街なか再始動します佐藤屋。

本日は大事なおしらせが一つございます。
皆様に長くご愛顧をいただきました「佐藤屋本町店」
を5/23(土)をもって発展的に閉店いたしますことを
ご報告いたします。

初市などイベント時のイメージが強く、こちらが本店だと
思っておられる方も多かったのが、この本町店でした。
八代目としてここ10年、必死にイベントの盛り上げの
ための策を考え、イベントごとに新商品や新規格を
投入し、結果ここで生まれた「乃し梅氷」は新しい佐藤屋の
名物にもなりました。

2017花笠まつり佐藤屋の行列

ただ、今年1月の大沼デパートさんの破産と、
中心市街地の居住人口や就労人口の減少と
高齢化の影響は大きく、もっともにぎわった頃からの
賃料に見合うだけの売上を、常から生み出すことは
難しくなってきたのは事実です。
人通りも、以前と比べたら実感できるレベルで、しかも
加速度的に少なくなっているのが、この数年の本町でした。
それでもなお、反転攻勢の目はあると信じて、本町で
頑張り続ける選択肢もあったかもしれませんが、自分に
とっては良くとも、働いてくれる皆のモチベーションや
売上と支出のバランス、コロナウイルス感染拡大にともなう
社会情勢の変化を考えると、ここが限界と決断しました。

ただ、それでもやはり中心街、コンパクトな地域で買い物が
できる場所は街にとっては必要だと自分は思うのです。
車社会だとしても、それは人口構成も考えたら、ずっとは
続かない。続けてく訳にはいかない。
車に乗って、郊外のモールに行けなくなった途端に、ネットショップか
宅配に頼る様になるんじゃ、なんだか味気ない。

なんとなく、ふらっとバスか自転車、徒歩でもって出かけて行って、
ブラブラしながらお茶したり、友達と待ち合わせて飲み食いや
趣味の活動したり。
そんな場所がコンパクトに、アクセスしやすい場所に必要。
少なくとも、自分がおじいになった時に、そんな場所が欲しい。

そこで、考え抜いた末、旧大沼デパートと本町店の
二店舗を統一して、「佐藤屋七日町店」を構えることを
決断しました。
7/3の開店予定で、旧大沼から50m南側、萬屋薬局
七日町ビルに「佐藤屋七日町店」を構えることにいたしました!

今後、中心街は今よりさらにコンパクトに、
ギュッと中身が詰まって、歩くのが辛くない位の
サイズ感で展開されていくべきなんでないかな、と
自分は考えてます。

その中で、老舗としての存在感を発揮していけたらと
思っております。
新店舗には、萬屋薬局さんのカフェスペースも設置を
されるとのことで、もしかしたら実演とか、カキ氷とか
自分の提案する薬膳メニューみたいなものも提供が
できるかもしれません?!
可能性がある場所に、より未来を感じられるようなことを
仕掛けて行きたいと思っております~


自分たちが将来、暮らしていける、暮らしたい街へ。
自分たちにできることから動いていきます!
ご期待いただき、引き続いての応援を賜りましたら
幸いです。宜しくお願いいたします。

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緊急立ち上げ佐藤屋ネットショップ!

山形、佐藤屋の「乃し梅」はガラスを張った板枠に一枚ずつ薄く寒天や梅を煮詰めたものを流し込み、二日程干して仕上げる工程が独特です。

コロナウイルスの感染拡大に心をざわつかせるこの頃です。
日頃から応援をいただきます皆さまも、それぞれの土地で不安な日々を過ごされている事と思います。

佐藤屋は現在、感染予防の対策を自分たちで考えられる範囲でしっかりと行いつつ、感染の収束後にある社会が経済の焼け野原であってなるものかの想いと、お菓子でほんのひと時でも「ほっとする時間」をお届けできたらの想いで営業を続けております。

ご来店をいただきますお客様におかれましては「マスクの着用」、「手指のアルコール消毒」「可能な限りご予約をいただいてのご来店」の三点をご協力いただきたく、切にお願い申し上げます。

佐藤屋の乃し梅を短冊に切った「うめしぐれ」の製造風景。

そして、ここのところの全国の百貨店さんなど卸先の休業で、江戸期からの佐藤屋の定番「乃し梅」「梅しぐれ」をお求めいただける場所がすくなっております。

ハマった人にとって唯一無二の菓子となる「乃し梅」「梅しぐれ」は、佐藤屋にとっても売り上げの屋台骨。
毎日毎日手作業でつくり、日持ちも良いことから、佐藤屋から全国にお届けをしておりました。
が、現在はコロナウイルスの感染拡大の懸念もあり、いつも販売をいただいております百貨店さんやセレクトショップさんも休業や短縮営業多発。

お求めになりたくともお求めいただけない。
佐藤屋には在庫があるのにお届けができない。
結果として、佐藤屋も大変苦しい状況となっております。

そんな中、SNSを中心に「巣ごもりセット作ったら需要ございますか?」と投げかけてみましたところ、ありがたい事に、沢山のお客様から「あるよ!」のお声をいただきました。

正直、配送業者様だってどこまで続けて行けるか、凄く大変な判断を迫られている時だと思いますが、需要があるかもと思ったら即動くべきだと思い、緊急にECサイトを立ち上げまして、まずは日保ちしてコンパクトな乃し梅・梅しぐれのセットをお届けしたいと思います。
【佐藤屋のオンラインSHOPはこちらからご覧いただけます】

江戸期の山形に伝わった梅の気付け薬を元にして、佐藤屋代々に渡る試行錯誤の上に、現在の形に完成させました「乃し梅」は、完熟梅、砂糖、水飴と寒天だけのシンプルな素材を、職人の勘で煮詰め、ガラス張りの型枠に流し込み、2日間乾燥させる独自の製法で仕上げましたものを、丁寧に手包丁で裁断し、竹皮を付け包装するまでの全てが手作業の菓子です。

芳醇な完熟梅の香り、独特のもっちりとした食感、バツグンの日保ち。数ある「のし梅」の中でも、もっとも梅の味わいの濃く、梅の菓子がお好きな方にとって比類なき一品とご高評をいただいております。

「梅しぐれ」は、乃し梅を短冊に切り分け砂糖をまぶしたものを、さらに一日乾燥させることで、ドライフルーツの様な食感に仕上げた菓子で、手をあまりよごさずに、袋を開けてそのまま食べられる気軽さで人気の一品です。

今回は、「乃し梅5枚入」「梅しぐれ140g入」をそれぞれ2袋ずつを入れましたセットを、巣ごもり生活応援用【送料込特別価格】にてお届けをいたします。

佐藤屋を応援したいけど、出かけるのは自粛でお求め頂く事ができない、そんな皆様の、応援を賜りましたら幸いです。
皆様の応援を頂き、美味しい菓子をお届けして、コロナウイルスに負けずに頑張りたいと思います。
何卒、この機会に佐藤屋の銘菓を見直すチャンスに、これまでのご愛顧を更に深めていただくチャンスにとしていただけましたら幸いです。

山形「佐藤屋」ののし梅に使う完熟梅は、山形の農家さんとの協力で契約栽培を進めています。収穫には佐藤屋の職人チームが行くことも。

※送料込の価格となります。
※賞味期限は短くとも6月中旬以降までございますので、ゆっくりお楽しみいただけます。
※1点ごとにレターパックでのお届けとなります。複数お求め頂きました際は、複数口でのお届けとなります。
※日曜と水曜は受注担当がお休みをいただく事がございます。自動返信以降のメールは翌日にお出しいたします。担当一人仕事ゆえ、ご理解の程お願いいたします。

現在はお支払方法が「銀行振込のみ」となっておりますが、クレジット会社の審査や契約の締結に時間がもう少し要る事から、我慢ができずの立ち上げとなりました。
今後お支払方法や品物も追加してまいります予定です。
取り急ぎのご案内となりました事をお詫び申し上げますと共に、皆様からの応援を心よりお待ちいたしております。

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忘れてたわけじゃないんです・・・

5月の更新依頼、完全に忘れ去られたかに見えた、八代目のブログ・・・
決して忘れていたわけでは無いんです。ほんっとうに忙しくて、
各種SNSだけの更新で済ませておりましたのをお詫びいたします。

最終更新以降は、藤崎百貨店さん(仙台)のお中元や、地元のお中元。
さくらんぼ祭(6月)、南十日町商店街まつり(7月)、花笠まつり(8月)。
若き匠たちの挑戦、通称ワカタクのファーストシーズン最終回(玉川高島屋)。
そして恒例の和菓子と酒を日本酒の蔵元様、ワイナリー様と!
日頃の仕事に加えて、イベントも続きまして、かなりの追い込みを
いたしました!
ここのところでは一番の忙しさに、最後はお盆に膝が悲鳴をあげたことは、Twitterのフォロワーの皆様には有名なお話し(笑)

めちゃくちゃ元気だった玉川ワカタク頃w

今現在は、ずいぶんと元気にやってますのでご心配なく?!
とはいえ、SNSいろいろやってますが、それぞれ横断して
みてくださる方ばかりではなく、ブログ読者の方からの
ご心配をいただくお声もあったもので~

で、今やってるのがこちら!
わりあい切実に出展者さんが集まって無いので、
お近くの方にお声をかけてくださったら嬉しい
【街なか賑わいフェスティバル】のフリマエリアの
取りまとめをしております~

などと言う事で、お申込みお待ちしております!
そして、10/12土曜は、歩行者天国でお待ちしておりますよ~
皆様、こんごとも元気に頑張る「若い老舗」を気にかけて
くださいませ!?
ブログ更新止まってるけど大丈夫?元気ですか?のお声に
励まされた八代目でした~

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山形の商家に伝わる年末年始の行事もすまし、新年の仕事スタート!【山形十日初市のご案内含めて】

山形、佐藤屋の上生菓子「酉」の「とりどり」

新年あけましておめでとうございます!
旧年中は、特に佐藤屋190余年の歴史の中でも、色々と新たな事にとりくみましたが、沢山の皆様からの応援をいただき、本当にありがとうございました。

新年も、これまで培い、受け継いでまいりました技をもって、新たな若い感性を加えました和菓子でもって「和菓子をちょっと自由に」、山形を楽しんでまいりますので、応援とご指導の程、宜しくお願いいたします~

さて、昨年に十字屋山形店のテナントを閉店いたしまして、何年ぶりかわかりませんが「全店休み」となりました元旦。
八代目は、大晦日・元旦ともに、家族とのんびり公園で遊ぶ以外には、お年取りに新年と、家に伝わります行事風習を行っておりました。

山形、佐藤屋に伝わるお年取りの宴

佐藤家では毎年、風の神様をお招きし、お膳を並べて、お年取りの宴を催します。
神様の分のお膳も当然ご用意し、四つ角まで灯りをともし、当主と跡取りらがお迎えに上がります。
皆で家族の無事を感謝し、大晦日の一時を過ごし、最後にはまた四つ角まで、折詰を用意して、神様をお送りいたしまして、一年を締めくくります。
これに先立って、店の中の本神棚・歳徳神(恵方巻で有名になった?その年をつかさどる神様)・恵比寿さんに大国さん・かまどの神様・お稲荷さんにもお供えをし、一年の無事を感謝してお詣りをして回ります。

そして元旦も、同じく店の中の神様につきたての餅をお供えし、お詣りしてまわりましてから、新年の席に入ります。
その後、お稲荷さんの祀られております山形市の千歳山までお供えをしに、家族皆で登りましてお詣りもいたします。

佐藤屋の稲荷さんは千歳山に(山形市)
千歳山稲荷の本殿前。電灯は何と、佐藤松兵衛寄進。

最近では周りの商家でも、あまりこの様な風習を行うところも少なくなったようでして、あまり周りに聞きましても、話が合う事はございませんが、伝えてきたことを、また次に伝えていくというのは、止める事は簡単で、続ける事は難しく、それだけでもう価値があるのかな、と思います。

こうして、お休みまでもが一風変わった感じになってしまいます老舗の暮らしですが、合間には公園で遊びまわったりなんだりもしてますのでご安心を?!

で、大晦日と元旦をお休みいただきましての新年2日の初売りは、お正月の数日だけ一旦登場をいたします「桜餅」「うぐいす餅」や、すっかり定番となりました「はなびら餅」を中心にして、朝はゆったりと、そしてお昼に一気に、たくさんのお客様においでをいただきました。

特にお安く、いわゆる初売りセール的なもののございません佐藤屋の初売りです。
それでも、この時だけしかない菓子は登場しますので、それをお目当てに、お土産をお求めに、お客様がお運びくださいますのは、本当にありがたいことでございます。

本年の初売りの感想ですが、ずいぶんと「上生菓子」をお求めいただくお客様が増えたな~と。
昨年もたくさんのワークショップや実演の機会をいただき、また事あるごとに限定のものをご提案いたしましたことで、ぐっと身近なものになったのかと、喜んでおります!

山形、佐藤屋の干支の生菓子「ここでひとこえ」

初売りでは、冒頭の感じに色々な姿で表しました「酉」のねりきりを中心として、菅原道真公の「飛び梅」をイメージしましたねりきりに、光琳の梅を模し、中に梅羊羹の角切りをしのばせたういろうや、山芋の餡の酉のキントンを詰めた「ここでひとこえ」と名付けましたセットが、大変に好評でした。

生菓子は、店の中で最もお値段も割高ですが、銘に姿に味にと、奥深く面白いものの詰まった菓子です。
これをお求めのお客様が増えているかも、なんて「菓子の楽しみ方」をより深めてらっしゃる方が多いのかな~と嬉しくなっております。

「可愛い」が入り口となってお求めをいただき、他も共にお召し上がりを頂く際に、箱と共にお渡しをいたしました「しおり」に書かれた「銘」やその姿や味の意味をお読みいただいて、ファンになったと仰っていただいた事も何度かあります。

なんだかまとまらなくなってきましたが、伝統の行事も技も受け継ぎながら、それでいて囚われずに走り回る「若い老舗」を実現すべく、今年も職人仲間・店の仲間と共に、周りをすこ~しずつ巻き込みつつ走ります!

応援とご指導、宜しくお願いいたします!
あ、ご案内を忘れてました!【1/10(火)は山形十日初市です!】
恒例の売り出しは、佐藤屋 本町店の前の特設出店にて10:00スタート!
お見逃しなく~!

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佐藤屋の「乃し梅」が和風総本家「100年てみやげ」で紹介をいただきました!

乃し梅本舗 佐藤屋(山形)の元祖「のし梅」【和風総本家に山形 佐藤屋「乃し梅」登場~】

2016年11月3日放送の「和風総本家」にて「100年てみやげ」の特集で、
佐藤屋の「乃し梅」をご紹介いただきました~!

ご案内を忘れておりまして、twitter中心に「見れなかった~」のお声も沢山に頂きました事にお詫び申し上げます。
それにしても、ご覧になってる方が多かったようで、佐藤屋のサイトへもかなりの数のアクセスがございました。

今年春の「満点青空レストラン」の時ほどの大混乱ではございませんが、メールのお返事などに少々お時間をいただきますことをご了承くださいませ。

昭和初期の佐藤屋「のし梅」の製造風景(山形)江戸期の薬に由来し、その後の試行錯誤、寒天との出会い、缶詰技術の確立などで、季節ものから「山形の定番」となっていった「のし梅」。

今でも、昔のレシピに虫食いがあってもなお、職人が見ればその欠けた部分に何と書いてあるかわかるくらいに、変わらぬ製法でお届けをいたしております。

番組内では、まるっと1日かけての撮影をいただきましたが、時間の関係もあり、当然ながら放送をされない部分もたくさんにございましたが、映らない部分も手作業のオンパレード。

山形佐藤屋の「のし梅」製造。水平をとりながら型枠に流し込む。

寒天や完熟梅との混ぜ合わせなどは、テレビでもごらんをいただきましたが、一枚ずつ型枠に流し込み、厚さの差が出ぬように、すべて水平をはかっていきまして、切るのは包丁。
竹皮に貼り付けていくのも手作業です。

実際、最近増えた取材の際に「撮っていけない工程はありますか?」と尋ねられることの多いものの「手間かかって誰も真似したいと思わないだろうから大丈夫」とお答えをしておりますくらいで(笑)

それにしても全国では「100年てみやげ」って相当数あるものなんですね~
山形「のし梅」用の完熟梅の仕込み風景(佐藤屋)

今回は「確実にそのときからあると証明できる文書等」から○○年前からある、のランキングになってまして、佐藤屋ですと山形の大火より前の資料って年号や出自がまだ確定してなかったり。
(写真の頃だって昭和の風景。これよりもっと古くって写真、となるとなかなか・・・)
間違いないところで「明治」の文書をもとに「122年前」となりましたが、もっと古いところがドンドンあって、資料保存も含めて驚くばかり。

八代目の末弟と母を中心に、資料の読み直しや新たな資料の検証をしてますので、もっと古いものが出てくる可能性もありますが、そのあたりはこれからのお楽しみ、という事で。
やっぱり、新資料など出てきたら、それまで言われてた事と違う事だってあるだろうし、そこを含めて「老舗」であることを楽しめたらと思っていますので。

なんだかんだ言っても「乃し梅」が「山形の伝統の菓子」であり、「今なお名物」としてご紹介をいただける機会が増えてきたことは、すごく嬉しいです!

帰って来た8年前頃は、山形のガイドブックでもお豆やお煎餅やゼリーが中心で、「のし梅」いない時もけっこうあり、その上「知らな~い」とお子さんに言われてからの和菓子ワークショップをしたりと、結構傷ついて、気にしてたんです実際(笑)

昭和10年三越にて「佐藤屋の乃し梅販売風景」(山形)

こどもの日の佐藤屋の販売風景

今も昔も変わらずに、皆様のご愛顧をいただける菓子を作っていられる幸せと、これからもまたご愛顧をいただける様な菓子を作ろうの決意を新たに、頑張りますね~!

【和風総本家 100年てみやげ】の回は、山形ではちょっと遅れて11月19日の放送とのことです。土曜のお昼、お楽しみに(時間的には数分の登場ですが)
関東方面でお見逃しだった方、再放送があるかもですので、見かけたら宜しくお願いいたします!

そして何よりこれからも『乃し梅は佐藤屋で、佐藤屋でど~ぞ~』
※お取り寄せは佐藤屋のサイト「お問合せフォーム」よりご依頼くださいませ。

 

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春らしく、新しい面子を加えて佐藤屋は走ります。

佐藤屋の五月の生菓子「船出」以前このブログでも皆様にお願いをいたしておりました「職人募集のお願い」、
おかげさまでこの度、ひとまず見習いとして佐藤屋の面子に二人の女性が加わってくれました。
勿論まだ何とも仕事がどう、とかの状態ではございませんが、大変真面目に、そしてとっても
筋が良さそうな感じで仕事をしてくれているので安心をしております。

すぐに大きなお金が稼げる仕事ではありませんし、仕事を覚えるまでは苦労も多く、覚えたからと言って、
ゴールがあるでもないこの仕事。でも、食べるものにこだわって、その手から生み出したものでもって、
人の感情に何かを訴えることができるってのは、他の仕事では味わえない感動でして、きっと
一度はまったら「食べ物」商売から離れることはちょっと無理だと思います?!

二人がこれから、どんな風に仕事に慣れて行き、そして職人となれるかはわからないけども、
どうか少しでも早く、この仕事のその感動的な瞬間に出会って欲しいな、と願います。

菓子屋が皆そうであるとは限らず、ビジネスライクな人も、機械的にただ日の仕事を
こなす人もいるのは間違いない事実。でも、そんなのでは、自分の時間の多くを
費やす「仕事」としてちょっとさみしいと思うんです。
どうせ時間を費やすのなら、収入を得るため、と言うひねた目線よりも、少しでも
楽しみを見つけて、それを高めていきたい。

佐藤屋、このままいけばあと数年後には創業200年を迎えます。
自分の代になっての菓子作りの変化や商売に姿勢の見直しを含めて、必ずしも
古くからいる人も、新しく入った人も、全員が歓迎してくれた訳ではありません。

それでも、先頭きって走って、他にはない楽しみを伝えて、のスタイルしか自分には
無いと思っておりますので、やっぱりまだまだ全開走行ばっかりの日々を続ける
予定でございます。

一番上の写真の菓子の名前は「船出」。
毎年5月にこの菓子を作るきっかけは、4月の桜の頃よりも、この若葉の時期の
五月の方が、自分にとっては一年のスタートの雰囲気を感じられるから。

折しも今年は、イベントの多い五月になっております山形。
新たな面子を加えまして、「山形を楽しむ」ために、必死に、馬鹿になって走る
八代目とその仲間への応援を、なにとぞよろしくお願いします!

まずは5日の「はたらく車大集合」で、柏餅とかき氷、そして限定のカステラのみみを
ご用意いたしまして、熱く皆様をお待ちしております~!

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BSジャパン「空から日本を見てみよう」10/22放送分に佐藤屋が登場します?!

BSジャパンさんの番組「空から日本を見てみよう」、10月22日放送分は
何と山形市から蔵王が舞台となっております~

その中でなんと、佐藤屋も取材をいただきまして、ほんのちょっととは思いますが
登場をいたします予定でございます~ 勿論、山形名物「乃し梅」の元祖と
いたしましての取材でございます。

山形 佐藤屋、乃し梅の包丁切の様子昔っからの製法にこだわって、一所懸命に乃し梅にとりくむ佐藤屋の乃し梅職人が
慣れないインタビューにも必死にお応えいたしましたところも出てまいりますでしょうか?
今晩8時、なんとゴールデンタイムでございます。

山形の様子を空から眺めてみる楽しい番組。
お時間の許す方は是非ご覧くださいませ~!

ちなみに八代目は、店についてちょいちょいとお話をいたしましたが、
恐らく登場することは無いかと思います(笑)

 

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佐藤屋七代目久々のメディア登場?!

出来たばかりの佐藤屋本店の建物!

産経ニュースさんの地方版にて!

七代目がこれまでの佐藤屋の歩みと、これから?について
お答えさせていただいた模様が載っておりました~
産経新聞さんにも当然?載せていただいておったようで、
経済にご興味をお持ちの方からは「見たよ~」の声も!

勿論、いつもの佐藤屋のお客様では、なかなか
読まれることの無いところに載りましたので、こうして
勝手に拡散させていただいて、乃し梅の本家であることを
アピールしてみたり。

昨日は地元のケーブルテレビさんからも、乃し梅の製造風景の取材をいただいておりますし、少しずつですが
佐藤屋の店としての、そしてその仕事の価値を見出して
いただいて、ご興味をお持ちいただける様になって
いるのかな~と嬉しく思ってございます!

 

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「のし梅」発祥の地「山形」より、誇りをかけた戦いは続きます。

乃し梅本舗 佐藤屋(山形)の元祖のし梅


さて、乃し梅です。

佐藤屋が創業した文政年間には、まだ菓子ではなく、山形が
最も栄えた時代の城主最上家の医師を先祖に持つ薬屋さんが
伝えていた気付け薬でございました。

その薬屋の息子が嫁をもらって始めた菓子屋が佐藤屋。
後の世に、幾多の失敗にめげることなく、全国に流通するように
なった寒天との出会いの末に、今の「のし梅」の形に完成させ、
今にまで伝わっているとされております。

最上家が治めていた頃の山形では、紅花の生産が
盛んであり、後に山形を訪れる芭蕉も紅花に関する句を
山形で詠むなど、山形=紅花と言っても過言ではなかったようです。

その紅花から色素を採るのに必要だったのが、梅の実の酸。
これを使って、色素を採る訳ですので、当時の記録では現在の山形市、と
される部分のかなり街に近いところまで梅の畑があった様です。
まあそれくらいに梅も生産が盛んであった、と言う訳です。

同時期には、先に書きました最上家伝来の薬も、民間薬として
なじみ深いものだった様ですが、これも梅が豊富にあってこその
ものですから、生産量がいかにあったかをもの語ります。

一説には、出羽三山詣での流行した江戸後期には、「乃し梅」の
記述が山形についての文献でも見られることもあったりする
様なのですが、寒天の全国流通までに間があるので、
今の形ではなかったのではないか、と思われます。未だ手切りの包丁仕事「山形佐藤屋の乃し梅」

佐藤屋に残るレシピを記した文献には、陶板に塗りつけた、と言うような

記述もありますから、やはりこの形に完全に落ち着くのは、
明治になって、と考えてよさそうだと思っています。
とは言えそれでも1800年代後半なんですが(笑)

今日はとんでもなく真面目に書いてます、本気ですw

 

で、何が言いたいか?と言うと。。。

「乃し梅は、山形発祥の元祖山形銘菓です。水戸に非ず」

まあ何をいまさらなのですが、私八代目の関東での
催事の歴史は、まずはこの認識との戦いから始まって
いるものですから。

何せ水戸、梅の名所「偕楽園」をお持ちで
首都圏からの観光客の方々を集客して
おられますものですから、その情報発信力は
もう素晴らしいものがあります。

水戸銘菓と言えば「水戸の梅」「吉原殿中」などが
ございますが、そこに並び「のし梅」もたくさんに~(泣)

前の二つの銘菓については置いておきまして、
「のし梅」に関してはこれだけは言わせてください!今までは現実世界でお会いした人だけに地道にお伝えを
して参りましたが、ここでも言ってまいります。

「乃し梅は、山形発祥の元祖山形銘菓です。水戸に非ず!」

おそらくしっかり調べていただけばわかるのですが、
水戸の「のし梅」が歴史に登場するのは明治の
中期以降を待たねば無理かと思います。何故?と聞かれればそれは「山形」にて完成された
「乃し梅」の製法が、伝わっていくまでの時間が必要、
だからです。修業に来た方、教えにいった山形人。

当時は、おそらく将来的に商圏がかぶるなんて思いも
しなかったのではないかと思います。
まあそれはもう、しょうがないですね。

大正期「のし梅」皇室お買い上げの際の佐藤屋三代目ら

 

その後山形においては、紅花の生産が減少し、
サクランボが新たな名物になり、実の収穫の
時期も近い梅も、家庭用以外の需要が減少して
少しずつ減っていきます。

佐藤屋では今も梅を山形産にこだわって使っていますが、
それも契約栽培や、これまでもお世話になっている農家の
皆様の助けがあってのことでございます。

さて水戸はと申しますと、首都圏に近い?地理的な
利点などを活かし「偕楽園」が観光地として素晴らしい
形に完成し、そこにあるお菓子屋さん達の素晴らしい努力に
よって、数々の銘菓をつくりあげ、今や関東において
梅の菓子と言えば「水戸」、「のし梅」は「水戸の銘菓」と
認識されるまでになっております。

事実私の周りでも、関東出身の方の多くは、
佐藤屋にのし梅のあるのを見て「水戸にもあるよ~」と
おっしゃいますし、関東の百貨店さんでの催事などで
お持ちしても「水戸の銘菓よね?」と・・・

恐るべし水戸、素晴らしい、いわば「のし梅」の発展と
隆盛を支える存在です。
でも、これだけはもう一回!

「乃し梅は、山形発祥の元祖山形銘菓です。水戸に非ず」

もうこれで最後にします。申し訳ないです。
こう言った形の文章に嫌悪感を示される方、必ず
いらっしゃいますので、先に謝らせていただきますが、
そんな方はここまで長いと読んでおられませんでしょう。

そんな「元祖」の「のし梅」が「山形」、「発展」させたのが「水戸」。
特段これまでも元祖争いをしたことはございません(笑)
これからもドロドロやるつもりはございません(笑)

ついに両雄相並ぶ水戸と山形の「のし梅」
仲良く並んだ水戸と山形の「のし梅」@M山形vs水戸にて

ただ、きっと佐藤屋の八代目として私は、ご先祖の名にかけて
「乃し梅の発祥は山形」と語り続けるでしょうし、それを
止める時は自分の店をたたむときでしかありえないと思います。

そしてきっと、まだ先まで「水戸の銘菓よね」と言われる覚悟は
しております?!でも、でもですよ。小さいかもしれないけど、
それ目標?と思われるかもしれないけども。

いつか「のし梅世論の支持の多数」をもう一度山形に取り返したいんです。
水戸に行った人たちが「あ、これ山形の?!」と言ってくれる様な感じで。

人口も、生産力も、色んな意味で不利ではあります。
それでも、山形の歴史に誇りを持ち、山形の梅にこだわり、
職人仲間の頑張りを信じて、常に語り続けていく、その先に。
きっと元祖山形銘菓である「乃し梅」が「元祖」として
認識してもらえる時が来ると思って頑張っているのです。
変わらぬ皆様の応援とご指導をお願いいたします~

 

いやはや長文でした。
読まれた方もお疲れでしょうね?
自分も疲れました。
もしもこれを読んで不快な思いをされる水戸の
お菓子の関係者さんなどいらっしゃいましたら、すぐに
ご連絡くださいませ。訂正か削除をいたします。争いは望みませんし、今時点では勝ち目もありませんので。

 

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失われた祭りと五月飾り展@佐藤屋蔵座敷

kabuto-kazari

さて、明後日の5月5日はこどもの日。
佐藤屋本町店のある、山形市七日町周辺の
道路は歩行者天国にてはたらく車大集合で
盛り上がってまいりますし、勿論特製の菓子を
揃えての出店の方も盛り上がりますが。。。

あえて、本日は玄人好みの渋いご案内を~ 続きを読む 失われた祭りと五月飾り展@佐藤屋蔵座敷