和菓子と酒、やってみましょう。佐藤屋より

皆さん、お酒は嗜まれますか?!
私はお酒、好きです。
そして、ここ数年間すごく楽しんでるのが「和菓子と酒のペアリング」
山形のBar12さんや飲食店さんで、酒蔵やワイナリーとのイベントを
開催させてもらい、LaJomonの熊谷太郎さん発信の「六号酵母サミット」で
各地の面白いお酒を醸す皆様の酒に合わせて菓子を提供させてもらったり、
BeerStorageさんではベルギービールとのペアリングに、岡山は新見のtettaさん
まで出向かせていただき、奥田シェフの料理とタケダワイナリーさんのワインと
共に「和菓子」をペアリングしてみたり。
お茶の世界と共に歩んできた和菓子ではありますが、お酒との相性を
求めて色々の面白い取り組みをしておられる方との出会いもあって、ここの
ところ、かなり追求しておりますのが「酒と和菓子」になりました。


その中でも今回の「初めてのペアリングセット」は、
一風変わっていて、お酒を飲む人とそうでない人が、
ご一緒に召し上がっても楽しい組合せに。

一品目は「醍醐の桜」
クリームチーズ餡に、京都の発酵食品である大徳寺納豆を
ほんの少し。それを白餡で包み、京風のきめ細かな粒の
頭(かしら)道明寺でもって、桜餅に仕上げました。

グラタンやドリア、焼きおにぎりにバターなど、日本人なら
好まずにはいられない、おこげなどの、丁度良い塩分の差。
そしてそこに加わるチーズやバターの酸味に、クリーミーな
食感と、桜葉をハーブと見立てて。
聞いて不思議、食べて納得の組合せです。

合わせるお酒はスパークリングワインや、発泡系の日本酒がおすすめ。
山形なら出羽桜さんの「とび六微発泡」、福島の仁井田本家さんの
「穏 スパークリング」も最高です!

山形、佐藤屋のイチジクのラム酒と黒糖の羊羹がけ「いしずえ」

二品目は「いしずえ」
ラム酒で柔らかく煮込んだドライのイチジクを、
黒糖の羊羹に乗せ、ラム酒と黒糖の羊羹を上掛けした、
現代版の「あんこ玉」ともいえる一品。

イチジクのプチプチした食感と、黒糖のコク、ラム酒の
味わいが重なり、しっとりした口当たりと広がる香りが
たまらない仕上がりです。

合わせるお酒はウイスキーを断然おススメします!
個人的には、山形のBar12さんでお出しになっている
「ボウモア」との組合せが最高です。
ウイスキーが水の様に飲めちゃうと噂の?!
ペアリングを是非お試しいただきたいです!
珈琲との相性もバツグンですよ~

そしてトリに控えますのは万能調味料として名高い?!
「乃し梅のシロップ」です~

銘菓「乃し梅」に使うのと同じ完熟梅のピューレと砂糖だけで
つくるシロップは濃厚!
これを日本酒や焼酎の炭酸割りにしずしずと沈めまして、
飲みながら少しずつ混ぜていく飲み方は、もう幸せと同義語?!
さっぱりとした、あと口と爽やかな香りがたまりません。

お酒を飲まない方は、ぜひお醤油と同量で混ぜて
焼いたお肉にからめてくださいませ。
生姜焼きならぬ梅ダレ焼きはハマる事間違いなしですよ~
特にこれからの暑い時期には最高です!

お茶とともに広まった和菓子ではありますが、
まだまだ可能性の拡げ方は色々とあるかと思います。
その中でも、佐藤屋が一番推しているのが「酒と和菓子」
そもそも銘菓「乃し梅」はさっぱり爽やかな酸味が
お酒にも合うと、お料理の世界でも使われるほど。
乃し梅と合せるなら、穏やかで上品な酸が特徴の
奥羽自慢さんの「吾有事 特別純米」がおススメです!

間もなく父の日ですし、贈り物に!
そもそも今年は「お花見気分をのがしたな~」って方の
リベンジ気分にもピッタリ!
ハマってる方には勿論、初めての方にこそ是非!



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