新元号の発表からすぐに、乃し梅~るの元号入りのものを
お出ししまして、新元号「令和」の発表を祝った佐藤屋で
ございましたが、考えることが近い方は沢山にいらっしゃる
ものでして、色々な元号の文字入りのグッズが瞬く間に
登場するあたり、昭和から平成とは違い、一つの時代の終焉と
いうよりも、新たな時代の始まりへの期待感を感じたりしております。
しかしながら、沢山の「令和」の文字入りのグッズを目にして
みますと、なんとなくミーハーな感じがしてきてしまった
私といたしましては、やはり和菓子屋らしい形での新元号の
発表を祝う形が欲しいな、と思いまして一品考えてみました。
写真の菓子「仲春令月」は乃し梅を、元号のいわれとなった
万葉集の梅花の歌の序文ということに由来して、梅の型に抜き、
台紙にはそのいわれを印字してございます菓子。
長い冬の後に、あらたな年の春を告げる梅の花を想いますと、
色々とある時代ではありますが、何か心が浮き立つ感じが
いたします雪国の菓子屋ですから、そんな形を表せたかと
思っております。
6日の土曜日から、まずは佐藤屋本店での販売となるかと思いますが、
構想段階で載せた各SNSをご覧になり、すでに御注文もいただいて
おったりいたします。
1袋350円(本体)で、お日持ちも2か月いたします。
皆様の話の種に。これから桜を迎える北国のお花見にでも。
大々的に、直接的にではないけど、皆様の新しい時代への
期待を込めたお席に添えていただけましたら。