新年から一気に全開走行、雪の山形に佐藤屋八代目が走ります~!

佐藤屋のお正月の限定品「菱花びら餅」新年あけましておめでとうございます!
旧年中に皆様よりいただいた、沢山のありがたいご縁のおかげをもちまして、
年末までバッタバタと走っておりましたが、元旦のお休みを挟みまして、本日の仕事始めからも
もう一気にダッシュをいたしております!

写真は御馴染みの方にはおなじみの花びら餅。茶道をされる方が近くにいらっしゃったりいたしますと、
特に馴染みの深くなります、宮中の鏡餅に由来いたしますお菓子です。
実際に民間に広まるのは、裏千家さんが、明治天皇からこの菓子を使う事を許されてから、との事。

しかしながら、鏡餅に色々くるんで配った宮中雑煮が由来だ、と言われてましても、お雑煮が味噌に
丸餅からはかけ離れた土地に生まれ育った八代目には、未だにしっくりとはこない菓子でもあります(笑)
とは言え、自分なりに美味しい、を追求いたしますのが仕事の私でございますので、写真の花びら餅に
つきましては、自分が帰ってくるまでに、既に佐藤屋にあった「花びら餅」との区別の為に、より古い方の
名称でございます「菱葩餅(ひしはなびらもち)」と名付け、限定品としてお出ししております。

紅、白と別々にのした餅に、白みそをほのかに香らせた餡、山形産のゴボウを3日かけて蜜漬したものを
細く切って二本。全ての作業を一人で行い、お正月の特別の品に本気で取り組むことで、新年の
自分の菓子作りへの本気、を高めて行っている感じなのですが、なんとも手間をかけすぎまして、
たいへん高価になってしまいますのが玉に傷ではあります。

ただ、自分のこれからやるべき事の一つもここの「値段」というところにあるのかな、とも。
何せ私たち菓子職人と言うものは、素材を手に入れ「仕事」をいたしまして、自分なりの美味しい、綺麗と思う形にしてお届けいたしますのが職業。

その「仕事」と言う部分をどれだけ評価していただけるのか。つまり、どれだけその部分に
かかった時間や、悩ませた頭、込めた想い、なんかを伝わる様にお届けできるか、が
勝負になってくるんだと思うのです。

「高い」と簡単に片づけられたらそこまでですが、大量生産の体制を整えて、郊外に
出て行かなければ立ち行かなくなる商売ばかりで良いとは思いません。
「満点」のものをお届けしたいと思えば、細かな部分も全て調整ができる人の手は、
まだまだ機械には負けないと思うのです。

機械が悪いとは思いません。手では実現できないコストダウンを実現し、誰もが手に入れやすい
価格での提供を可能にするのは機械化だけが無し得ることでございますから。
今、コンビニや大手のお店などで簡単に、そして十分に満足できる味のものがすぐに
手に入る様になったのは、機械化できる菓子を実現した多くの人の努力の結果ですし。

ただ、それだけになってしまったらちょっと、菓子が楽しくなくなるんじゃないのかな、と思うのです。誰かに、何かの時に、ここぞって時に特別のものを届けたいと思った時に、ちゃんと
応えられる店ってのがあるからこそ、手軽なもの、の存在もあるんだと思うんです。

佐藤屋は、誰かのいつかの特別の時、に一番の仕事をお届けできる店にしていきたい。
そのために、普段からたゆまず一番の仕事をし続けようと思います。
それ故、かかった手間の分はどうしたってお値段に反映されて参ります。

今年も、ちゃんと作る。そしてちゃんと伝える、を目標にして、年初から全開で走ろうと思っております!
片田舎の老舗かもしれないけども、その街で育った人の「一番」でいられる様な店を目指して、
毎度明るいワーカホリックな八代目とその仲間達に、変わらぬ応援とご指導を、何卒よろしくお願いします!

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皆様からいただくご縁に感謝して、新たにまた佐藤屋よりのご案内~

2012年の芸工大さんとのコラボより

先日10日に行われました、山形市役所での三浦記念賞の
展示会場にての和菓子体験ワークショップ。

twitterやfacebookとこのブログを併せて、本当に告知もギリギリになってのことでございましたのに、沢山の方においでをいただきまして
感謝しかございません。

息子の幼稚園の友達、今まで八代目のワークショップを体験してくださり
楽しかったから、とまた来てくださった方々に新たなお客様。

毎度のことながら、現実で出会った方とネットを介して応援してくださっている
方々と両方に一度にお会いできる楽しい時間を過ごさせていただき、本物の
八代目がどんな感じか体験をしていただける事は何よりの幸せ。

これからも色々と企んでおりますので、佐藤屋の各店でお出ししております菓子は
勿論のこと、是非八代目と職人仲間が企てるものにも応援をば。

とりあえず決まっております企画や、TV放送などのご案内も。

・12/14 22:30 ~ BSフジ 「夢の食卓」にwagashi asobiさんの特集の中にお招きを
いただきまして、ご飯と菓子をいただきながら語らうあたりに登場する予定です(笑)

・1/29~2/3 「日本茶茶茶会」 東北芸術工科大学の美術家陶芸コースの三年生との共同展。
今年は原点回帰傾向か、古典の茶陶を学んだ上で、自分たちらしさを表現したものを作ってくれるとの事。
2月の1日、2日は製作者とお話いただける茶会もいたします。 山形市小姓町のギャラリー絵遊にて

・2/7~3/7 「(仮)山形の和菓子展」 文翔館にて 山形の菓子屋が共同で取り組む展覧会は
初の取り組み。2月15日には八代目による和菓子体験のワークショップやります!

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東京マラソンは人形焼なら、山形まるごとマラソンは『乃し梅』、で!

 

佐藤屋本町店前ので乃し梅エイドの模様さて、ちょっとご報告が遅くなりましたが日曜日、第一回となります「山形まるごとマラソン」が、山形市
中心街を駆け抜けると言う記念すべき形で行われました~!

事前に告知をいたしました通り、佐藤屋では江戸時代からの元祖山形の行動食?であります
「乃し梅」を、ランナーの皆様に私設エイドステーションと言う事で配布をば。
若手職人と店の仲間達にその家族、と言う面子でワイワイと盛り上がりながら行いました!

IMG_4233勿論いつもの佐藤屋の半纏(古いものですが未だ現役)をまといまして、沿道を盛り上げるべく
外に出てみますと、なんとまあ沿道では各種エイドステーション、
それも私設(公式だとパンフに記載されてます)の多い事!

お向かいのグランドホテルさんなんかもう、公式か?って位の水にスポーツドリンク、バナナまでの
お振舞の用意をされておりましたので、ちょっと大丈夫か?みたいな気分になりつつも、
佐藤屋本町店のございます本町商店街の若手衆による配布の準備が進められてた梨の
準備にちょっと参加したりしまして、徐々に気分を盛り上げていきます! 続きを読む 東京マラソンは人形焼なら、山形まるごとマラソンは『乃し梅』、で!

山形まるごとマラソンを、佐藤屋も全力で応援します~

10月6日(日)、山形市では初となります街中を走行いたします
マラソン大会「山形まるごとマラソン」が開催されます!
この大会、落合にございますスポーツセンターをスタートして、市内を南行、
霞城公園の中を通りまして駅前通りから、中心街を走りつつ芋煮シーズンの
河原沿いも走行すると言う山形の街をまるっと巻き込んでの大会!

こんな感じの大会、と言いますと東京マラソンなんかを思い浮かべてしまいます私ですので、
やはりここは、沿道を盛り上げられるかどうかで大会の成否が決まってしまうんでは
ないのかな~などと勝手に思ってしまいます。

なんか、東京マラソンとかだと、沿道で飴とか梅干しとかチョコとかふるまってたり、
独自のスタイルで応援する人たちがいて、それも含めてランナーの方々の楽しみで
あったりもするので、交通規制とかあっても、毎年成功している気もしたりするので。

そんな訳で佐藤屋です!
江戸時代、出羽三山詣での流行と共に栄えた山形の宿場町。
そこで売られた気付け薬が元になっております銘菓「乃し梅」。
その元祖として今も山形の梅にこだわる佐藤屋としては、元祖山形の行動食「乃し梅」を
お振舞し、県外からおいでになるランナーさん、そして地元の名物を見直してもらいたい
地元ランナーさんにも喜んでいただけたら、と考えました!

何より、第一回でして、沿道の交通規制もあり街中居住者の少なくなった山形市の
街中で、どれだけの方が応援されるのかもわからない状況。
であれば、街中の商人としては目の前を通る方に楽しんでもらわなければ恥と思い・・・

当日は、県民共済さんのビルの前で、山形市本町商店街の若手の皆様も
お振舞をされるそうでして、そこと共同にて、ビルの前から佐藤屋本町店の前の
歩道寄りにて「乃し梅」をお振舞いたします~

ゴミの回収は、それよりもう少し走っていただきまして東北電力さんのあたりまでに、
段ボール製のゴミ箱を提げた佐藤屋の面子が応援かたがたおりますので、竹皮は
必ず外していただきお召上がりをくださいませ~!

賛否両論あろうとも、やはり実施するからには楽しまなければ損!
山形の街中に吹く、新しい風を佐藤屋は熱烈に応援します!

アホな八代目を応援してくださる皆様に支えられて、今日も頑張っております!
更新は滞りがちですが、ランキングにご協力を~!

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花笠の夜を熱くしよう!佐藤屋はモンテディオ山形を熱烈に応援しています!

花笠祭に浮かれる佐藤屋八代目
京都sou・souさんの衣装で調子に乗る八代目。撮影は山形まなび館様にて

さて、いよいよ始まりました山形の夏の風物詩、花笠祭!
昨日は、初日からの雨にくじけずに、一所懸命がんばっておりました佐藤屋の面子ですが、
昨年に比べますと、かなり厳しいお客様の数に、本日への体勢の立て直しに必死になって
ございます!やはり商売がうまくいってこその盛り上がりなのは当然ですので?!

しかしながら!本日はモンテディオ山形の選手とスタッフ、そして熱いサポーターの
連が踊る日でございます!いかに雨の予報が出ようとも、実際降ってきたとしても、
沿道含めて「モンテディオ山形」をサポートする気持ちと気合には一切変化は
ございませんので、是非先日のお誘いにご賛同いただける方は、佐藤屋本町店の
あたりにお集まりくださいませ!

なお、モンテディオ連が近くまで参りましたらば、沿道からの盛り上げは、さすがに
チャントを歌ってはお祭りの雰囲気にそぐいませんので、

「オイ・オイ・オイ・オイ・オイ・オイ・オイ、チョイチョイ
オイ・オイ・オイ・オイ・オイ・オイ・オイ、ハーヤッショーマカショ・モンテディオ」

の様な感じで、手拍子と声で盛り上げようと思います!
間奏部分ではめいめいのお気に入りの選手に声をかけたり拍手をして、
とにかくこの区間はモンテディオ色に染めてみましょう~!

勿論、休憩時間が佐藤屋の近辺であった場合にはチャントもあるかと!

なかなかスタジアム外で熱を感じる事のないモンテディオ山形への山形市でのサポート。
興味の無い人も思わず気になっちゃうような雰囲気つくって、踊る同志達も含め
クラブ全体をおもいっきり盛り上げましょう~!

ちなみに、本日も和装でおいでのお客様への抹茶か柚子の水大福一個サービスは
継続ですが、今日に限りモンテディオ山形を応援する青い衣装のお客様にも
同様にサービスをいたします!

さて、あと数時間でまた熱い夜が始まります!
先日の京都戦、相手の出来云々もありますが、調子は上向きと捉え、ここらで
もう一押しいたしましょう!

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夏の佐藤屋。涼しい菓子に込めた熱い職人の本気をば~

乃し梅本舗佐藤屋のかき氷
菓子職人の誇りをかけて?取り組むかき氷三種。。。

先日行われました第二回「日本一さくらんぼ祭」。
皆様はこのイベントの存在、ご存知ですか?
昨年の第一回に引き続き、日本一のさくらんぼの街
山形県をアピールすべく実施されたこの祭・・・

寒河江や天童など、これまでもさくらんぼのアピールをすべく
行われる「種飛ばし」などで有名なさくらんぼ祭もある中で、
何故に生産量でも知名度でも一番ではない山形市で
行うのか?との疑問の声は無かったことにして?!
今年も街中の賑わいを作るべく、何故かダンスを中心に
据えての開催となりました~

県の方でもやはり、それぞれの部署ごとに、
「何に」お金を使えて、使えないか、があるのでありましょう、
そこはまあ、他の機会に意見をさせていただくとして、
商売人の自分としては、やはり目の前の通りでイベントが
あるのだ、と言われているのに何もしないで傍観する
訳にはまいりません。

「どうせ人は来ない」とか、「上手くいかないよ」と批判したり
最初から距離を置くこともできるのでしょうが、自分のとこの
前に、いつもより人が集まるってだけでテンションを上げていける
人が多くなるだけで、企画が大したことなんかなくっても、
周りを巻き込んで楽しい事になるんじゃあないのかな、と
思ってしまうタイプだけに。。。

佐藤屋九代目によるお客様対応~

で、何しようかな~と考えた結果、出たのが「かき氷」。
花笠まつりや、子どもの日の出店では長蛇の列で
売切れを続出し、果たしてお客様とのお話をゆっくり
させていただく事も出来ず、込めた想いをお話させて
いただきたかったもんですから、大人数にはなりそうもない、
このイベントがうってつけでは?と思いまして(笑)

もちろん和菓子職人が店の名を背負ってお出しするからには
本気の一品でなければいけません。

シロップは、苺は生の果実から。
黒糖は沖縄産の和菓子に使ってる本物(最近では黒くて甘い、
黒砂糖じゃない粗糖ってやつがよく出回ります)。
抹茶のシロップは勿論、点てて飲むためのものの中から
甘さとの関係の良いものを選んで。

もうこれで美味しくない、と言われればしょうがない位の
気合で挑もうと思ってたら、いつの間にか自分のとこで
かき氷の機械まで購入してしまってました(笑)

当日は、開店すぐから間断なくお客様においでをいただきながらも、
そこまで行列になるほどの人出もなく、ある程度余裕をもって
お客様とお話をさせていただき、普段からブログやtwitterを
ご覧になっておられる方の多い事に驚き、そしてそのおかげで
このイベントを知られた方も案外多かったことにびっくりしたり。

そして当日モンテディオと対戦予定だった松本山雅の選手の方やサポーターの方もおいでをいただきました。
勿論モンテディオのサポーターの皆様にもたくさんのお越しを
いただきまして感謝でございました!

当日は、写真の様に九代目も店頭に少しの時間ではありますが、
立たせていただき、遂に人生初「いらっしゃいませ」から
「ありがとうございました」までを完遂!
調子にのって、かき氷の作り方にあれこれ口を出し、お客様にも
チョコチョコとデリバリーをいたしました。
お相手をしていただきました皆様にこの場を借りて感謝を
いたします。こうやって、菓子屋も良いな、と思わせていく
子育てを計画しておりますので、末永く私のリタイアまで
お付き合いくださいませ?!

花笠祭りでの佐藤屋本町店

さて、次に皆様にかき氷をお出しできますのは、なんと
山形最大の夏のイベント?「花笠まつり」の期間!

勿論佐藤屋は、本町店前にて期間を通じて
名物「かき氷」と「わらび餅」を販売いたしますよ~
当然モンテディオ連が佐藤屋前を通過の際には、
一旦お店を休止してのいつもの「沿道からの盛り上げ」
に徹するつもりでございますので、公私混同悪しからず。

何事も、批判は簡単です!
イベントを実施するのが決まっているなら、どうやって
面白くするか?おいでをいただいた方々に楽しんでもらえるか?
ひいては自分の店の利益とできるか?
目の前の出来事をみ~んなひっくるめて楽しんでみる、そんな
気概を持って頑張っていきたいと思います!
一所懸命やりますので、皆様の応援何卒よろしくお願いします~

特に、花笠期間の暑さには年々勝てなくなってきてる気がいたします。
浴衣の女性の応援などは大変に力になります故、色々と企画も
いたしてございます。ご案内の際にはふるってご参加を~

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「のし梅」発祥の地「山形」より、誇りをかけた戦いは続きます。

乃し梅本舗 佐藤屋(山形)の元祖のし梅


さて、乃し梅です。

佐藤屋が創業した文政年間には、まだ菓子ではなく、山形が
最も栄えた時代の城主最上家の医師を先祖に持つ薬屋さんが
伝えていた気付け薬でございました。

その薬屋の息子が嫁をもらって始めた菓子屋が佐藤屋。
後の世に、幾多の失敗にめげることなく、全国に流通するように
なった寒天との出会いの末に、今の「のし梅」の形に完成させ、
今にまで伝わっているとされております。

最上家が治めていた頃の山形では、紅花の生産が
盛んであり、後に山形を訪れる芭蕉も紅花に関する句を
山形で詠むなど、山形=紅花と言っても過言ではなかったようです。

その紅花から色素を採るのに必要だったのが、梅の実の酸。
これを使って、色素を採る訳ですので、当時の記録では現在の山形市、と
される部分のかなり街に近いところまで梅の畑があった様です。
まあそれくらいに梅も生産が盛んであった、と言う訳です。

同時期には、先に書きました最上家伝来の薬も、民間薬として
なじみ深いものだった様ですが、これも梅が豊富にあってこその
ものですから、生産量がいかにあったかをもの語ります。

一説には、出羽三山詣での流行した江戸後期には、「乃し梅」の
記述が山形についての文献でも見られることもあったりする
様なのですが、寒天の全国流通までに間があるので、
今の形ではなかったのではないか、と思われます。未だ手切りの包丁仕事「山形佐藤屋の乃し梅」

佐藤屋に残るレシピを記した文献には、陶板に塗りつけた、と言うような

記述もありますから、やはりこの形に完全に落ち着くのは、
明治になって、と考えてよさそうだと思っています。
とは言えそれでも1800年代後半なんですが(笑)

今日はとんでもなく真面目に書いてます、本気ですw

 

で、何が言いたいか?と言うと。。。

「乃し梅は、山形発祥の元祖山形銘菓です。水戸に非ず」

まあ何をいまさらなのですが、私八代目の関東での
催事の歴史は、まずはこの認識との戦いから始まって
いるものですから。

何せ水戸、梅の名所「偕楽園」をお持ちで
首都圏からの観光客の方々を集客して
おられますものですから、その情報発信力は
もう素晴らしいものがあります。

水戸銘菓と言えば「水戸の梅」「吉原殿中」などが
ございますが、そこに並び「のし梅」もたくさんに~(泣)

前の二つの銘菓については置いておきまして、
「のし梅」に関してはこれだけは言わせてください!今までは現実世界でお会いした人だけに地道にお伝えを
して参りましたが、ここでも言ってまいります。

「乃し梅は、山形発祥の元祖山形銘菓です。水戸に非ず!」

おそらくしっかり調べていただけばわかるのですが、
水戸の「のし梅」が歴史に登場するのは明治の
中期以降を待たねば無理かと思います。何故?と聞かれればそれは「山形」にて完成された
「乃し梅」の製法が、伝わっていくまでの時間が必要、
だからです。修業に来た方、教えにいった山形人。

当時は、おそらく将来的に商圏がかぶるなんて思いも
しなかったのではないかと思います。
まあそれはもう、しょうがないですね。

大正期「のし梅」皇室お買い上げの際の佐藤屋三代目ら

 

その後山形においては、紅花の生産が減少し、
サクランボが新たな名物になり、実の収穫の
時期も近い梅も、家庭用以外の需要が減少して
少しずつ減っていきます。

佐藤屋では今も梅を山形産にこだわって使っていますが、
それも契約栽培や、これまでもお世話になっている農家の
皆様の助けがあってのことでございます。

さて水戸はと申しますと、首都圏に近い?地理的な
利点などを活かし「偕楽園」が観光地として素晴らしい
形に完成し、そこにあるお菓子屋さん達の素晴らしい努力に
よって、数々の銘菓をつくりあげ、今や関東において
梅の菓子と言えば「水戸」、「のし梅」は「水戸の銘菓」と
認識されるまでになっております。

事実私の周りでも、関東出身の方の多くは、
佐藤屋にのし梅のあるのを見て「水戸にもあるよ~」と
おっしゃいますし、関東の百貨店さんでの催事などで
お持ちしても「水戸の銘菓よね?」と・・・

恐るべし水戸、素晴らしい、いわば「のし梅」の発展と
隆盛を支える存在です。
でも、これだけはもう一回!

「乃し梅は、山形発祥の元祖山形銘菓です。水戸に非ず」

もうこれで最後にします。申し訳ないです。
こう言った形の文章に嫌悪感を示される方、必ず
いらっしゃいますので、先に謝らせていただきますが、
そんな方はここまで長いと読んでおられませんでしょう。

そんな「元祖」の「のし梅」が「山形」、「発展」させたのが「水戸」。
特段これまでも元祖争いをしたことはございません(笑)
これからもドロドロやるつもりはございません(笑)

ついに両雄相並ぶ水戸と山形の「のし梅」
仲良く並んだ水戸と山形の「のし梅」@M山形vs水戸にて

ただ、きっと佐藤屋の八代目として私は、ご先祖の名にかけて
「乃し梅の発祥は山形」と語り続けるでしょうし、それを
止める時は自分の店をたたむときでしかありえないと思います。

そしてきっと、まだ先まで「水戸の銘菓よね」と言われる覚悟は
しております?!でも、でもですよ。小さいかもしれないけど、
それ目標?と思われるかもしれないけども。

いつか「のし梅世論の支持の多数」をもう一度山形に取り返したいんです。
水戸に行った人たちが「あ、これ山形の?!」と言ってくれる様な感じで。

人口も、生産力も、色んな意味で不利ではあります。
それでも、山形の歴史に誇りを持ち、山形の梅にこだわり、
職人仲間の頑張りを信じて、常に語り続けていく、その先に。
きっと元祖山形銘菓である「乃し梅」が「元祖」として
認識してもらえる時が来ると思って頑張っているのです。
変わらぬ皆様の応援とご指導をお願いいたします~

 

いやはや長文でした。
読まれた方もお疲れでしょうね?
自分も疲れました。
もしもこれを読んで不快な思いをされる水戸の
お菓子の関係者さんなどいらっしゃいましたら、すぐに
ご連絡くださいませ。訂正か削除をいたします。争いは望みませんし、今時点では勝ち目もありませんので。

 

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大盛況御礼!佐藤屋の菓子は歩行者天国でも大好評?!

次々登場するはたらく車に大興奮で雄叫びあげる九代目。本日は、山形市中心街は歩行者天国「はたらく車大集合」
朝からたくさんの親子連れの方が山形の街中に集まってくる
様子は、本当に久しぶりで嬉しくなってしまいました。

写真の様に九代目の跡取り息子も店頭に立ち、と
言いたいところですが、店に到着して一瞬で、次々と
到着する車たちに心を奪われ、店の前に出ていた
高所作業車の整理券の列に並び、登場する車を
いちいち解説する大声で店の皆と周囲をなごませて
おった以外には、特にからみもなく、走って行った
姿を見たのを最後に、店頭に立つことなし・・・ 続きを読む 大盛況御礼!佐藤屋の菓子は歩行者天国でも大好評?!

失われた祭りと五月飾り展@佐藤屋蔵座敷

kabuto-kazari

さて、明後日の5月5日はこどもの日。
佐藤屋本町店のある、山形市七日町周辺の
道路は歩行者天国にてはたらく車大集合で
盛り上がってまいりますし、勿論特製の菓子を
揃えての出店の方も盛り上がりますが。。。

あえて、本日は玄人好みの渋いご案内を~ 続きを読む 失われた祭りと五月飾り展@佐藤屋蔵座敷

山形初市のご報告と講演のご報告。。。

人前で話すコツは考えないこと?! 八代目初の講演を東根で。

初市にはたくさんのご来店、本当にありがとうございました!
写真の様な姿で、八代目は当然の事、七代目夫妻も
店頭に立ち、市の中で一番賑やかな呼び込みの、景気付け
の営業ができましたのは、皆様の温かい応援のおかげさまで
ございます。またよろしくお願いいたします~!

それにしてもカステラのみみ始として、佐藤屋の初市の菓子の
人気には、作っておいてこれほど嬉しいことはなく、どんどんと
お買い物をいただき、お話をさせていただく皆様から、元気を
存分にいただきまして、今年もやってやろうって気になりました!

これからもまた面白い菓子、美味しい菓子を日々お届けいたします。
是非ご期待をいただけましたら幸いです~

そんな勢いをいただいても中々上手にできない事が、先日
東根のタントクルセンターにて(笑)

八代目初の講演、などという生意気なものをさせていただきました!
これまでも、皆様の前で実演やら教室などはさせていただきましたが、
なんと今回は「東根市民立大学」なる御代をいただいて聴講して
いただきます企画からのご依頼。。。

菓子職人として、普段考えていることや、街の為に老舗が何が
できるのか、などについて話をさせて頂きましたのですが・・・

果たして上手くいったのかどうかは別として、無事に時間を
過ごさせていただき、皆様にそれなりにご満足をいただけた
ようで何よりでございました~

画像は本日21日付けの山形新聞さんの朝刊より。。。
いかにも緊張した風でやっておりますが、実演を含めたおかげで
かなり緊張が解けてきたあたりでこれでございます。

皆様の「乃し梅」は機械で作ってるんだろうか、とか和菓子ってどうやって
作るんだろうかなんて興味にお応えしまして、不細工な実演を
披露させていただきましたが。

実は今回の講演、直前まで考えた結果、原稿を用意いたしませんでした!
だって、原稿を用意すると、それを読んでしまいそうですし、何か
1個でも抜けたら頭が真っ白になりそうでおっかなかったんですよ~

よって、皆様に佐藤屋の歴史をお話したり、菓子作りをお話したり、
原料についての想いをお話したりするなかで、受けの良かった
ところを深くお話し、ちょっと飽きが来てそうな時はばっさり切ったり。

前で話をさせていただくと言うよりも、対話をしながら、反応を
見ながらさせていただく方がずっと楽だとやってみて確信しました。

よく考えたら、これまで実演をしていても、他のお店の方が、
一心不乱に作っておられる中で、興味を持ってくれる方に、どこが
見たいか面白いかを聞きながら。
お子さんが楽しんでくれるように目線を変えたり、こっちが姿勢を
変えたりしながらやってきました。

普段の菓子作りをそのまま実演に持ち込んでも、自分は見えても
相手には見えないこともわかってた訳でして、そう言う意味では
何事も無駄にはならないし、相手を見ながらうかがいながらやるって
方法は、実は一番緊張しないのかもしれません。

23日には、節分の菓子のことでYTSさんのゴジダス「水曜情報局」
さんに出演をさせていただきます。
最近ちょっとおろそかにしがちな節句事。
可愛らしい菓子の力で少しでも、興味をもってもらえたら嬉しいです。

最近メディアの方に取り上げていただいたり、人前に出させていただく
事が本当に多くなりましたが、やっぱり一番はお店に来ていただくこと。

皆様の前でご披露した菓子も含めて、佐藤屋ではいつも真面目に
手仕事主で作る菓子達がお待ちをいたしてございます。
是非、たくさんのお買い物でなくっても結構です。
職人達の想いを込めた菓子をご覧になりに、お近くの佐藤屋まで
お運びをいただきましたら幸いです~