2016秋「本和菓衆」小説「和菓子のアン」「アンと青春」コラボ大盛況!

2016本和菓衆「和菓子のアン」コラボ菓子

2016秋「本和菓衆」ご来店ありがとうございました!

2016年、10/12~10/18の期間、日本橋三越地下「自遊庵」にて
開催されました「本和菓衆」に、たくさんのご来店を頂きました事、
心より御礼申し上げます!

期間中は、各店の「栗」を使った新作はもちろんのこと、
小説「和菓子のアン」「アンと青春」とのコラボとして、
作中に登場する「みつ屋」の菓子を再現するコーナーも
登場し、たくさんの和菓子ファン、小説のファンの方の
ご来場を賜りました!
(相変わらず告知が弱く、最終日ころになって「やってるのを
知ったのが遅くて~」とのお言葉をいただきましたのは反省点)

作中の生菓子の中で、佐藤屋の菓子としては、事前にも告知に
写真を載せました「未開紅」の人気が高く、ファンの方の思い入れの
強い菓子なんだな~と感動し、その後の味へのご好評も嬉しかったです!
また、4月の全国銘菓展でのコラボの際にもお出しした「紫陽花」も
変わらずご高評をいただき、乃し梅入りの「光琳菊」と合わせて、佐藤屋の
菓子へのご支持をいただきました皆様に、心からの感謝を申し上げます!

2016本和菓衆、佐藤屋八代目の実演

イートインコーナーも盛況でした@2016本和菓衆

また、昨年に引き続き設けましたイートインコーナーは、
だんぜんパワーアップしてのお届け。
小説の中で主人公のアンちゃんが食べたものを想像し考案した
各店の趣向を凝らしたメニューや、各店の地域色を活かしたメニュー、
生菓子の実演に、中国茶とのコラボメニューなど盛りだくさんで、
連日おいでをいただくお客様も多く、昨年の閑散とした様子を知っている
だけに、感慨深いものがありました?!

八代目の実演では、外国人の観光客の方も足をとめていただき、
「ちゃんとお菓子が作れる人」でもあることをアピールできました。
(ここのとこトーク担当が多く、作ってるの初めて見たのお言葉に反省)

2016本和菓衆、佐藤屋八代目によるミニチュア菓子のディスプレー

また、実演の合間に作っておりました「ミニチュア菓子」が大変に好評を
賜りました。元は雛祭りなどの際に作ります「雛菓子」の技術でして、
指がつりそうになりながら作ります手間のかかる品ですが、初めて
目にされる方も多かった様で、値段も相応になりますが、ご注文もいただきました。

2016本和菓衆での佐藤屋八代目によるミニチュア菓子

通常の生菓子の3分の1ほどの大きさでも、細工はしっかりとなっております。
その辺がウケたのか、撮影をされる方も多かったのが印象的でした。
ちなみにこのミニチュア店舗は、山形の家具職人の先輩との相談の上でできたもの。
手書きポップに始まった、八代目流ディスプレーが、徐々に市民権を得てきているのが
嬉しいです。

和菓子屋さんって、どうしてもお買い物いただく菓子ばかりが並びがち。
そんな中で、来ていただいた方にお買い物以外のお楽しみもいただけたら、との
想いから、色々と企んでおりますので、嬉しい限りです。

2016本和菓衆での佐藤屋八代目による「師匠」コスプレ。作中の登場人物になりきって。

そういや、これもお買い物以外の楽しみを考えた結果と言えるかも?!
これ見たら完全に怖い人、ですが・・・

実はこれ「和菓子のアン」「アンと青春」の中でも、重要な役どころで
ございます「師匠」のコスプレです。
4月の全国銘菓展にて、たくさんのお客様とお話をする中で、八代目が
元々の作品のファンであることを熱く語り、夢は作中の「師匠」のお店
「河田屋」を再現することであることをお話している中で、お客様から多数の、
「佐藤屋は師匠っぽい」とのお言葉をいただき、第二回が開催される暁には、
師匠のコスプレしても良いかな~みたいな事言ってたのが実現。

まさかとは思っていましたが、シャツだけを用意して東京に乗り込んだところ、
本和菓衆の皆もノリノリで、サングラスとネックレスを用意してもらい、
お客様からのご要望のある時のみ「師匠を呼んでくる」ことにしての
実現でございました。

結果的には、ファンの方からは大変に御好評をいただきましたので安心を
いたしましたが、かなり危ない感じでしたのでドキドキしました。
ファンの皆さまのご支持が無ければ・・・

2016本和菓衆「坂木司」先生の直筆ポップも登場

和菓子屋の楽しみ方はまだまだ無限?!

佐藤屋の新作菓子の中では、すっかり定番になりました
乃し梅チョコ「たまゆら」も、販売再開をお待ちだったお客様からの
大変なご好評を賜り、レモンと洋酒と黒糖の羊羹「りぶれ」も
相変わらずのコアなファンの方の人気。
また、今回の限定品として登場した渋皮栗と小豆の浮島に、
洋酒とシナモンを効かせた秋の菓子「秋すだれ」も予想を越える
大人気でした。

きっと山形一わかりにくい菓子を(名前や素材や見た目を総合して)
お届けしている最近の佐藤屋。それでもなお、試食や私たちの話を
通して、興味を持ち、応援をしてくださる皆様のおかげで、色々な
ところからのお声をかけていただける様になりました。
本和菓衆もワカタクも、そんな日頃の佐藤屋の延長にある取り組み。

「和菓子のアン」「アンと青春」とのコラボにしても、私たちの取り組みを、
面白いと思ってくださった作者「坂木司先生」がいらっしゃったから。
僕らの「面白い」が、どこかの誰かに伝わっていく事で、きっとまだまだ
想像もしない「面白い」ことが実現していくんではないかな、と勝手に
期待をしています!

いつも、山形でも一風変わった取り組みをしておりますが、それを
「面白い」と言って応援してくださる皆様があってこそ、県外の
皆様にご紹介をする機会もいただけます。
これからもきっと、素直に「面白い」と思える取り組みをしていくと
おもいますので、応援よろしくお願いいたします!

追:10/27(木)~10/30(日)の4日間、佐藤屋秋の感謝祭開催です!
いつもの応援への感謝を込めて!詳しくは佐藤屋の公式サイトにて!

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