和菓子の造形の自由さ、きっと世界一につき。

佐藤屋のクリスマス和菓子今年もクリスマスは結局、あわただしくお客様のための菓子を作りながら迎え、殆ど家族には
何もしてやれなかった感のございます八代目です。

写真のクリスマスの生菓子をはじめとしまして、和菓子ってのは本当に造形の自由さは、
生菓子界の中では一番なんではないかと思います。
勿論お干菓子も含めてまいりますと、洋の方にも飴やらマジパンやらの凄い方がおられるのですが、
生菓子に限定するとこの、和菓子の意匠の豊富さたるや。

試しに「上生菓子」とでも検索をかけますと、伝統のものから近代のもの。クールなものから
可愛らしいものまでと幅広くございます生菓子のデザインは、きっともっと評価されても良い
日本の文化の一つかもしれません。

そして何よりその文化が、今も伝統の上に立ちながらも、少しずつ新しいものを加えて
違った姿を見せることを許してるってのも凄いところではないですかね?

一般的にはどうしても、伝統を守る、とか言うと新しいものを否定しがち。
老舗、と言う言葉に「一切変わらないがんこさ」みたいなものをイメージされてしまったり。

色んなイメージに悩まされたり喜ばされたりしながらも、それぞれの感性と技術でもって、それぞれの菓子の形を表現する和菓子職人は、なんとも楽しい仕事です。
山形 佐藤屋の生菓子「兆し」
昔からある技術に、ちょっとだけ今の感じを取り込むだけで、とっても楽しめる。
そんな菓子って良いな~と思いますので頑張っております!

何が言いたかったのかわかりません本日の内容ですが、何だか最近「和食」が
取り上げられたりする中で、菓子の立ち位置と評価ってどうなるのかな?とか
思いましての投稿でした。

本日もお付き合いいただきありがとうございます~

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