本和菓衆2019(銀座三越)のおしらせ

山形 佐藤屋の寒天菓子「空ノムコウ」

老舗菓子店の集い「全国銘菓」から生まれた、跡取り衆の催事
「本和菓衆」が、今年も11/6から11/12の7日間、銀座三越さんの
地下にて開催されます。
佐藤屋は、いつもの菓子に加えて、限定品も持ち込み、現場での八代目の
実演もあり、な全力投球でまいります~

立ち上げの第一回では、日本橋三越さん地下の一角にひしめきあって
売り場をまわしたメンバーと、年々の取り組みを見て、新たに
加わってくれたメンバーと共に年に一度、和菓子の未来へ向けての
それぞれの提案をする、ショーケース的な意味合いも持つイベント。

佐藤屋では乃し梅屋としてのこだわり「寒天」や、八代目の
こだわりである「棹菓子」などを中心に提案を行ってきました。
今では定番となったレモンと洋酒と黒糖の羊羹「りぶれ」も、
このイベントが定番化の一因となったのは間違いないです。

今年の新作は、冒頭の写真の菓子。
青と紫に染めた錦玉を、気泡を抱かせて、ゆらいだ形に
流した透明の錦玉とかさねて、まるで宇宙や海の様な
仕上がりにしました一品です!
透明感のある仕上がりなので、盛り付ける器によっても
見た目が変わり、とっても面白い菓子になったかと~?!

 



錦玉(きんぎょく)は、寒天と砂糖を煮詰めてつくる、素材も
シンプルで伝統的な手法の菓子ですが、流しこみ方によっては
ずいぶんと雰囲気がかわりました。
伝統の手法に、新たな解釈を加えていく。
【和菓子をちょっと自由に】の佐藤屋の今らしい菓子かと!

ちなみに銘は「空ノムコウ」
有名すぎる楽曲からですが、歌詞の雰囲気や八代目が育ったころの
想いに重なる部分も多く、いただきました。
ファンの方にも是非、歌を聞きながらお召し上がりいただけましたら、
和菓子の未来にもつながっていくのかな、と。

なお、昨年の登場時に大好評をいただきました、和菓子のアン
の作中で「師匠」が言及した最中の食べ方にインスピレーションを
得た菓子「つごもり」も登場します。

蕎麦とクルミとオーツ麦を、黒糖とごま油でグラノーラに
仕上げ、ラム酒と黒糖の餡とイチジクのラム煮と共に
バターをうっすら塗った最中皮にのせます。
香ばしさがたまらない、ナッツ好きなら絶対にお試しを
いただきたい菓子の一つ。

催事のために考案しても、より美味しく~の想いをこめて、
定番になるくらいまでの熱量で取り組んでいくのが好きなので、
昨年召し上がった方にも、また食べてみていただきたいです!

和菓子のアンとのコラボ菓子「光琳菊」佐藤屋製

また、昨年はとんでもない反響におどろきました「和菓子のアン」
とのコラボの際にお出ししました生菓子も、佐藤屋からは登場!
一粒栗を芯にしたキントン「秋のみちゆき」や、作中で「のし梅が
中に入っている」の記述に大興奮させていただきました「光琳菊」
などが登場いたします~

もちろんいつもの佐藤屋の菓子もしっかり揃え、販売再開の
しらせと共にご好評をいただいております「たまゆら」も
登場いたしますので、ご安心を!

場所は銀座三越地下二階、GINZA STAGEです。
佐藤屋の他のメンバーの販売や実演も、それぞれの店の
跡取り店主たちが、一週間店に立ちましての販売です。
その店ごとの想いを、ぜひ見に来てくださいませ~

八代目個人としましては、田中屋せんべいさん(岐阜)と、
平治煎餅さん(三重)の二軒のお煎餅屋さんがアツイっ!
では、皆様会場にて~

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