2月に開催をいたしました東北芸術工科大学の陶芸の学生さんとのコラボ展「ニッポン茶茶茶」。
期間中は、本当にたくさんのお客様においでをいただき、特に実際に展示をいたしました器を用いての茶会には、連日菓子がなくなるまで途切れずにおいでをいただきました。
大変遅くなりましたが、心より御礼を申し上げます!
学生さんそれぞれが、こんな風にそれぞれの感性で作ってくれた器にのせられた菓子は、
全てそれぞれの器を拝見して、八代目がのせていったもの。
すぐに菓子を作る技量は無い私ですが、学生さんとお話をしていく中でイメージをふくらませ、
面白い菓子をご用意できたかと思います。
どの器も個性的でそれぞれの想いが込められていて、形にできるか自信を無くした
時もありましたが、展示して見た時の面白さは、3回目となった今回もまた、新たな驚きに
満ちていました。やっぱり菓子は、単体でそこにあるよりも器と合わさった方が面白い!
また、今回の新たな取り組みとして、名品と呼ばれる作を模した器も並べられ、
職人をしていても一生ご縁の無いような器(の模刻)に菓子を盛らせていただく機会にも
恵まれ、こちらもまた面白いものになりました。
本年もまた、今年の3年生と一緒に授業の中で茶の陶に取り組んで行く予定ですし、
第一回に組ませていただいた学生さん達(今は院生)との再度のコラボ展も予定をされております。
是非、山形と言う街、その中で育った完成を発露する場面をお楽しみに!