わかぜ初市大成功御礼!

昨日1/10のわかぜ初市!朝からたくさんのお客様にお運びをいただきまして、10時のスタートからワイワイと、そして時節柄お互いに気を付けながら、楽しい時間とさせていただきました!
本当にお客さまがどれだけおいでをいただけるのか、不安のある中での準備でしたが、杞憂に終わるあれだけのお運びをいただき、感激で泣きそうになった初市でした。

当日朝は、旧大沼前にドーンと設置された工事現場用コーンの撤去を6時台にスタート。
軽い除雪も行いまして出店者の皆様をお待ちしておりました。
イベントそのものが少ない中で、なかなかご一緒できなかった「一緒に楽しんでみたい!」と思って声がけした皆様は、やはり朝来てくれる時から元気!
それぞれの準備のお手伝いなどもしながら佐藤屋の準備も進めていきますと、人が来てくれるのかなの不安もどこかに行ってしまう様な気分に。

それぞれのスタイルがはっきりしたお店はどれも目を引きますので、開店の10時より前からお目当てでおいでくださる方や、思わず足を止める方も。
そして10時を過ぎてまいりますと、佐藤屋七日町店は20人程の行列、旧大沼前も早くも静かな人だかりが~!

お昼前までは、七日町店の前にて行列の皆様にご挨拶をさせていただきつつ、色いろとお話をさせていただきます時間に。
このご時世ですので、一気にご入店をいただきますのは憚られますが、ただただ行列しながら待つだけの時間になっちゃうとトゲトゲしい気分にもなりますから、少しでも持ち前のトークで?楽しく順番待ちをしていただけたら良いなと思ってますし、何よりお客様と現場でお話できる時間って、普段工場や事務机、PCやスマホの前にいたんじゃ気付けない事がたくさんあるので大好きなんですよね。

お昼を迎えるころになりますと、何やら一気に人がたくさん!
どうやら文翔館会場への入場制限と待ち時間の多さもあってか、こちらの方へと流れたお客様もいらっしゃるのと、お天気良いし、まさか初市が中止になってるなんて思わずにおいでの方もwww

一時的にカオスな状態になりそうだった旧大沼前ではありますが、そこは良いお客様に恵まれまして、皆様それぞれ取れる形で距離とって、無茶はしないで品定め。
こういう「ヤバいかも?!」な時に、普段からお客様に恵まれてるな~と思ってますが、よりその思いを強くしてます。

気付いたら旧大沼前におっきな植物のオブジェができていて、その下で花を選び、楽しそうに花束を作ってもらいながらお話してるお客様や、ちょっと変わった団子木を前にして、それぞれの昔からのお正月の話を持ち寄ってるお客様。
にぎにぎしいのに、落ち着きのある感じは、いわゆるお祭系の出店者ではない、稼ぐのは当然ながらも「その奥」がある店ばかりだったからかもしれません。
そしてたくさんの「応援してるよ!」「またやってね」「いつも見てるよ」の声が、佐藤屋だけでなく、それぞれの店で聞かれる光景は、本気で感激しまして、ウルウル来てました(笑

気付けばあっと言う間だった一日。
一軒ずつお片付けもお手伝いし、積み込みが終わりお見送り。
最後にどでかいオブジェ作ってくれたナルさんの無事のお見送りまでして、見上げると旧大沼の看板。
数年前の一月のあの日に、目の前真っ暗な気分で見上げた看板も、まったく見え方違ってました。
皆から「あれ、どうなったんですか?」って言われても、ずいぶんとネタとして話せるようになったのはきっと、いつも応援して下さる方のおかげで、なんとか商いが続けていられるから(とはいえ、大沼破産閉店からコロナのダメージは甚大ですが)。

街はどこかの机の上で計画して、それに沿って何かするだけじゃあ「作れ」ない。
そこにいる人、関わる人が、それぞれのキャラクターを前面に出して、自らの現場から動き、その上で起きる事の繰り返しで「できてく」ものだと思います。

自分は将来も季節ごとの楽しみのある、ちょっと行ったら面白い。
自分たちのスタイルのある「街」が欲しい。
商いをしてる特権で、その「色」を出してく取り組みができる。

常に「次」を考え、今にも昔にも囚われず、マイナスの想いは引きずらず。
いつも「この指とまれ」で一緒に楽しんでくれそうな仲間と、それを構ってくれるお客さまのことを大切に、まだまだ頑張っていこうと思います。

まずは本当に良い新年「初市」でした。
景気の良い声をお聞きになった市神様もお喜びかと思います。
そして向かうのは「次」と日々の商い。
皆様の応援、何卒よろしくお願い致します~


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1/10は【わかぜ初市】続報2

1/10(月)は旧大沼前での「わかぜ初市」です!
文翔館での縁起物あつめた初市にあわせて、通りでの初市はなくとも我らが盛り上げるぞの気合でもって、街中に景気良い声をお届けするつもりですので、皆様是非のお運びを~

では本日も出展者の御紹介をば!
前投稿に引き続きになりますので、まだの方はそちらもご覧くださいませ!

3,蔵六面工房
上山にて伝統の張子を受け継ぎ、愛らしい作品をつくっております蔵六さん。
佐藤屋各店のお正月飾りは決まってここから求めてまして、実は干支一周するのが秘かな楽しみだったりします。
伝統の上に「今」の感覚を重ねていく事で、伝統的な仕事の未来を作って行こうってスタイルは佐藤屋とリンクする事も多く、個人的に最も尊敬する職人の一人です。
伝統の仕事!と肩ひじはらずに、ちょっと置いておくと空気がふんわりする。そんな作品の魅力をぜひご覧ください~

4,hibicafe
山形市でハワイと山形の美味しいものを合わせたスタイルで頑張っておられますhibicafeさん。
こちらのココナツのグラノーラと梅しぐれ、乃し梅のシロップの取合せが大好きで、今では佐藤屋本店とオンラインSHOPにも置かせていただいてるほど。
各地でのマルシェでも大好評の手作りの美味しいものをお持ちいただきます。
寒い山形だからこそ、常夏の明るい雰囲気がより嬉しく楽しめるはず?!
お休みの日の「ちょっと特別な感じ」の一品にどうぞ~!
きっと「もっと買っておけば良かった」「次は何にしようかな」と思っていただけるかと~

5,吉勝
ぐっと落ち着いた雰囲気な家飾りなどをお持ちいただきますのが吉勝さん。
大江町で自然と共にある生活、風土から立ち上る地域文化を大切にしながら色々のデザインを手掛けておられまして、山形ビエンナーレにからんで御縁をいただきましてから、その確固たる姿勢に共感し「いつか一緒に初市やりたい!」と思いながらもコロナ禍に泣かされて二年。ついにご一緒できるってだけで楽しみな一軒です。
不思議に落ち着くナチュラルな作風。運命的出会いを求めにどうぞ~

なお当日は、10時スタート予定で終了は16時。
なにぶんにも旧大沼前でのマルシェ開催は初につき、準備などバタつく恐れもございます。
現時点ではどうなりますかわかりませんが、並んでお待ちをいただきますなどの場合には、ぜひあたたかい目で見守っていただけましたら幸いです。
寒くてたまらんって方はぜひTULLY’Sさんの珈琲などまずはお求めいただきましてのお待ちを~

そしてイベントスタートしましたらフクダエンさんの日本茶ドリンク、萬屋さんの薬膳甘酒をどうぞ!朝から景気よく頑張ります佐藤屋の菓子と併せて、各出展者の品々と、七日町エリアのそぞろ歩きも楽しんで頂けましたら最高です!

なお、佐藤屋七日町店ではカステラのみみ等。わかぜ初市側の佐藤屋特設出店では初飴とお菓子のみみシリーズなんて感じに、二拠点に分けましての販売となりますので、佐藤屋二軒分廻っていただきますのをお忘れなく!

正直告知は折り込みチラシもなく、各店の告知によるもののみ。
情報拡散は皆様のお力添えもいただきたく、街中での自主開催企画を応援するお気持ちがございます方は是非、おいでいただけないといたしましてもシェア告知拡散をお願いいたします~

また街中応援って意味では当日、なのか街衆福袋を発売決定!
小関歯科、いつもの場所、街の防災やさん西谷、ファミリーマート、UCCの皆さまのご協力をいただきまして、佐藤屋のカステラのみみと梅しぐれも詰め込んだ、総額4000円以上の品が2500円の超破格!こちらも宜しくお願いいたします!

当日皆様に「あけましておめでとうございます」のご挨拶をいたしますのと、市の神様に今年一年の賑わいを願って景気の良い声をお聞かせできますのを楽しみにいたしております~!



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1/10は【わかぜ初市】します佐藤屋

わかぜ初市、聞いたことある方はいらっしゃらないと思います。
それもそのはず、このたび初の開催となりますイベント。
2022.1.10、旧大沼前にて、自分が御縁をいただきました皆様と共に、初市の無い通りなんて寂しくってかなわん!と頑張ります企画です。

期日は1/10の10:00~16:00
集まりますは写真にチラチラ見え隠れする8軒の店舗。
大沼だった建物の軒下に、どんな空間が生まれるのか?

やる事の大枠は決まってきてるのですが、更新の時間がなくご案内ができておりません(笑
気になる方は是非TwitterかInstagramにて #わかぜ初市 のタグにて検索を。
きっとそれぞれの店主たちが、少しずつ情報を出してきているものと思われますので~

まずはこちらの出店者をご覧いただきまして、どんな企画になるかお楽しみにしていただけたらと思います。
市神様に景気の良い声お聞かせいたしまして、一年の明るきことを祈念しますイベントになればと思っております。
ご期待下さい~

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街なか再始動します佐藤屋。

本日は大事なおしらせが一つございます。
皆様に長くご愛顧をいただきました「佐藤屋本町店」
を5/23(土)をもって発展的に閉店いたしますことを
ご報告いたします。

初市などイベント時のイメージが強く、こちらが本店だと
思っておられる方も多かったのが、この本町店でした。
八代目としてここ10年、必死にイベントの盛り上げの
ための策を考え、イベントごとに新商品や新規格を
投入し、結果ここで生まれた「乃し梅氷」は新しい佐藤屋の
名物にもなりました。

2017花笠まつり佐藤屋の行列

ただ、今年1月の大沼デパートさんの破産と、
中心市街地の居住人口や就労人口の減少と
高齢化の影響は大きく、もっともにぎわった頃からの
賃料に見合うだけの売上を、常から生み出すことは
難しくなってきたのは事実です。
人通りも、以前と比べたら実感できるレベルで、しかも
加速度的に少なくなっているのが、この数年の本町でした。
それでもなお、反転攻勢の目はあると信じて、本町で
頑張り続ける選択肢もあったかもしれませんが、自分に
とっては良くとも、働いてくれる皆のモチベーションや
売上と支出のバランス、コロナウイルス感染拡大にともなう
社会情勢の変化を考えると、ここが限界と決断しました。

ただ、それでもやはり中心街、コンパクトな地域で買い物が
できる場所は街にとっては必要だと自分は思うのです。
車社会だとしても、それは人口構成も考えたら、ずっとは
続かない。続けてく訳にはいかない。
車に乗って、郊外のモールに行けなくなった途端に、ネットショップか
宅配に頼る様になるんじゃ、なんだか味気ない。

なんとなく、ふらっとバスか自転車、徒歩でもって出かけて行って、
ブラブラしながらお茶したり、友達と待ち合わせて飲み食いや
趣味の活動したり。
そんな場所がコンパクトに、アクセスしやすい場所に必要。
少なくとも、自分がおじいになった時に、そんな場所が欲しい。

そこで、考え抜いた末、旧大沼デパートと本町店の
二店舗を統一して、「佐藤屋七日町店」を構えることを
決断しました。
7/3の開店予定で、旧大沼から50m南側、萬屋薬局
七日町ビルに「佐藤屋七日町店」を構えることにいたしました!

今後、中心街は今よりさらにコンパクトに、
ギュッと中身が詰まって、歩くのが辛くない位の
サイズ感で展開されていくべきなんでないかな、と
自分は考えてます。

その中で、老舗としての存在感を発揮していけたらと
思っております。
新店舗には、萬屋薬局さんのカフェスペースも設置を
されるとのことで、もしかしたら実演とか、カキ氷とか
自分の提案する薬膳メニューみたいなものも提供が
できるかもしれません?!
可能性がある場所に、より未来を感じられるようなことを
仕掛けて行きたいと思っております~


自分たちが将来、暮らしていける、暮らしたい街へ。
自分たちにできることから動いていきます!
ご期待いただき、引き続いての応援を賜りましたら
幸いです。宜しくお願いいたします。

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緊急立ち上げ佐藤屋ネットショップ!

山形、佐藤屋の「乃し梅」はガラスを張った板枠に一枚ずつ薄く寒天や梅を煮詰めたものを流し込み、二日程干して仕上げる工程が独特です。

コロナウイルスの感染拡大に心をざわつかせるこの頃です。
日頃から応援をいただきます皆さまも、それぞれの土地で不安な日々を過ごされている事と思います。

佐藤屋は現在、感染予防の対策を自分たちで考えられる範囲でしっかりと行いつつ、感染の収束後にある社会が経済の焼け野原であってなるものかの想いと、お菓子でほんのひと時でも「ほっとする時間」をお届けできたらの想いで営業を続けております。

ご来店をいただきますお客様におかれましては「マスクの着用」、「手指のアルコール消毒」「可能な限りご予約をいただいてのご来店」の三点をご協力いただきたく、切にお願い申し上げます。

佐藤屋の乃し梅を短冊に切った「うめしぐれ」の製造風景。

そして、ここのところの全国の百貨店さんなど卸先の休業で、江戸期からの佐藤屋の定番「乃し梅」「梅しぐれ」をお求めいただける場所がすくなっております。

ハマった人にとって唯一無二の菓子となる「乃し梅」「梅しぐれ」は、佐藤屋にとっても売り上げの屋台骨。
毎日毎日手作業でつくり、日持ちも良いことから、佐藤屋から全国にお届けをしておりました。
が、現在はコロナウイルスの感染拡大の懸念もあり、いつも販売をいただいております百貨店さんやセレクトショップさんも休業や短縮営業多発。

お求めになりたくともお求めいただけない。
佐藤屋には在庫があるのにお届けができない。
結果として、佐藤屋も大変苦しい状況となっております。

そんな中、SNSを中心に「巣ごもりセット作ったら需要ございますか?」と投げかけてみましたところ、ありがたい事に、沢山のお客様から「あるよ!」のお声をいただきました。

正直、配送業者様だってどこまで続けて行けるか、凄く大変な判断を迫られている時だと思いますが、需要があるかもと思ったら即動くべきだと思い、緊急にECサイトを立ち上げまして、まずは日保ちしてコンパクトな乃し梅・梅しぐれのセットをお届けしたいと思います。
【佐藤屋のオンラインSHOPはこちらからご覧いただけます】

江戸期の山形に伝わった梅の気付け薬を元にして、佐藤屋代々に渡る試行錯誤の上に、現在の形に完成させました「乃し梅」は、完熟梅、砂糖、水飴と寒天だけのシンプルな素材を、職人の勘で煮詰め、ガラス張りの型枠に流し込み、2日間乾燥させる独自の製法で仕上げましたものを、丁寧に手包丁で裁断し、竹皮を付け包装するまでの全てが手作業の菓子です。

芳醇な完熟梅の香り、独特のもっちりとした食感、バツグンの日保ち。数ある「のし梅」の中でも、もっとも梅の味わいの濃く、梅の菓子がお好きな方にとって比類なき一品とご高評をいただいております。

「梅しぐれ」は、乃し梅を短冊に切り分け砂糖をまぶしたものを、さらに一日乾燥させることで、ドライフルーツの様な食感に仕上げた菓子で、手をあまりよごさずに、袋を開けてそのまま食べられる気軽さで人気の一品です。

今回は、「乃し梅5枚入」「梅しぐれ140g入」をそれぞれ2袋ずつを入れましたセットを、巣ごもり生活応援用【送料込特別価格】にてお届けをいたします。

佐藤屋を応援したいけど、出かけるのは自粛でお求め頂く事ができない、そんな皆様の、応援を賜りましたら幸いです。
皆様の応援を頂き、美味しい菓子をお届けして、コロナウイルスに負けずに頑張りたいと思います。
何卒、この機会に佐藤屋の銘菓を見直すチャンスに、これまでのご愛顧を更に深めていただくチャンスにとしていただけましたら幸いです。

山形「佐藤屋」ののし梅に使う完熟梅は、山形の農家さんとの協力で契約栽培を進めています。収穫には佐藤屋の職人チームが行くことも。

※送料込の価格となります。
※賞味期限は短くとも6月中旬以降までございますので、ゆっくりお楽しみいただけます。
※1点ごとにレターパックでのお届けとなります。複数お求め頂きました際は、複数口でのお届けとなります。
※日曜と水曜は受注担当がお休みをいただく事がございます。自動返信以降のメールは翌日にお出しいたします。担当一人仕事ゆえ、ご理解の程お願いいたします。

現在はお支払方法が「銀行振込のみ」となっておりますが、クレジット会社の審査や契約の締結に時間がもう少し要る事から、我慢ができずの立ち上げとなりました。
今後お支払方法や品物も追加してまいります予定です。
取り急ぎのご案内となりました事をお詫び申し上げますと共に、皆様からの応援を心よりお待ちいたしております。

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忘れてたわけじゃないんです・・・

5月の更新依頼、完全に忘れ去られたかに見えた、八代目のブログ・・・
決して忘れていたわけでは無いんです。ほんっとうに忙しくて、
各種SNSだけの更新で済ませておりましたのをお詫びいたします。

最終更新以降は、藤崎百貨店さん(仙台)のお中元や、地元のお中元。
さくらんぼ祭(6月)、南十日町商店街まつり(7月)、花笠まつり(8月)。
若き匠たちの挑戦、通称ワカタクのファーストシーズン最終回(玉川高島屋)。
そして恒例の和菓子と酒を日本酒の蔵元様、ワイナリー様と!
日頃の仕事に加えて、イベントも続きまして、かなりの追い込みを
いたしました!
ここのところでは一番の忙しさに、最後はお盆に膝が悲鳴をあげたことは、Twitterのフォロワーの皆様には有名なお話し(笑)

めちゃくちゃ元気だった玉川ワカタク頃w

今現在は、ずいぶんと元気にやってますのでご心配なく?!
とはいえ、SNSいろいろやってますが、それぞれ横断して
みてくださる方ばかりではなく、ブログ読者の方からの
ご心配をいただくお声もあったもので~

で、今やってるのがこちら!
わりあい切実に出展者さんが集まって無いので、
お近くの方にお声をかけてくださったら嬉しい
【街なか賑わいフェスティバル】のフリマエリアの
取りまとめをしております~

などと言う事で、お申込みお待ちしております!
そして、10/12土曜は、歩行者天国でお待ちしておりますよ~
皆様、こんごとも元気に頑張る「若い老舗」を気にかけて
くださいませ!?
ブログ更新止まってるけど大丈夫?元気ですか?のお声に
励まされた八代目でした~

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山形の商家に伝わる年末年始の行事もすまし、新年の仕事スタート!【山形十日初市のご案内含めて】

山形、佐藤屋の上生菓子「酉」の「とりどり」

新年あけましておめでとうございます!
旧年中は、特に佐藤屋190余年の歴史の中でも、色々と新たな事にとりくみましたが、沢山の皆様からの応援をいただき、本当にありがとうございました。

新年も、これまで培い、受け継いでまいりました技をもって、新たな若い感性を加えました和菓子でもって「和菓子をちょっと自由に」、山形を楽しんでまいりますので、応援とご指導の程、宜しくお願いいたします~

さて、昨年に十字屋山形店のテナントを閉店いたしまして、何年ぶりかわかりませんが「全店休み」となりました元旦。
八代目は、大晦日・元旦ともに、家族とのんびり公園で遊ぶ以外には、お年取りに新年と、家に伝わります行事風習を行っておりました。

山形、佐藤屋に伝わるお年取りの宴

佐藤家では毎年、風の神様をお招きし、お膳を並べて、お年取りの宴を催します。
神様の分のお膳も当然ご用意し、四つ角まで灯りをともし、当主と跡取りらがお迎えに上がります。
皆で家族の無事を感謝し、大晦日の一時を過ごし、最後にはまた四つ角まで、折詰を用意して、神様をお送りいたしまして、一年を締めくくります。
これに先立って、店の中の本神棚・歳徳神(恵方巻で有名になった?その年をつかさどる神様)・恵比寿さんに大国さん・かまどの神様・お稲荷さんにもお供えをし、一年の無事を感謝してお詣りをして回ります。

そして元旦も、同じく店の中の神様につきたての餅をお供えし、お詣りしてまわりましてから、新年の席に入ります。
その後、お稲荷さんの祀られております山形市の千歳山までお供えをしに、家族皆で登りましてお詣りもいたします。

佐藤屋の稲荷さんは千歳山に(山形市)
千歳山稲荷の本殿前。電灯は何と、佐藤松兵衛寄進。

最近では周りの商家でも、あまりこの様な風習を行うところも少なくなったようでして、あまり周りに聞きましても、話が合う事はございませんが、伝えてきたことを、また次に伝えていくというのは、止める事は簡単で、続ける事は難しく、それだけでもう価値があるのかな、と思います。

こうして、お休みまでもが一風変わった感じになってしまいます老舗の暮らしですが、合間には公園で遊びまわったりなんだりもしてますのでご安心を?!

で、大晦日と元旦をお休みいただきましての新年2日の初売りは、お正月の数日だけ一旦登場をいたします「桜餅」「うぐいす餅」や、すっかり定番となりました「はなびら餅」を中心にして、朝はゆったりと、そしてお昼に一気に、たくさんのお客様においでをいただきました。

特にお安く、いわゆる初売りセール的なもののございません佐藤屋の初売りです。
それでも、この時だけしかない菓子は登場しますので、それをお目当てに、お土産をお求めに、お客様がお運びくださいますのは、本当にありがたいことでございます。

本年の初売りの感想ですが、ずいぶんと「上生菓子」をお求めいただくお客様が増えたな~と。
昨年もたくさんのワークショップや実演の機会をいただき、また事あるごとに限定のものをご提案いたしましたことで、ぐっと身近なものになったのかと、喜んでおります!

山形、佐藤屋の干支の生菓子「ここでひとこえ」

初売りでは、冒頭の感じに色々な姿で表しました「酉」のねりきりを中心として、菅原道真公の「飛び梅」をイメージしましたねりきりに、光琳の梅を模し、中に梅羊羹の角切りをしのばせたういろうや、山芋の餡の酉のキントンを詰めた「ここでひとこえ」と名付けましたセットが、大変に好評でした。

生菓子は、店の中で最もお値段も割高ですが、銘に姿に味にと、奥深く面白いものの詰まった菓子です。
これをお求めのお客様が増えているかも、なんて「菓子の楽しみ方」をより深めてらっしゃる方が多いのかな~と嬉しくなっております。

「可愛い」が入り口となってお求めをいただき、他も共にお召し上がりを頂く際に、箱と共にお渡しをいたしました「しおり」に書かれた「銘」やその姿や味の意味をお読みいただいて、ファンになったと仰っていただいた事も何度かあります。

なんだかまとまらなくなってきましたが、伝統の行事も技も受け継ぎながら、それでいて囚われずに走り回る「若い老舗」を実現すべく、今年も職人仲間・店の仲間と共に、周りをすこ~しずつ巻き込みつつ走ります!

応援とご指導、宜しくお願いいたします!
あ、ご案内を忘れてました!【1/10(火)は山形十日初市です!】
恒例の売り出しは、佐藤屋 本町店の前の特設出店にて10:00スタート!
お見逃しなく~!

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佐藤屋の「乃し梅」が和風総本家「100年てみやげ」で紹介をいただきました!

乃し梅本舗 佐藤屋(山形)の元祖「のし梅」【和風総本家に山形 佐藤屋「乃し梅」登場~】

2016年11月3日放送の「和風総本家」にて「100年てみやげ」の特集で、
佐藤屋の「乃し梅」をご紹介いただきました~!

ご案内を忘れておりまして、twitter中心に「見れなかった~」のお声も沢山に頂きました事にお詫び申し上げます。
それにしても、ご覧になってる方が多かったようで、佐藤屋のサイトへもかなりの数のアクセスがございました。

今年春の「満点青空レストラン」の時ほどの大混乱ではございませんが、メールのお返事などに少々お時間をいただきますことをご了承くださいませ。

昭和初期の佐藤屋「のし梅」の製造風景(山形)江戸期の薬に由来し、その後の試行錯誤、寒天との出会い、缶詰技術の確立などで、季節ものから「山形の定番」となっていった「のし梅」。

今でも、昔のレシピに虫食いがあってもなお、職人が見ればその欠けた部分に何と書いてあるかわかるくらいに、変わらぬ製法でお届けをいたしております。

番組内では、まるっと1日かけての撮影をいただきましたが、時間の関係もあり、当然ながら放送をされない部分もたくさんにございましたが、映らない部分も手作業のオンパレード。

山形佐藤屋の「のし梅」製造。水平をとりながら型枠に流し込む。

寒天や完熟梅との混ぜ合わせなどは、テレビでもごらんをいただきましたが、一枚ずつ型枠に流し込み、厚さの差が出ぬように、すべて水平をはかっていきまして、切るのは包丁。
竹皮に貼り付けていくのも手作業です。

実際、最近増えた取材の際に「撮っていけない工程はありますか?」と尋ねられることの多いものの「手間かかって誰も真似したいと思わないだろうから大丈夫」とお答えをしておりますくらいで(笑)

それにしても全国では「100年てみやげ」って相当数あるものなんですね~
山形「のし梅」用の完熟梅の仕込み風景(佐藤屋)

今回は「確実にそのときからあると証明できる文書等」から○○年前からある、のランキングになってまして、佐藤屋ですと山形の大火より前の資料って年号や出自がまだ確定してなかったり。
(写真の頃だって昭和の風景。これよりもっと古くって写真、となるとなかなか・・・)
間違いないところで「明治」の文書をもとに「122年前」となりましたが、もっと古いところがドンドンあって、資料保存も含めて驚くばかり。

八代目の末弟と母を中心に、資料の読み直しや新たな資料の検証をしてますので、もっと古いものが出てくる可能性もありますが、そのあたりはこれからのお楽しみ、という事で。
やっぱり、新資料など出てきたら、それまで言われてた事と違う事だってあるだろうし、そこを含めて「老舗」であることを楽しめたらと思っていますので。

なんだかんだ言っても「乃し梅」が「山形の伝統の菓子」であり、「今なお名物」としてご紹介をいただける機会が増えてきたことは、すごく嬉しいです!

帰って来た8年前頃は、山形のガイドブックでもお豆やお煎餅やゼリーが中心で、「のし梅」いない時もけっこうあり、その上「知らな~い」とお子さんに言われてからの和菓子ワークショップをしたりと、結構傷ついて、気にしてたんです実際(笑)

昭和10年三越にて「佐藤屋の乃し梅販売風景」(山形)

こどもの日の佐藤屋の販売風景

今も昔も変わらずに、皆様のご愛顧をいただける菓子を作っていられる幸せと、これからもまたご愛顧をいただける様な菓子を作ろうの決意を新たに、頑張りますね~!

【和風総本家 100年てみやげ】の回は、山形ではちょっと遅れて11月19日の放送とのことです。土曜のお昼、お楽しみに(時間的には数分の登場ですが)
関東方面でお見逃しだった方、再放送があるかもですので、見かけたら宜しくお願いいたします!

そして何よりこれからも『乃し梅は佐藤屋で、佐藤屋でど~ぞ~』
※お取り寄せは佐藤屋のサイト「お問合せフォーム」よりご依頼くださいませ。

 

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春らしく、新しい面子を加えて佐藤屋は走ります。

佐藤屋の五月の生菓子「船出」以前このブログでも皆様にお願いをいたしておりました「職人募集のお願い」、
おかげさまでこの度、ひとまず見習いとして佐藤屋の面子に二人の女性が加わってくれました。
勿論まだ何とも仕事がどう、とかの状態ではございませんが、大変真面目に、そしてとっても
筋が良さそうな感じで仕事をしてくれているので安心をしております。

すぐに大きなお金が稼げる仕事ではありませんし、仕事を覚えるまでは苦労も多く、覚えたからと言って、
ゴールがあるでもないこの仕事。でも、食べるものにこだわって、その手から生み出したものでもって、
人の感情に何かを訴えることができるってのは、他の仕事では味わえない感動でして、きっと
一度はまったら「食べ物」商売から離れることはちょっと無理だと思います?!

二人がこれから、どんな風に仕事に慣れて行き、そして職人となれるかはわからないけども、
どうか少しでも早く、この仕事のその感動的な瞬間に出会って欲しいな、と願います。

菓子屋が皆そうであるとは限らず、ビジネスライクな人も、機械的にただ日の仕事を
こなす人もいるのは間違いない事実。でも、そんなのでは、自分の時間の多くを
費やす「仕事」としてちょっとさみしいと思うんです。
どうせ時間を費やすのなら、収入を得るため、と言うひねた目線よりも、少しでも
楽しみを見つけて、それを高めていきたい。

佐藤屋、このままいけばあと数年後には創業200年を迎えます。
自分の代になっての菓子作りの変化や商売に姿勢の見直しを含めて、必ずしも
古くからいる人も、新しく入った人も、全員が歓迎してくれた訳ではありません。

それでも、先頭きって走って、他にはない楽しみを伝えて、のスタイルしか自分には
無いと思っておりますので、やっぱりまだまだ全開走行ばっかりの日々を続ける
予定でございます。

一番上の写真の菓子の名前は「船出」。
毎年5月にこの菓子を作るきっかけは、4月の桜の頃よりも、この若葉の時期の
五月の方が、自分にとっては一年のスタートの雰囲気を感じられるから。

折しも今年は、イベントの多い五月になっております山形。
新たな面子を加えまして、「山形を楽しむ」ために、必死に、馬鹿になって走る
八代目とその仲間への応援を、なにとぞよろしくお願いします!

まずは5日の「はたらく車大集合」で、柏餅とかき氷、そして限定のカステラのみみを
ご用意いたしまして、熱く皆様をお待ちしております~!

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BSジャパン「空から日本を見てみよう」10/22放送分に佐藤屋が登場します?!

BSジャパンさんの番組「空から日本を見てみよう」、10月22日放送分は
何と山形市から蔵王が舞台となっております~

その中でなんと、佐藤屋も取材をいただきまして、ほんのちょっととは思いますが
登場をいたします予定でございます~ 勿論、山形名物「乃し梅」の元祖と
いたしましての取材でございます。

山形 佐藤屋、乃し梅の包丁切の様子昔っからの製法にこだわって、一所懸命に乃し梅にとりくむ佐藤屋の乃し梅職人が
慣れないインタビューにも必死にお応えいたしましたところも出てまいりますでしょうか?
今晩8時、なんとゴールデンタイムでございます。

山形の様子を空から眺めてみる楽しい番組。
お時間の許す方は是非ご覧くださいませ~!

ちなみに八代目は、店についてちょいちょいとお話をいたしましたが、
恐らく登場することは無いかと思います(笑)

 

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