【山形十日初市】山形の街中はまだまだ元気です!平日でも多数のご来店感謝!

山形、佐藤屋の初市の行列(山形市本町から七日町通り)

1/10(火)の初市には、平日にも関わらず多数のご来店をいただき、ありがとうございました!
昨年までの二年間、大変盛り上がってはいたものの、土日がからんでいたこともあり、実はすこ~し自分でも不安だった人出が、結果的には大変盛況だったのは、山形の街中にとって新年から明るい希望を抱かせてくれるものでした!

当日は、10時のイベント開始にもかかわらず、9時頃からはお馴染みのお客様(毎年一番手から何人かの方は常連さんですね~)に並んでいただき、店の皆と準備をしながら、新年のご挨拶を。
10時の開店の頃にはもう、昨年を越える大行列でございました。

昼過ぎには雨が落ちてまいりましたが、お天気関係なく、景気よく皆様にご挨拶を
させていただき、皆様笑顔でのお求めをいただきましたので、市神様もお喜びだった
のは間違いございませんでしたね~?!

次回は歩行者天国イベントは5/5の「はたらく車大集合」となるかと思いますが、
「みみ」シリーズなどをお楽しみにお待ちいただくお客様も多いですし、ちょっと
いろいろと考えてまいりますので、宜しくお願いいたします~!

ご報告がおそくなりましたが、「初市」ご来店の皆様への御礼でございました~

追:催事出展のご案内 【松屋銀座バレンタイン 2/8~2/14】
  初のバレンタイン催事に乗り込むは、こちらも初の銀座!
緊張感たっぷりの八代目をお楽しみにどうぞ~?!

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山形の街に新年を告げる風物詩【山形十日初市】は1月10日!

2016年の山形「初市」での佐藤屋の店頭の様子(山形市本町)

山形の街中に新年を告げるイベントと聞いて、皆様何を思い浮かべられますか?
八代目にとっては、初詣よりも初売りよりも、やっぱり「初市」が一番でございます!
勿論、今年も市神様の景気付けに、盛り上がってまいりますので、是非のご来店を!
2017年1月10日(火) 10:00~ 山形市十日町キャッスル北側より山形市七日町ナナビーンズ前までで。
【佐藤屋の特設出店は、佐藤屋 本町店の前となります。開店は10時厳守します】

初市ってそもそもどんなん?

さて、もしかすると「初市」にあまりなじみのない方もいらっしゃるかと思いまして、初市について少々。

山形初市、佐藤屋本町店の前の様子
江戸時代の後期、つまり佐藤屋の創業の頃から続く歴史ある初市。
もとから十日に市の立つことより十日町。その町での新年最初の市が立つので「初市」です。
もちろん、初売り的な側面で、一気に盛り上がるのも当然なのですが、十日町にございます市神様のお祭りの側面が強く、商売人としては市神様の神事の後に、一気の景気付けとしてにぎにぎしく商いをするのです。

縁起物は、白髪ネギ(長寿を願って、味噌をつけて食べます。辛いので子どもは苦手だけど、縁起物だから~って食べた記憶)、蕪(株があがるように~の洒落で)。

そして、比較的に新しいものではありますが、佐藤屋でもお出しをいたします「初飴」も縁起物。
元来は、紅花交易で栄えた山形らしく紅餅(紅花を収穫し、団子状にしてあるもの)を模した「盛飴」(白い紙に赤の飴を置いたので旗飴、とも)が由来だったようですが、現在は紅白の切り飴となっています。

最近では、色々の味のものもあるようですが、ここは縁起物ですので、佐藤屋といたしましては本来の「飴らしい飴」の紅白のものだけをお出ししております。
(あんこ入りやよもぎ入りなどは、沿道に他にもいくつかございます飴屋さんにてどうぞ~)

初市、開店前の佐藤屋の行列

初市の佐藤屋は年一番の本気見せます!

そんなわけで、縁起物の販売をするって以上に、市神様(商いの神様)のお祭の側面を、幼少期より教え込まれた八代目ですから、実は山形にもどってきた頃の初市の様子にはがっかりしました・・・

歩いてみても、景気よく掛け声をしてくる店の人は少なく、出店数も減ってる。
こんなんじゃあ市神様の景気付けだなんて、とんでもないな~(泣)って訳です。
で、どうする?やるしかないですよね~ やれる環境(商売人)でいるわけで、やれる性格(呼び込み得意)な訳ですから、これはもう佐藤屋から始める「初市復興計画」だと思って取り組みました。

それまでは「初飴」と「カステラのみみ」だけを並べていた屋外での商売を、年末年始にたくさんのお求めをいただきました菓子の残り福(切れはじ)を詰め合わせて、超お得に販売!
色々と計算してみても、どれも普段の「ほぼ半値!」と言う本気度にいたします。

おかげさまで、年々その評判は口コミで広めていただきまして、新年の恒例(風物詩と言うにはまだまだ)として、佐藤屋の開店前の行列は、お客様がワイワイとなんだか楽しんでいる不思議な光景として定着いたしました。

山形初市、佐藤屋の行列は最長で100人以上。

さて、今年ももちろん、その本気は継続ですよ~!
ここ2年間、週末の土日にあたっておりましたので、大盛況でございましたが、今年は何と連休明け!
お客様の元気が残っているか?平日でのご来場はどうか?お天気はどうか?

不安は尽きなくとも、その日は参ります(笑)

ここで今年のラインナップを発表~!
【初飴】→当然うれゆき筆頭の縁起物。これを買わずには初市にあらず
【カステラのみみ】→3パック入1000円と言う超お得価格で、イベントの人気一番手。売切れまで約1時間。
【たまゆらのみみ・エンガのみみ】→人気急上昇中の和洋の双璧のはじっこ。ボリューム感あってお得。ある分だけだし、売切れまでこれも速そう!
【上生菓子4個入】→酉年の守り本尊「不動明王」にかけての生菓子が、4個でなんと500円。普段ならあり得ない価格も、お祭ならでは!数もご用意ありますので、昼からも大丈夫かも?!

その他、三寿やカットケーキ三種、焼き菓子やお饅頭などの詰合せに、干支のお煎餅なども揃え、年に一度の破格にて、皆様をお迎えいたしますよ~!

10時の販売開始につきましては、どれだけ列のプレッシャーがあっても厳守です。
これにつきましては、ご理解をいただきましてお並びいただけましたら。
何せ市神様のお祭です。ルール違反の商いはできませんからね~
皆さんと一緒に、街頭のスピーカーから流れるラジモンさんのアナウンス、「10時になりました。山形初市スタートです~」を、拍手でもって合図として、景気よく開始したいとおもいますので、ご協力お願いいたします!

 

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山形の商家に伝わる年末年始の行事もすまし、新年の仕事スタート!【山形十日初市のご案内含めて】

山形、佐藤屋の上生菓子「酉」の「とりどり」

新年あけましておめでとうございます!
旧年中は、特に佐藤屋190余年の歴史の中でも、色々と新たな事にとりくみましたが、沢山の皆様からの応援をいただき、本当にありがとうございました。

新年も、これまで培い、受け継いでまいりました技をもって、新たな若い感性を加えました和菓子でもって「和菓子をちょっと自由に」、山形を楽しんでまいりますので、応援とご指導の程、宜しくお願いいたします~

さて、昨年に十字屋山形店のテナントを閉店いたしまして、何年ぶりかわかりませんが「全店休み」となりました元旦。
八代目は、大晦日・元旦ともに、家族とのんびり公園で遊ぶ以外には、お年取りに新年と、家に伝わります行事風習を行っておりました。

山形、佐藤屋に伝わるお年取りの宴

佐藤家では毎年、風の神様をお招きし、お膳を並べて、お年取りの宴を催します。
神様の分のお膳も当然ご用意し、四つ角まで灯りをともし、当主と跡取りらがお迎えに上がります。
皆で家族の無事を感謝し、大晦日の一時を過ごし、最後にはまた四つ角まで、折詰を用意して、神様をお送りいたしまして、一年を締めくくります。
これに先立って、店の中の本神棚・歳徳神(恵方巻で有名になった?その年をつかさどる神様)・恵比寿さんに大国さん・かまどの神様・お稲荷さんにもお供えをし、一年の無事を感謝してお詣りをして回ります。

そして元旦も、同じく店の中の神様につきたての餅をお供えし、お詣りしてまわりましてから、新年の席に入ります。
その後、お稲荷さんの祀られております山形市の千歳山までお供えをしに、家族皆で登りましてお詣りもいたします。

佐藤屋の稲荷さんは千歳山に(山形市)
千歳山稲荷の本殿前。電灯は何と、佐藤松兵衛寄進。

最近では周りの商家でも、あまりこの様な風習を行うところも少なくなったようでして、あまり周りに聞きましても、話が合う事はございませんが、伝えてきたことを、また次に伝えていくというのは、止める事は簡単で、続ける事は難しく、それだけでもう価値があるのかな、と思います。

こうして、お休みまでもが一風変わった感じになってしまいます老舗の暮らしですが、合間には公園で遊びまわったりなんだりもしてますのでご安心を?!

で、大晦日と元旦をお休みいただきましての新年2日の初売りは、お正月の数日だけ一旦登場をいたします「桜餅」「うぐいす餅」や、すっかり定番となりました「はなびら餅」を中心にして、朝はゆったりと、そしてお昼に一気に、たくさんのお客様においでをいただきました。

特にお安く、いわゆる初売りセール的なもののございません佐藤屋の初売りです。
それでも、この時だけしかない菓子は登場しますので、それをお目当てに、お土産をお求めに、お客様がお運びくださいますのは、本当にありがたいことでございます。

本年の初売りの感想ですが、ずいぶんと「上生菓子」をお求めいただくお客様が増えたな~と。
昨年もたくさんのワークショップや実演の機会をいただき、また事あるごとに限定のものをご提案いたしましたことで、ぐっと身近なものになったのかと、喜んでおります!

山形、佐藤屋の干支の生菓子「ここでひとこえ」

初売りでは、冒頭の感じに色々な姿で表しました「酉」のねりきりを中心として、菅原道真公の「飛び梅」をイメージしましたねりきりに、光琳の梅を模し、中に梅羊羹の角切りをしのばせたういろうや、山芋の餡の酉のキントンを詰めた「ここでひとこえ」と名付けましたセットが、大変に好評でした。

生菓子は、店の中で最もお値段も割高ですが、銘に姿に味にと、奥深く面白いものの詰まった菓子です。
これをお求めのお客様が増えているかも、なんて「菓子の楽しみ方」をより深めてらっしゃる方が多いのかな~と嬉しくなっております。

「可愛い」が入り口となってお求めをいただき、他も共にお召し上がりを頂く際に、箱と共にお渡しをいたしました「しおり」に書かれた「銘」やその姿や味の意味をお読みいただいて、ファンになったと仰っていただいた事も何度かあります。

なんだかまとまらなくなってきましたが、伝統の行事も技も受け継ぎながら、それでいて囚われずに走り回る「若い老舗」を実現すべく、今年も職人仲間・店の仲間と共に、周りをすこ~しずつ巻き込みつつ走ります!

応援とご指導、宜しくお願いいたします!
あ、ご案内を忘れてました!【1/10(火)は山形十日初市です!】
恒例の売り出しは、佐藤屋 本町店の前の特設出店にて10:00スタート!
お見逃しなく~!

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当ブログ史上、最も長く読まれている記事は「お正月のアレ」のことです。

山形、佐藤屋の正月の菓子「菱花びら餅」クリスマスの菓子のご案内をしてたと思ったら、もうお正月の菓子の用意が間に合わなくなりそうで慌てる八代目です。

なんだかんだ更新があまり無いこのブログでございますが、色々と書いてきまして、比較的ことしは多めの更新ができたな~と思っています。

そんな中、お正月の菓子のご案内をしよう!と思い立ってみましたところ、気づいたことが!
なんと、このリンク先の花びら餅の由来やなんかふくめて書いた記事が、未だに検索でおいでになる方がめっちゃくちゃ多い記事だったのでした。

確かに、味噌餡・餅生地・ゴボウの組合せでできあがる菓子と言うのは、ちょっと普通の感覚ではおどろく存在ですよね。
私も和菓子屋に育っていなかったら、なかなか馴染めていないだろうと思います(笑)

由来は、先ほどのリンク先の過去記事にも書いてはおりますが、そもそも全国には、明治以降に菓子屋が作り始め、茶道の広まりとともに、歴史的にはごく最近になってお正月の定番となったようです。

よくよく考えますと、佐藤屋でも「花びら餅」を作り始めたのは、私が子供の頃だった気もしますし、30年程度。
それまでに山形の菓子屋で作っていたところも聞きませんから、ある意味ではものすごい短期間での定番化なのかもしれませんね~

 

hatsugamano

ともあれ、今年もお正月の特別のお菓子のご案内をいたしております~
毎年、「菱はなびら餅」につきましては、年内にある程度ご予約をいただき、年明けには一気に初釜などの御用命をいただくもので、ゴボウが足りなくなる事態が発生しがち。

私一人で手掛けますもので、限界もございます。
ただでさえ、菓子の売切れの相次ぎます年末年始です。是非ともおいでの前に、ご希望の菓子がございます場合には、お取り置きのご連絡をば!

 

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クリスマス和菓子、山形は佐藤屋スタイルこちらです~

山形、佐藤屋のクリスマス和菓子「聖者の行進」はねりきり製

今年も「和菓子のクリスマス」やります!

毎年楽しみにしていただいていらっしゃいますお客様から、「今年はどんな感じなの?」とのお問合せの増える時期になりました【クリスマスの和菓子】

大変遅くなりましたが、twitterFacebookinstagramなどで少しずつ告知をしておりましたもの、やっとこ全貌が発表となります~!

今年は、生菓子・棹菓子・お干菓子とそれぞれ種類もそろいまして、なかなかに完成度もあがり、やってる側も楽しい感じに!

一番最初の写真のものが【聖者の行進】と名付けました生菓子の詰合せ(2個入 800円)。
サンタさんは、昨年までと同様にすべて顔が違う感じに仕上げましたので、どんなお顔が登場するかはお楽しみです。
また、雪の家の型の煉りきりは、中にココナツオイルを使った餡を入れた変わり種。ふわっと香るココナツが楽しい感じです。
取り扱いは、佐藤屋の本店ならびに支店のみ。百貨店さんではお取り扱いがございませんので、地元の佐藤屋の本店と支店まで!(ご予約優先です。数そんなに作れないです)

山形、佐藤屋のクリスマス和菓子「賢者の贈り物」

そしてこちらもまた変わり種【賢者の贈り物】と名付けました棹菓子です。
クリスマスの灯りをイメージした細工羊羹ですが、赤い部分は苺・ココナツのリキュールで香りと味をつけました。そして上の透明の部分は蜂蜜の寒天。

苺のリキュールだけですと、どうしてもジャムっぽい味わいになるところを、ハチミツの酸と甘さ、
ココナツの香りを合わせることでカクテル同様に、甘酸っぱい苺の感じを出せたのでは、と。
少し冷やしてお召し上がりをいただくと、より良い具合かもしれません。
シャンパンなんかとも合いそう、とは七代目松兵衛(現社長)のお言葉。
(最近ではすぐに「酒と和菓子」の頭になる佐藤屋社内かも?)

1本 1200円で、佐藤屋の各店と新宿高島屋さんでのお取り扱いとなります。
7日から販売を開始しておりまして、日持ちも30日いたしますので、手土産にもぴったりかも?!

山形、佐藤屋のクリスマス和菓子「刷り込ふ焼き煎餅、和三盆蜜」

また、お干菓子類も充実!
クリスマス柄のお煎餅は、鮮やかな色味とグラデーションの具合が大好評です!
一枚ずつ職人が蜜で絵柄を刷り込むお煎餅は、裏側に和三盆の蜜をあしらってありまして、上品な甘さが特徴。

そして今年バージョンの特徴の一つでありますパッケージにもご注目いただきたく。
山形、佐藤屋のクリスマス和菓子は、ツリーに飾って良し!
これ、タグがそれぞれちょっとずつ違い、しかもツリーにかざれるよにヒモ付きになってるんです!軽いふ焼きのお煎餅ならではな、この仕掛け。店頭のツリーにも飾りまして、お客様からもご高評をいただいております。
まだツリーを飾っておられない方、こんな飾りもいかがでしょうか?
2枚入りで250円となっておりますよ~

山形佐藤屋のクリスマス和菓子「和三盆」

また、定番の和三盆の詰合せもクリスマススタイルでお届けしてございますよ~
佐藤屋の和三盆は、阿波和三盆に色と水だけを足して型で打つもの。
最近のものは、色々の粉が入っているものが多くなりましたが、口どけと味、香りがまったく違います。
一度お試しいただきたい品の一つです!

こんな感じで、佐藤屋のクリスマス和菓子、お届けいたします!
佐藤屋のサイトからのお問合せ、フリーダイヤルでのお問合せ(0120-01-3108)などで発送も承ります、生菓子以外ではありますが。
是非ご検討くださいませ~

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慎太郎’s Bar@杮night、大盛況御礼!

2016杮night「慎太郎’sBar」

11/26(土)に鎌田工務店さんの天童モデルハウスにて行われました「杮(こけら)night」。
当日は15時の開始より21時の終了時間まで、たくさんのお客様においでをいただき、その中で設けました「慎太郎’s Bar」をお楽しみいただきました事に、心より感謝を申し上げます!

開始時間すぐに満席となり、それぞれの和菓子と酒の組合せをお楽しみいただいたり、ドリンクを作らせていただき、お話を楽しんでいただいたり。
はたまた生菓子を作るところをご覧いただいて盛り上がっていただいたりと、本当に八代目自身が一番楽しませてもらったかもしれません。

天童鎌田工務店さんモデルハウスでの佐藤屋八代目慎太郎のバータイム

モデルハウスとは言いながら、元はカフェ営業も考えておられたスペースだそうで、正に仮想店舗。
もしか店をもって営業することになったら、こんな感じなのかな~などと大それたことを考えながら、昨年よりもずっと自分の色を出しながら、皆様と楽しくお話をさせていただけたのが収穫でした。

色んなところに出て行って、県外で遊んでるイメージが強いかもしれませんが、やはり地元でやってること以上のものは出ません。

日常の延長にイベントがある。そこのところを強く思っているだけに、いつものお客様と、初めて佐藤屋の菓子、八代目のキャラに触れていただく方が、いつの間にか一緒にお話をされている空間は、すごく楽しかったです。

家族もお客様も一緒になれる楽しみ。慎太郎''s Bar

サプライズで?家族まで参加してくれて、お馴染みのお客様にご挨拶をさせていただいたり。
和菓子と酒との組合せで、色んな笑顔が生まれる時間と空間ができました。

演出に使ってる小物も、実はお客様からいただいたものなんですよ~とか、お酒もそれぞれ自分が見つけたものから、友人やお客様に教えていただいたものだったり、プロのアドバイスも有ったり。

いつもの職人仕事とはまた違った時間、やはり刺激になりますし、こういう遊びがあるからこそ、また違った面白さを提案していけるのでは、と思います。

毎回楽しい時間を提案してくれる鎌田工務店さんのスタッフの皆様にも感謝を。

本当にありがとうございました!

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【告知】2016ラスト慎太郎’s Barは天童で!11/26「杮night」!

慎太郎's Bar「杮night」天童鎌田工務店モデルハウスにて。佐藤屋八代目による和菓子と酒のバータイム

本年ラストの慎太郎’s Barタイムのお知らせ!
天童イオンさん近くの鎌田工務店さんモデルハウスにて。
11/26(土)15:00~21:00
「杮(こけら)night」に出店いたします~

昨年秋の新宿高島屋さんでのワカタクにて実施し、山形では六根浄さん戸田屋さんと共に森の季さんで開催をしたり。
昨年も鎌田工務店さんでやらしてもらったりと、少し定着もしてきた感のある「和菓子と酒」の組合せでの佐藤屋八代目のバータイム。

特に今年6月の「六号酵母サミット」において、日本酒にあわせてお出ししたクロモジの羊羹、が大変なご好評をいただきまして、日本酒のファンの方からのご支持高めでございます。

ただ、もともとは何も日本酒だけに限ったわけではなかったバータイム。
今回も、ラムありジンありブランデーあり。のってきたらシェイカーも振るかも、な感じで~

のし梅業界にチョコとの組合せって新ジャンルを持ち込んだ(実際山形の同業他社さんも二社ほどお取組みになってます)衝撃の一品「たまゆら」。

羊羹の世界では色々と各社が新たな試みをされている中で、若い老舗を目指す佐藤屋が送り込んだ、レモンと黒糖と洋酒の羊羹「りぶれ」。

そして、佐藤屋がこの秋も登場させましたに、今の佐藤屋らしい、シナモンほんのりの渋皮栗の浮島「栗豊年」には、ブランデーとラムのシロップをうって。

慎太郎's Barメニュー「酒と和菓子」を佐藤屋八代目が提案。

それぞれの菓子に、それぞれの酒を合わせてのご提案。
もちろん、ドリンクだけのご注文やテイクアウトも対応いたしますよ~
(お気に召しましたらお菓子のお持ち帰りにも当然お応えいたします)

また、今回はノンアルコールもあり(昨年もやったけど)
ハーブコーディアル数種をお持ちしますし、八代目の大好きな仁井田本家さんの甘酒も持参。

杮nightは、鎌田工務店さんの大人気イベント「杮市」の出展者さんがたくさんですから、
佐藤屋だけでなく、クラフトやこだわりの手仕事フードなど見どころ沢山です。
是非26日土曜は、天童鎌田工務店さんのモデルハウスへ!
電車でも新しい駅ができてることですし大丈夫(お酒飲めます車で無ければw)

皆様のお越しを、忘年会気分でお待ちしております~!
くわしくは鎌田工務店さんのページより!

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Hanakoにて佐藤屋の「乃し梅」「たまゆら」をご紹介いただきました!

 

Hanako秋の最旬スイーツ号に佐藤屋が掲載されました。

『Hanako』に佐藤屋の「乃し梅」「たまゆら」が掲載~!

こんなにもお洒落な雑誌の中で、佐藤屋の菓子が紹介される日がまた来るなどとは、なかなか想像もつきませんでした。
(実は以前に本和菓衆の菓子を紹介してもらったんです、あまりご存知ないかもですが?!)

秋の最旬スイーツ、と題されたこの号の中では、いわゆるスイーツって感じの東京を中心とした名店や最新店のお菓子がたくさんに紹介されていましたが、その中にちょっと変わった趣向のコーナーが。
その名も「頑張れ!老舗の若旦那。」

広島の蜜屋さんのご子息が始められた、新しいお店での取り組みについて、お父様と共に
対談形式で登場され、見開きでど~んと「変わりゆく老舗のスタイル」についてご紹介が
あった次のページに、佐藤屋もお邪魔しております。

「頑張れ!老舗の若旦那。」Hanakoに佐藤屋が紹介いただきました。

がんばる若手、まだまだいます。ってことで存じ上げてる方もたくさんに?!な各地の跡取り衆の皆様と共に、銘菓と「当代の菓子」を並べてご紹介いただいております!

佐藤屋からは、勿論これですな完熟梅の銘菓「乃し梅」。
そして、八代目の代表作の一つとなりました、白餡と寒天でかためた和の生チョコに「のし梅」をのせた菓子「たまゆら」をご紹介いただきました!

「乃し梅」は先日に関東では放送され、これから各地でも放送されてくという「和風総本家」さんでもご紹介をいただきましたし、連続!

これまでず~っと、伝えてきた仕事の価値について、新しいことを並行して進めているからこそ見直してもらえるチャンスもめぐってきたという事に、心から喜んでおります!

地元の山形で、昔っから応援してくださった父の代や、もっと前からのお客様。
同じく地元で、お祭りやイベントや趣味の世界で出会い、そして応援をしてくださるようになった最近のお客様(もうほとんど友人みたいな感じの)。
東京に行くようになって出会った、もしかしたら会える回数少ないからこそ、最もコアかもしれない沢山のお客様(毎回いろいろと面倒を見ていただき、取り上げてもらえる機会も増えました)。

そんな皆様のおかげで、これからもまた走ろうって気持ちを、いつも新たにしています!
数年前までは、お洒落な誌面に、僕らの菓子が登場するなんて思ってもみなかった・・・
次はどんな「面白い」ことが起きるのか、あまり深く計算などせずに、野生の感性で走っていって、新しいページをめくりたいと思います!

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佐藤屋の「乃し梅」が和風総本家「100年てみやげ」で紹介をいただきました!

乃し梅本舗 佐藤屋(山形)の元祖「のし梅」【和風総本家に山形 佐藤屋「乃し梅」登場~】

2016年11月3日放送の「和風総本家」にて「100年てみやげ」の特集で、
佐藤屋の「乃し梅」をご紹介いただきました~!

ご案内を忘れておりまして、twitter中心に「見れなかった~」のお声も沢山に頂きました事にお詫び申し上げます。
それにしても、ご覧になってる方が多かったようで、佐藤屋のサイトへもかなりの数のアクセスがございました。

今年春の「満点青空レストラン」の時ほどの大混乱ではございませんが、メールのお返事などに少々お時間をいただきますことをご了承くださいませ。

昭和初期の佐藤屋「のし梅」の製造風景(山形)江戸期の薬に由来し、その後の試行錯誤、寒天との出会い、缶詰技術の確立などで、季節ものから「山形の定番」となっていった「のし梅」。

今でも、昔のレシピに虫食いがあってもなお、職人が見ればその欠けた部分に何と書いてあるかわかるくらいに、変わらぬ製法でお届けをいたしております。

番組内では、まるっと1日かけての撮影をいただきましたが、時間の関係もあり、当然ながら放送をされない部分もたくさんにございましたが、映らない部分も手作業のオンパレード。

山形佐藤屋の「のし梅」製造。水平をとりながら型枠に流し込む。

寒天や完熟梅との混ぜ合わせなどは、テレビでもごらんをいただきましたが、一枚ずつ型枠に流し込み、厚さの差が出ぬように、すべて水平をはかっていきまして、切るのは包丁。
竹皮に貼り付けていくのも手作業です。

実際、最近増えた取材の際に「撮っていけない工程はありますか?」と尋ねられることの多いものの「手間かかって誰も真似したいと思わないだろうから大丈夫」とお答えをしておりますくらいで(笑)

それにしても全国では「100年てみやげ」って相当数あるものなんですね~
山形「のし梅」用の完熟梅の仕込み風景(佐藤屋)

今回は「確実にそのときからあると証明できる文書等」から○○年前からある、のランキングになってまして、佐藤屋ですと山形の大火より前の資料って年号や出自がまだ確定してなかったり。
(写真の頃だって昭和の風景。これよりもっと古くって写真、となるとなかなか・・・)
間違いないところで「明治」の文書をもとに「122年前」となりましたが、もっと古いところがドンドンあって、資料保存も含めて驚くばかり。

八代目の末弟と母を中心に、資料の読み直しや新たな資料の検証をしてますので、もっと古いものが出てくる可能性もありますが、そのあたりはこれからのお楽しみ、という事で。
やっぱり、新資料など出てきたら、それまで言われてた事と違う事だってあるだろうし、そこを含めて「老舗」であることを楽しめたらと思っていますので。

なんだかんだ言っても「乃し梅」が「山形の伝統の菓子」であり、「今なお名物」としてご紹介をいただける機会が増えてきたことは、すごく嬉しいです!

帰って来た8年前頃は、山形のガイドブックでもお豆やお煎餅やゼリーが中心で、「のし梅」いない時もけっこうあり、その上「知らな~い」とお子さんに言われてからの和菓子ワークショップをしたりと、結構傷ついて、気にしてたんです実際(笑)

昭和10年三越にて「佐藤屋の乃し梅販売風景」(山形)

こどもの日の佐藤屋の販売風景

今も昔も変わらずに、皆様のご愛顧をいただける菓子を作っていられる幸せと、これからもまたご愛顧をいただける様な菓子を作ろうの決意を新たに、頑張りますね~!

【和風総本家 100年てみやげ】の回は、山形ではちょっと遅れて11月19日の放送とのことです。土曜のお昼、お楽しみに(時間的には数分の登場ですが)
関東方面でお見逃しだった方、再放送があるかもですので、見かけたら宜しくお願いいたします!

そして何よりこれからも『乃し梅は佐藤屋で、佐藤屋でど~ぞ~』
※お取り寄せは佐藤屋のサイト「お問合せフォーム」よりご依頼くださいませ。

 

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山形でも当然?!「和菓子のアン」の菓子、佐藤屋にあります!

佐藤屋製「和菓子のアン」コラボ生菓子三種。

東京は日本橋三越さんにて、二回に渡り行いまして、
大変に御好評をいただきました、小説「和菓子のアン」「アンと青春」と
佐藤屋八代目も加えていただいております「本和菓衆」とのコラボ企画。
作中に登場する生菓子は、ファンの皆様が「一度は!」と思っておられる
ものが、それぞれにございまして、「山形でも!」とのお声を沢山に
いただき、ついに実現をいたしました!

【「和菓子のアン」「アンと青春」作中の生菓子】
販売店舗 佐藤屋本店・本町店・東原店・北店
販売品目 「はじまりのかがやき・みつ屋のお饅頭・光琳菊の三個入」

まずは上記の形でスタートです。
もちろん、それ以外の菓子も作中に登場いたしますし、自分でも作って
みたもの、やってみたいものがございます。少しずつ内容を変えながら、
山形の皆様にも、作品も併せて楽しんでいただける様にと思っておりますので、
ぜひ店頭にてご覧くださいませ!

和菓子のアン「光琳菊」佐藤屋製

なお、第一弾で登場しております菓子について少々。

【光琳菊】
作中で「のし梅を遊び心で入れてある」との記述に、八代目の興奮度マックスになった思い出のある菓子です。
外側はういろう(米粉の多い餅っぽい生地)製で、中は白餡で梅羹を包んだもの。
「エッジが効いてて梅に見えない、まるでスマイルマークみたい」と主人公が思うこの形は、江戸期の絵師、尾形光琳によるもので、実はけっこうな伝統の意匠。
和菓子屋さんだと楕円の丸に真ん中をくぼませて黄色い丸をつけることが多いですが、作中ままの不思議な形で。

 

 

和菓子のアン「はじまりのかがやき」佐藤屋製

【はじまりのかがやき】
「和菓子のアン」の続編、「アンと青春」に登場し、後半の話のカギを握る菓子。
作中の主人公になったつもりで、こちらも作中に登場する「師匠」(先日コスプレ姿を披露してお馴染み?!)の感想からイメージし、形にしました。
作者の坂木先生からもおほめをいただき、すごく嬉しかった一品(直筆コメントまでいただきました!)

動かない水、濃い青、うっすら透ける銀杏など、キーワードから組み立てて作った菓子は、
中にひそませた栗の存在も嬉しい、半錦玉(餡を少し混ぜた寒天)と上南羹(餅を粉にしたものをまぜた寒天)のかさねたもの。
もっちりとした食感が楽しい菓子です。

これに加えて、本の表紙にもなっている「みつ屋」の焼き印の入ったお饅頭をセットにしました。
このお饅頭は、主人公が作中の「みつ屋」でアルバイトをするきっかけになった菓子でもありますので、絶対に外せないな、と(笑)

佐藤屋秋の感謝祭にあわせて、各店の店頭にお出しをしたのですが、やはりファンの方はお待ちだった様でして、なかなかに好評で品切れの際もございます。
ふだんの菓子も作りながらとなりますし、生菓子でもございます。品切れもなんとかご容赦をいただきまして、どうしてもの方はご予約をいただきながら、少しずつ楽しみながらお出しをしていけたら、と。

何よりも、八代目自身が本当に好きで、菓子職人になってからは「いつか作りたい」と思っていた菓子の数々。
本の中の情報から菓子を仕上げていく、という試みは刺激的で、いつもの自分とは違う菓子が登場していきます。
そんな「ちょっと違うぞ」な部分も含めて、ご一緒に作品と菓子を楽しんでいただけましたら幸いです!

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