夏が来たら思い出す、定番の味だからこそ、こだわりの「あんみつ」

山形 佐藤屋の夏の定番あんみつ東北の遅い桜も散りまして、昼間の日差しの感じも、夏を思わす時の増えてまいりました山形。
皆様にとって、夏を思うと登場する菓子と言えば何でございましょうか?

涼やかな表情を見せる菓子と言えば、葛さくらや水まんじゅうに水大福、各種のゼリー菓子や
水羊羹に葛きりなど。和菓子におきましても、透明感のある菓子を作りまして、少しでも涼を
呼ぼうとしてこられた、先人たちの偉大な技術が沢山にございます。

そんな中で佐藤屋では、一番の人気を誇りますのがこの「あんみつ」でございます。
長野県は茅野産の寒天を使いまして、昔ながらの包丁切りで仕上げた寒天は、
その切り口が違いまして、キリッとした食感で涼やかさを感じさせてくれます。
佐藤屋のあんみつ寒天の手切りの様子自家製の黒蜜も、とろみがついたものですので、しっかりと寒天にからみまして、
こちらも手煉りの求肥餅とこし餡との組み合わせで、昔からの根強いファンがいらっしゃる
菓子となっております。

ふと見渡せば、ところてん式に作られ切られた寒天的なもの、や黒砂糖ではないものを
使った黒蜜など、夏の和菓子にも、製造する側の合理性や経済性を求めるものが
多く見られるようになってきてしまいました。
安定していつでも何でも手に入れられる、と言う事には裏があるのだよな、などと手間のかかる
仕事をしておりますと思ってしまう次第ですが、何より美味しい、の本当のところを伝えて
いければ、と思いながらの菓子作りです。

これからの時期、涼やかな菓子程に、作る方の熱さは大変なもの。
夏の外が涼しく感じてしまったりもいたします工場の夏に向けて、また一歩ずつ
熱い暑い夏に向かって、菓子で季節感を感じてまいります(笑)

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