんブログ村 スイーツブログ 和菓子へ