やはり気になる梅の出来具合。山形名物は山形の梅で!

ここのところ全国的に、突風だ台風だ大雨だとおかしな
お天気が続いてございます。
山形も、この時期から暑い日が続き既に30度越えてきたりと
夏の雰囲気にまっしぐら。梅雨はいったいどこへいったのやら?

そんな中で一番佐藤屋が気にしているのは梅の育ち具合。

さくらんぼが一段落すると収穫の時期を迎える梅なのですが、
その中でも佐藤屋が「乃し梅」に使う梅は完熟梅のみ。
そこも気を揉むポイントです。

何故完熟梅だと気を揉むのでしょうか?
一般的に皆様がご存知の梅と申しますと、写真の様な
青梅だと思います。ただ、のし梅の色と言うのは黄色に
なりますが、あれは何も着色をしておるわけでは
ございませんで、完熟した梅の色なのでございます。

青梅でしたら、熟する前に収穫をいたしますので、
まあある程度アバウトにこの位、と見切りつけての収穫が
可能ですね。何しろそのまま召し上がるのではなく、
梅干とか梅酒とかの加工に使いますので。

ただ、完熟梅ですとそうはまいりません。
毎日木の様子を見て、熟するタイミングを見極めての
収穫になりますし、熟すればそれだけ木から落ちやすくも
なってきますから、天候次第では、もうすぐ収穫と言う
梅の実があっさり落果なんてことも何度もあるのです。

まして今年は梅の受粉時期には例年にない雪や
寒さに見舞われまして、心配の種は尽きません。

それでも、毎年お世話になってきた農家さんに、
新規の契約栽培に取り組んでくださってる農家さんまでの
ご協力のおかげで毎年同じように美味しい乃し梅を
お届けする為の、質の良い山形産の梅ができるのです。

今時は、世界中から原料を集めて、少しでも安定して
いつも同じ品質を求め、世界中と商いをするグローバルとか
言う時代だそうでございますが、八代目はそれが結構嫌い(笑)

地元で、目の届くところでちゃんと作ってくれたものだけで、
目の届く場所で作ったものを、顔の見えるお客様に届けて
喜んでもらうっていうのが商売の基本だと思います。

宅急便で送って、振込みされて、で商いが完結するんでは
美味しかったのかどうかから始まる世間話もできやしない。

願わくば、意地張ってでも地元とかローカルにこだわった
菓子作りを続けて生きたい佐藤屋です。
皆様も、どこかで佐藤屋の乃し梅をお召上がりになりましたら、
山形の梅の農家さんからつながって、佐藤屋の工場の職人が
仕込み、山形のパートのおばちゃんたちが一枚ずつ手で
竹皮に貼り付けた、その手間とこだわりを、ちらっと思いながら
味わっていただけたりしたら幸いです。

畑へとひた走る
写真は畑への道をひた走る九代目(笑)
こうやって、育つ中でも自分の家の商売がたくさんの人に
支えられてるってのを少しでも感じてくれたら、なんて親は
思っているのですが、彼にとっては好きに走って怒られない
フィールドを与えられた嬉しさのみの様でした・・・