佐藤屋夏の菓子祭は、おかげさまで明日の最終日まで
無事に走れそうな雰囲気でございます。
本当に大盛況で驚いた昨年に比べますと、いつもの
年位に戻った感のある今回ですが、凄く嬉しい
事が一つ私八代目にはございました。
広告を出し、お店でも普段からご案内し、工場は
新作を考えてお届けする。
お客様への感謝の気持ちを表す機会として、
これまで父の代から続いてきたこのイベント。
普段はいたしません安売りでございますので、
やはりお客様も、お目当ての品を目指して
たくさんにおいでをいただいてきましたのには、
心より感謝をいたしております。
そんな中で。。。
![花笠まつりでの佐藤屋の出店](https://i0.wp.com/satoya-matsubei.com/blog/wp/wp-content/uploads/2013/06/hanagasa-814x1024.jpg?resize=625%2C786)
お客様が、「八代目いる?」と呼んでくださって、
ご挨拶をさせていただく機会や、「忙しいだろうから、
呼ばなくてよいけども八代目によろしく。」と
気を使っていただく機会など、私へ声をかけて
くださるお客様が本当にたくさんおいでをいただく
様になっております。
勿論、父(七代目)や叔父も、交友関係は広いですので、
お声をかけていただく機会も多いのですが、
最近は、店に呼ばれる数では圧倒してるかな(笑)
勿論それを競っているわけではありません悪しからず。
ただ、佐藤屋のイメージであった「老舗」で
ちょっと「とっつきにくい」「入りにくい」なんて
イメージが、気軽に声をかけていただける様に
なってきたと言う事は少し変わってきたのじゃ
ないかな、と。
勿論、仕事は高級店としてやります。
味は一流、接客も最上を目指したい。
でも、気持ちの部分では気軽に声を
かけられる街のおんちゃんでいたいな、と。
何かあって、頼みたいことなんかあったら、
すぐに「八代目、これできる?」なんて
声をかけていただけるような、です。
商売としての成功を語るなら、やはり
金額的なものを抜きにしては語れませんが、
いくら売れたから俺はすげ~だろ、みたいには
決してなりたくない。
いつも応援してくれるお客さんに呼んでもらって、
「毎度」とお礼して、「今日も美味いね」と
言ってもらい、「何か」特別な時には、日ごろ
精進した腕を存分にふるう。
そんな職人に、商売人になりたいと思います。
まあ、長文ですが何が言いたいかというと・・・
本店入りにくいって言ってた人たちが、一番
本店に来てくれる様になって嬉しい、て事でした。
皆様これからもよろしくお願いいたします~