勝負の時来る。悲願のJ1復帰。我らの誇りを歴史に刻めモンテディオ!

勝利を願う山形サポ。いよいよ本日、悲願のJ1復帰へ!
モンテディオ山形がジェフユナイテッド千葉と対戦をいたしますプレーオフ決勝!
J2降格してから、決して順風満帆にあらず、そして今季も悩みながら闘ってきた
チームが、天皇杯決勝もあるものの、今季の最大の決選に臨みます!

佐藤屋は、八代目が仕事につき参戦叶いませんが、
参戦する仲間もおり、昨日の朝礼では社長から、その時間は全員が念を
込めて応援する様に、との話もある位に熱く応援しております!

今はまだ正会員の一社に過ぎませんが、いつかは、の想いを持ちながらの
菓子作りと商いをいたしまして、学生時代からお世話になり、今もご愛顧をいただきます
サポーターの同志の皆様のご恩に報いたいと思っています!
勿論昇格したら記念の菓子も作りたい。。。

さあ行こう山形!勝利を掴め!
我らの 誇りを 歴史に刻め!

※ここをご覧の、現在そんなにモンテディオに興味が無い、と言う山形の皆様。
本日はNHKさんで地上波放送もございます。
是非我が故郷の名が響き渡るスタジアムをご覧いただきます様おすすめいたします!
そして来季、是非スタジアムへ。テレビからでは決して伝わらない熱いものがそこには
必ず存在します。

 

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【本和菓衆】老舗の跡取りが作る、ちょっと新しい和菓子の形を。

2014本和菓衆、初日を迎える日本橋三越前の9人
参加した9店。 左寄り三重「柳屋奉善」、京都「井筒八ッ橋」、岐阜「御菓子つちや」、愛知「きよめ餅総本家」、山形「乃し梅本舗 佐藤屋」、岐阜「たなか屋せんべい総本家」、島根「彩雲堂」、三重「深川屋」、北海道「五勝手屋本舗」のそれぞれの若衆。

昨年、第一回が開催され、多方面より注目をいただきました、全国の老舗和菓子店の集まる
全国銘菓名産協会を母体とします若手の取り組み「本和菓衆」。
今年は、新たに2社を加えて10月29日より11月の4日まで、昨年同様、日本橋三越様の地下銀座線口にて第二回を開催させていただきました。

第一回本和菓衆、佐藤屋の琥珀糖「十徳」
第一回本和菓衆、佐藤屋の琥珀糖「十徳」は生のイチゴやラム酒、ジンとライムを使った大人のお干菓子。

佐藤屋は、昨年の第一回におきましては、伝統の乃し梅で培った、寒天を扱う技術を用いた
新作の琥珀糖「十徳(じっとく)」をお出しいたしまして、大変に高評をいただきましたが、反響の大きさに
製造が全く間に合わず、ご迷惑をおかけした反省と、その後の一年間、色々に取り組んできたことを活かしての第二回への続けての参加となりました。

本年は、「お酒と共に楽しんでいただける和菓子」を佐藤屋は一つのテーマとし、やはりこれまで
八代に渡って高めてまいりました「寒天」の技術を活かした菓子をお届けしてこそ、佐藤屋の八代目としての
本筋であろう、と新商品一品を加えた三品をメインに、1週間ご提案をさせていただきました。

佐藤屋の新作、レモンとラム酒の淡雪羹「うしお」
佐藤屋の新作、レモンとラム酒の淡雪羹「うしお」

上の写真が新作の「うしお」
愛媛は怒和島の一軒の農家さんのレモンとの出会いが生んだ爽やかな菓子になりました。
白い部分は淡雪と申しまして、メレンゲと砂糖、寒天で作ります伝統的な寒天の菓子。

ともすれば甘くなりがちであり、少し敬遠されがちな菓子である様に思えまして、今回はラム酒と
怒和島のレモンの蜜漬を皮ごと加え、甘さと酸味、そしてあと味に残るほのかな渋みまでを含めて
楽しんでいただく菓子に仕上げました。また、より繊細な食感と、日保ちの改善のためには、洋菓子の
技術であるメレンゲの技、特にギモーヴなどに使われるメレンゲの技術を取り入れました。

酒との組み合わせで言えば、微発泡の日本酒、吟醸酒の中でもフルーティな香りのもの、白のワイン
などとマッチするのでは、とご提案をさせていただきました。

佐藤屋のレモンの羊羹「りぶれ」
定番に昇格した「りぶれ」はレモンと黒糖とラム酒の羊羹。

二点目は「りぶれ」
初夏の登場以来、大変にご高評をいただいております、レモンと黒糖とラム酒の羊羹。
昨年不思議なご縁で出会って以来、尊敬し親交を持たせていただいておりますwagashi asobiさんの
ドライフルーツの羊羹と同様のラム酒と黒糖の羊羹ですが、佐藤屋スタイルは少し水分が多い感じ。
同じ菓子を作っても、それぞれのイメージで仕上がりが違うと言う点もまた、菓子の面白さ。
こちらも怒和島のレモンを用い、レモンの錦玉の層と黒糖とラム酒の層の二層の棹菓子になっています。

酒との組み合わせでは赤ワイン、ウイスキーやブランデーなど。IPAなどのビールとの相性も良いです。
ブドウなどの果実の渋みがある酒との相性が良さそうに思っています。

銘菓「乃し梅」の新しい形「たまゆら」
銘菓「乃し梅」の新しい形、和の生チョコ「たまゆら」

三点目は「たまゆら」
佐藤屋の代表商品であります銘菓「乃し梅」を新しい使い方でご提案したい、と思い作った白餡と寒天をクーベルチョコと生クリームに合わせた羊羹とチョコの合いの子ですが、
ショコラティエの方にもご注目をいただけた本格的な生チョコに仕上がっています。
バターを使っていませんので、常温でも溶けず温度帯ごとの硬さの変化も含めて楽しんで
いただける形になっており、ビターなチョコの後味に、さっぱりとした梅の酸味が絶妙にマッチする
一品に仕上がりました。

お酒との組み合わせでは、ブランデーやウイスキーが良いと思いますが、赤ワインとも相性が良く、
日本酒党のお客様からは今回の催事後、熱燗とのマッチングも良いのではとのお言葉も。

もちろんどの品も、お茶との相性も良く、特に紅茶との相性も良いものです。
急須でお茶を、抹茶を点ててと言うのは勿論、和菓子、日本の伝統にのっとっている以上、
目指すところではありますが、現代に生きる方々に、私たちの仕事を知っていただく意味でも
こう言った新たな取り合わせの提案というものは、すそ野を広げるためにも必要ではないかと
思いまして、特に本和菓衆と言う新しい取り組みならではの事、とご提案いたしました。

期間中は、店頭に大部分の時間立ち、お客様に上の様なお勧めの召し上がり方をお伝えいたしました。
お茶に合わせるもの、との先入観のある和菓子です。驚かれる方も多数おられましたが、中でも
毎回私たちの新しい取り組みに興味を持っていただき応援してくださっている方々の、本当にたくさんの
ご来店のおかげを持ちまして、佐藤屋始まって以来の大成功をおさめさせていただきました。

会期終了後も、お取り寄せなどで沢山のご注文をいただいておりますが、何せ毎度お伝えしております
様に、手作りの品々。そして、レモンの農家さんは一軒。作れます量に限りがございますので、お届けまでに
お時間をいただいております。ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解の程を。

本和菓衆いいだしっぺ田中屋総本家の田中さんと。お客様に撮ってもらった一枚。
いいだしっぺ田中屋さんと。自由を体現する和菓子屋の一人。

9社それぞれが想う、新しい和菓子の形を、それぞれが思う場面に合わせて、それぞれの培って
きた技で表現した第二回本和菓衆。どの店も面白く、その菓子をご紹介したいのですが、私が語るのは
野暮と言う物。facebookの本和菓衆のページや、各社のページなどで調べて、取り寄せて楽しむもまた
一興と言うことで〆させていただきたいと思います。

上の写真の田中さん、松江の彩雲堂の山口さんとの酒の席に端を発し、次々と加わってくれ、
素晴らしい力を発揮していただいた仲間たちに、そしておいでをいただいた沢山のお客様と、いつも
応援してくださる皆様に心からの感謝を申し上げます!

また来年まで精進し、この場所でお披露目をする時には、いったいどんな菓子が出るのかは、正直
自分でもわかっていません。一年間の中での出会いや、刺激を受けての思いつきで生まれる菓子こそ、
山形を自ら楽しみ、人にも楽しんでもらう私の菓子作りの身上。

是非これからもまた、私たちの菓子を楽しんでいただきながら、応援をお願いいたします!
なお、お送りだと時間のかかる菓子も、山形の店においでをいただきますと案外、スムーズに
お求めいただけることがございますが、これは当然。これまでもこれからも、山形の店である事は
絶対にゆらぎません。地元での評価につなげるべくの東京武者修行ですから。

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10/11(土)山形市歩行者天国に「乃し梅氷」が登場します!

山形名物 佐藤屋の「乃し梅カキ氷」先日までの新宿高島屋さんでのWAGASHI老舗 若き匠たちの挑戦 展、大好評で
一週間を走り切りまして、皆様の応援に心より感謝いたしますと共に、ご報告がまだになっておりますことにお詫び申し上げます。

で、まずはイベントの告知です!
10月11日(土)の山形市中心街の歩行者天国にて、佐藤屋本町店前にて今年街中では最後となります「カキ氷」をやります!

メニューは「乃し梅・イチゴ・愛媛レモン・抹茶」の四種類。
肌寒くなってきた山形ではありますが、花笠祭にて最終日が中止という残念な結果になり、
カキ氷を逃しておられた皆様、熱いお茶も用意しておりますので、是非挑戦を!

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春らしく、新しい面子を加えて佐藤屋は走ります。

佐藤屋の五月の生菓子「船出」以前このブログでも皆様にお願いをいたしておりました「職人募集のお願い」、
おかげさまでこの度、ひとまず見習いとして佐藤屋の面子に二人の女性が加わってくれました。
勿論まだ何とも仕事がどう、とかの状態ではございませんが、大変真面目に、そしてとっても
筋が良さそうな感じで仕事をしてくれているので安心をしております。

すぐに大きなお金が稼げる仕事ではありませんし、仕事を覚えるまでは苦労も多く、覚えたからと言って、
ゴールがあるでもないこの仕事。でも、食べるものにこだわって、その手から生み出したものでもって、
人の感情に何かを訴えることができるってのは、他の仕事では味わえない感動でして、きっと
一度はまったら「食べ物」商売から離れることはちょっと無理だと思います?!

二人がこれから、どんな風に仕事に慣れて行き、そして職人となれるかはわからないけども、
どうか少しでも早く、この仕事のその感動的な瞬間に出会って欲しいな、と願います。

菓子屋が皆そうであるとは限らず、ビジネスライクな人も、機械的にただ日の仕事を
こなす人もいるのは間違いない事実。でも、そんなのでは、自分の時間の多くを
費やす「仕事」としてちょっとさみしいと思うんです。
どうせ時間を費やすのなら、収入を得るため、と言うひねた目線よりも、少しでも
楽しみを見つけて、それを高めていきたい。

佐藤屋、このままいけばあと数年後には創業200年を迎えます。
自分の代になっての菓子作りの変化や商売に姿勢の見直しを含めて、必ずしも
古くからいる人も、新しく入った人も、全員が歓迎してくれた訳ではありません。

それでも、先頭きって走って、他にはない楽しみを伝えて、のスタイルしか自分には
無いと思っておりますので、やっぱりまだまだ全開走行ばっかりの日々を続ける
予定でございます。

一番上の写真の菓子の名前は「船出」。
毎年5月にこの菓子を作るきっかけは、4月の桜の頃よりも、この若葉の時期の
五月の方が、自分にとっては一年のスタートの雰囲気を感じられるから。

折しも今年は、イベントの多い五月になっております山形。
新たな面子を加えまして、「山形を楽しむ」ために、必死に、馬鹿になって走る
八代目とその仲間への応援を、なにとぞよろしくお願いします!

まずは5日の「はたらく車大集合」で、柏餅とかき氷、そして限定のカステラのみみを
ご用意いたしまして、熱く皆様をお待ちしております~!

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【はたらく車大集合】5月5日は山形市中心街へ~

2014年山形市はたらく車大集合2014はたらく車大集合2014年5月5日は、山形市中心街にて行われます「はたらく車大集合」。
例年、沢山のご家族連れの皆様が、自衛隊・消防・警察をはじめ各企業の作業車までを
お目当てに、朝早くからおいでをいただきますイベントが今年も開催されます!

期間中は市内十日町のキャッスル角から、七日町の角までが歩行者天国!
自衛隊さんのカレーの無料配布や、高所作業車の体験乗車なども行われますし、
今年はセブンプラザさんでも独自にイベントがありまして、さらに盛り上げをはかろうと
商工会さんをはじめ各商店街が企画しております~

上のチラシの中に、各車両の配置図やイベントのご案内などがございますので、
ゴールデンウイークのおでかけの計画を立てる際にご活用くださいませ!

我が家の息子は昨年、グランドホテルさんの前にあります高所作業車の整理券を
無事ゲットし、おっかなびっくりながらも乗ったのが一番興奮していたようでしたが、
その後にかき氷や柏餅の売り子を少し手伝ったのも思い出深かった様でして、やはり
今年もお出しいたしますかき氷・柏餅・カステラのみみ、の売り子を手伝う気が満々です?!

山形 佐藤屋自慢の自家製シロップかき氷今年は新たに、乃し梅に使います完熟梅のシロップと、愛媛産レモンのシロップを投入し、
イチゴ・乃し梅(完熟梅)・愛媛レモン・宇治金時のラインナップでお届けします!

また、柏餅に関しましても、イベント限定にて鯉のぼりの型の限定パッケージで販売をいたします。
なお、カステラのみみはイベント限定品になりますが、当日は3袋入り1000円のものが70セット程の
限定となりますので、お求めの方はお早めにおいでくださいませ~

最近ちょっと、週末の人出では話題のイモ天に後れをとっております山形市中心街ですが、
ここぞの時には力を見せてまいりたいと思います。
月末には六魂祭も控えております!
元気にまいりますので、皆様も是非、街中を見直してみていいただけましたら幸いです~

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「ニッポン茶茶茶」芸工大さんとのコラボ展のご報告(遅すぎ)

佐藤屋と東北芸術工科大学のコラボ展より 2月に開催をいたしました東北芸術工科大学の陶芸の学生さんとのコラボ展「ニッポン茶茶茶」。
期間中は、本当にたくさんのお客様においでをいただき、特に実際に展示をいたしました器を用いての茶会には、連日菓子がなくなるまで途切れずにおいでをいただきました。
大変遅くなりましたが、心より御礼を申し上げます!

COヶ岳1

学生さんそれぞれが、こんな風にそれぞれの感性で作ってくれた器にのせられた菓子は、
全てそれぞれの器を拝見して、八代目がのせていったもの。
すぐに菓子を作る技量は無い私ですが、学生さんとお話をしていく中でイメージをふくらませ、
面白い菓子をご用意できたかと思います。

佐藤屋と芸術工科大学のコラボ展よりどの器も個性的でそれぞれの想いが込められていて、形にできるか自信を無くした
時もありましたが、展示して見た時の面白さは、3回目となった今回もまた、新たな驚きに
満ちていました。やっぱり菓子は、単体でそこにあるよりも器と合わさった方が面白い!

佐藤屋と芸工大コラボ「ニッポン茶茶茶」より佐藤屋と芸工大コラボ展よりまた、今回の新たな取り組みとして、名品と呼ばれる作を模した器も並べられ、
職人をしていても一生ご縁の無いような器(の模刻)に菓子を盛らせていただく機会にも
恵まれ、こちらもまた面白いものになりました。

本年もまた、今年の3年生と一緒に授業の中で茶の陶に取り組んで行く予定ですし、
第一回に組ませていただいた学生さん達(今は院生)との再度のコラボ展も予定をされております。
是非、山形と言う街、その中で育った完成を発露する場面をお楽しみに!

 

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芸工大・佐藤屋のコラボ展「ニッポン茶茶茶」展のご案内~

山形佐藤屋と芸工大のコラボ展「ニッポン茶茶茶」地元山形は東北芸術工科大学の陶芸を学ぶ三年生の作る器と、佐藤屋八代目の菓子の
コラボ展「ニッポン茶茶茶」展を、山形市小姓町のギャラリー絵遊にて開催いたします!

会期 2014年1月30日~2月3日
時間 各日 10時~18時まで(最終日のみ12時まで)
※2月1日、2日の両日は10時より隣接する蔵 ダイマスにて展示の器に菓子を盛っての
茶話会を開催(無料)

毎度、大変に高評をいただきまして沢山のお客様においでをいただきますコラボ展。
普通の器の展覧会とは違い、実際に菓子器に菓子を盛りつけての展示、と言う事で
器単体でご覧いただくのとは一味違った面白さを感じていただけるかと思います。

都市部ではこういったコラボ展も色々と開催されているのかもしれませんが、
折角に地元に芸術大学があるわけですし、少し身近ではなくなっている茶と
いうものを身近に感じていただいたり、器というものを意識していただく機会にしていただけたらと
思いましての芸工大さんへのお誘いをいたしましてすぐの開催から今年で三回目。

毎度学生さんの企画を主体といたしまして、私はあくまで菓子を提供する側という
スタンスで、その学年ごとの色を楽しませていただいております。

今年は、名作と呼ばれる器のうつしを作ります模刻、と言う手法にて一点。
オリジナルの器を一点の計二点を学生9人が作ってくれまして、それに
それぞれオリジナルの菓子を盛りつけての展示となります。

また、毎度作者とのお話を楽しんでいただいております茶話会も、今年は
二日間の開催。いつもあっという間に菓子がなくなり終了してしまいますが、
今年は少しは混雑が解消するのでしょうか?!

何にせよ、今日もまだ前日というのに菓子が準備完了しておりませんで、
ヤキモキいたしておりますが、お客様へのご案内と言うのも大きな仕事の一つ。

発信力があるかどうかはともかくも、まずは皆様にご案内申し上げます~

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山形商人のお正月。初市でやっと佐藤屋もお正月迎えました!?

佐藤屋本町店前、初市の様子1月10日は山形商人のお正月「山形十日初市」でございました!
当日は、寒波到来、しかも今季最強の、とかおどかされまして、もう夜中にも外の様子などちらちらと気にして見てしまっておりました!

積雪の無かったことに安心しながらも、時折舞う雪には内心穏やかではなく、お客様がどれだけ
おいでになるのか、と不安でいっぱいでございましたが、開始時間の10時を待たず店の前に
続々とお集まりいただいたお客様!

外に設置したストーブの周りで暖をとりながら開店をお待ちいただく姿は、自分たちの不安を一気に吹き飛ばしてくれまして、開店から元気いっぱいに呼び声を張り上げた、いつもの
佐藤屋の雰囲気で売り切れまで走り切れました!

結局カステラのみみは1時間弱、他の菓子も次々に売切れまして、お昼ご飯を召し上がってから
ゆっくりとおいでをいただいた方には、誠に申し訳なく売り切れのお詫びを申し上げるばかり。

お昼前の雪の降り方も相当のものでございましたが、初市という400年も続くイベントが、
しっかり新春の恒例行事として山形の人の中に残っているのだな、と嬉しくなりました。

佐藤屋八代目と九代目 初市にてうちのちびっ子も一所懸命に「佐藤屋の初飴いかがですか~?」の声をだしておりまして、
頼もしく成長を感じておりました。お褒めいただいた皆様に感謝します。彼のやる気が
出るかどうかは親父のやる気も左右しますので?!
ところで、ここからは初市の出展者側としてちょっと思ったこと。

元来農家の方の冬期間のお仕事の成果であったり、縁起物の冬の野菜であったり、団子木や
初飴であったり、が中心だった初市。最近ではどうなんでしょうね?

ちょっと用事があって歩いてみたのですが、かなりお店の数が減り、開催場所は変化ないことから、
虫食いみたいな店舗展開になってしまっておりました。
子どもの頃のイメージだと、人でごった返し、呼び声も威勢がよく、確かに商人のお正月、みたいな感じが
いたしました。そう、ニュースで見る京都のえべっさん、これを実際に京都時代に目にした時も「初市みたい」
と感じた位に元気が良かったはず。。。

それがですね、佐藤屋は勿論でっかい声で呼び込みをし、店主である七代松兵衛も一緒に店に立っての
取り組みでしたが、たまに黙ってしまう時間が来ると・・・ 静かなんです・・・

市、ですよ。しかも初市!
市神様のお祭りでもあるわけで、新年の商いを占う意味もあるわけですから、ここはやはり威勢の良い
ところを出した方が良いに決まっておりますでしょう?!

お隣と張り合おうにも隣がいない、そんな状況では無理なのかもしれませんし、寒さのせいも
あるのかもしれませんが、いつかもう一度あの、元気な市になった時が、街中の賑わいが
新たに作られる瞬間かもしれませんね。

色々と新たにイベントを作る事、には熱心なむきもございますが、自分は古くからあるものを、
ちょっとだけ目線を変えて、見せ方を変えるだけで、凄く魅力的なものが沢山あるのが
この街だと思っています。

ずっとそこにいる人には当たり前、のことだけど、外から来た人には斬新で面白い。
そんな山形の面白いとこを、自分が面白がって見てもらう。
まあ初市での店のあんばいが良かったからこそ言える事かもしれませんが、
今年も「山形」の面白さや良さを、「菓子」の力を使って伝えていける仕事をしたいと思います。

賛否両論あるのは当然。意固地にならず、スタイルはぶれずに。
全開走行で今年も参ります。

まずは商人のお正月を無事に迎えさせていただいた皆様に感謝!

hatsuichi-2014ご当地ヒーローにはなれないけれど、街の名物オヤジの地位は密かに狙う八代目を、
今年もどうぞよろしくお願いいたします!

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山形の商い、本当の初売りはこの十日初市から!

山形初市にて 佐藤屋本町店での初飴出店さて、ご案内がブログでは遅くなりましたが、明日1月10日は山形市内中心街は歩行者天国。
一年の商いのスタートを飾ります、本当の意味での初売りでございます「十日初市」でございます!

古く江戸期からの記録も残りますこの初市は、今でも地名の残ります三日町や八日町などに
代表される日の市の中でも、十日町を中心といたしました最大規模のもの。
縁起物の団子木や臼や杵を売る店が立ち並び、その間に出店をする、地元のお店の限定や
お買得の品もたくさんにございます、一年で最もにぎわうイベントです。

山形 佐藤屋の和菓子三寿
初市限定「三寿の残り福」

佐藤屋では毎度おなじみの初市の縁起物「初飴」をはじめといたしまして、今やイベント限定ながらも
絶大な人気を誇り、開始からあっという間に売切れをいたします「カステラのみみ」、や初市限定の
「三寿の残り福」「上生菓子(今回はキントンの詰合せ)」などの、普段は絶対にないお買い得品を
ご用意いたしました!

以下一覧

・カステラのみみ 3パック入 1000円
・三寿の残り福  2袋入    500円
・上生菓子 暁の駿馬 4個入 500円
・縁起物  初飴      1箱 300円
・干支煎餅  8枚入3箱で  1000円

そしてなんと今回は どら焼きも 普段126円を二割引きの100円で!

山形 佐藤屋のどら焼き もう寒波がどうのこうのなんて、ここまで来たら言ってはおられません!
今年の商いの本当のスタート、初市。新年の景気づけに、最近では当たり前になった
お正月早々の初売りなんぞには負けてはいないところを、佐藤屋のいつもの味は
保ちつつも、ギリギリまで勉強させていただきましての佐藤屋の本気。

明日はぜひ、山形市本町、グランドホテルさんお向かいの佐藤屋本町店へ!

雪の中かかもしれませんが、おいでをいただきました皆様にお喜びをいただけます様、
菓子はお得なお値段で。そして勿論、新年を寿ぐ元気な声と笑顔でもって、皆様を
お待ちいたしておりますので、是非のおいでをお願いいたします!

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新年から一気に全開走行、雪の山形に佐藤屋八代目が走ります~!

佐藤屋のお正月の限定品「菱花びら餅」新年あけましておめでとうございます!
旧年中に皆様よりいただいた、沢山のありがたいご縁のおかげをもちまして、
年末までバッタバタと走っておりましたが、元旦のお休みを挟みまして、本日の仕事始めからも
もう一気にダッシュをいたしております!

写真は御馴染みの方にはおなじみの花びら餅。茶道をされる方が近くにいらっしゃったりいたしますと、
特に馴染みの深くなります、宮中の鏡餅に由来いたしますお菓子です。
実際に民間に広まるのは、裏千家さんが、明治天皇からこの菓子を使う事を許されてから、との事。

しかしながら、鏡餅に色々くるんで配った宮中雑煮が由来だ、と言われてましても、お雑煮が味噌に
丸餅からはかけ離れた土地に生まれ育った八代目には、未だにしっくりとはこない菓子でもあります(笑)
とは言え、自分なりに美味しい、を追求いたしますのが仕事の私でございますので、写真の花びら餅に
つきましては、自分が帰ってくるまでに、既に佐藤屋にあった「花びら餅」との区別の為に、より古い方の
名称でございます「菱葩餅(ひしはなびらもち)」と名付け、限定品としてお出ししております。

紅、白と別々にのした餅に、白みそをほのかに香らせた餡、山形産のゴボウを3日かけて蜜漬したものを
細く切って二本。全ての作業を一人で行い、お正月の特別の品に本気で取り組むことで、新年の
自分の菓子作りへの本気、を高めて行っている感じなのですが、なんとも手間をかけすぎまして、
たいへん高価になってしまいますのが玉に傷ではあります。

ただ、自分のこれからやるべき事の一つもここの「値段」というところにあるのかな、とも。
何せ私たち菓子職人と言うものは、素材を手に入れ「仕事」をいたしまして、自分なりの美味しい、綺麗と思う形にしてお届けいたしますのが職業。

その「仕事」と言う部分をどれだけ評価していただけるのか。つまり、どれだけその部分に
かかった時間や、悩ませた頭、込めた想い、なんかを伝わる様にお届けできるか、が
勝負になってくるんだと思うのです。

「高い」と簡単に片づけられたらそこまでですが、大量生産の体制を整えて、郊外に
出て行かなければ立ち行かなくなる商売ばかりで良いとは思いません。
「満点」のものをお届けしたいと思えば、細かな部分も全て調整ができる人の手は、
まだまだ機械には負けないと思うのです。

機械が悪いとは思いません。手では実現できないコストダウンを実現し、誰もが手に入れやすい
価格での提供を可能にするのは機械化だけが無し得ることでございますから。
今、コンビニや大手のお店などで簡単に、そして十分に満足できる味のものがすぐに
手に入る様になったのは、機械化できる菓子を実現した多くの人の努力の結果ですし。

ただ、それだけになってしまったらちょっと、菓子が楽しくなくなるんじゃないのかな、と思うのです。誰かに、何かの時に、ここぞって時に特別のものを届けたいと思った時に、ちゃんと
応えられる店ってのがあるからこそ、手軽なもの、の存在もあるんだと思うんです。

佐藤屋は、誰かのいつかの特別の時、に一番の仕事をお届けできる店にしていきたい。
そのために、普段からたゆまず一番の仕事をし続けようと思います。
それ故、かかった手間の分はどうしたってお値段に反映されて参ります。

今年も、ちゃんと作る。そしてちゃんと伝える、を目標にして、年初から全開で走ろうと思っております!
片田舎の老舗かもしれないけども、その街で育った人の「一番」でいられる様な店を目指して、
毎度明るいワーカホリックな八代目とその仲間達に、変わらぬ応援とご指導を、何卒よろしくお願いします!

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